静岡市観光&グルメブログ『みなと町でも桜は咲くら』

静岡県静岡市のグルメブログです!ランチやカフェを中心に食べ歩きレポ毎日更新中!学生さんでも気軽にできるお店とガッツリ系も!観光やイベント情報もたまに紹介します!

『清水秋葉山大祭』火渡り修行で厄除け!1年を締めくくる火祭り!

広告

広告

清水の1年を締めくくる
纏行列と火渡り修行のお祭り!

水区八坂東、秋葉山・本坊峰本院とそれに連なる通り沿いにて、毎年12月15日~16日に行われる、清水の1年を通して最後のお祭り。400年以上の歴史ある火祭りです!

15日は清水区の消防団の皆様が、江戸火消しの様相で纏を回しながら練り歩く【纏行列】を昼過ぎに開催。16日の夜は伝統の【火渡り修行】が行われます。

火渡り修行は自由に参加でき、立ち昇る大迫力な炎を眺め、燃える道を素足で歩きながら1年の厄を払い、無病息災などを願う。清水の住民定番のイベントです!

区内のお祭りの中でも、七夕祭りと同等規模の縁日も開催されますよ!

※2023年度は雨予報につき、15日の纏行列は中止となりました。16日の火渡りも雨天の場合は中止となります。

清水秋葉山大祭

※当記事の秋葉山大祭の写真は2016年度のものです。

15日 纏行列

纏行列

年15日の13時半より開催【纏行列(まといぎょうれつ)】

清水駅近くの辻町より秋葉山本堂までの約1kmを、江戸時代の火消し(消防士)さながらに、清水の消防団に所属する皆様が『纏』を掲げて練り歩きます。

『纏』は上記写真に沢山写っている飾りのついた棒で、頭の部分にはどこの消防団か分かるよう、組を象徴する一文字が付けられています。

棒を回し、びろびろとした『馬簾』をなびかせるのですが、これが結構難しいそう。

お客さんの少ないスタート地点の辺りでは新人参加者の通過儀礼として行い、屋台が並ぶメインストリートに入るとベテラン参加者が担当するとのことです。

山伏を先頭に階段上のお堂まで

纏行列のゴールは秋葉山・本坊峰本院の一番頂上にあるお堂。境内にはたくさんの見物客が並んで行列を見守っています。

お堂前の階段は結構急で、重量のある纏を持って手がふさがった状態の行列で登るのは、見ているこちらがハラハラしますね。

先回りして前から見てみると、山伏の皆様が魔除けの法螺貝を吹きながら先頭を進み、その後ろに纏行列が連なっていました。

最後の儀式

お堂前では念仏が行われ、消防団の皆さんは纏を下ろし儀式を見守ります。最後に一斉に纏が掲げられるのですが、これが大迫力で一度は見てほしい光景ですね!

16日 火渡り修行

こちらのステージで開催

2日目の20時から開催【火渡り修行】

秋葉山の中腹にあるお堂・成田堂の傍にあるステージにて行われます。火渡りはその年の厄を払い、新年に向けて身を清めることで無病息災などを願います。

その年の行いが悪かった人は火傷すると言われており、火傷してしまった場合は身内にもそのことを公言して戒めて貰わないといけないしきたりです。

が、現代では年齢問わず誰でも参加可能になっている為、火傷などまずしないよう安全第一で行われているみたいですね。

高く高く燃え上がります

19時頃からステージ周りに人が並び始め、20時に山伏の皆様が再び本堂へ登り、本堂にて点火された松明を持って戻ってきます。

中央に集められた笹などの塊に火がつけられ、勢いよく燃えて天まで届きそうな巨大な火柱が立ちます。こちらも大迫力、火花にはご注意ください。

火柱がある程度収まると、ステージの中央から左右へ火を除け、その間を山伏や纏を持った関係者の方々が渡り始めます。これが火渡り修行です。

一般枠は20時半くらいから

関係者が渡り終えると、一般枠もスタート。特に受付などは無く、ステージの入口から列になり、靴を脱いでゆっくり歩いて火の間を渡ります。

順番待ち10人前くらいから靴を脱ぐので、滅茶苦茶寒い年末の夜に素足で待つことになり、この時間の方が修行かもしれないと思いましたね。

左右はメラメラと燃え続け、中央も燃えた煤の跡で床暖房の上を歩いてるみたい。割と熱いので小走りで渡っている方もいました。

渡り終えると足の裏は煤だらけ!洗い場も無いので、ウェットティッシュなども用意しておいた方がいいかもしれません。

御利益のある笹も忘れず

が小学生の頃くらいまでは、火が収まった後に四方にある竹が倒され、それをご利益だと奪いあう【竹取合戦】などと呼ばれるイベントが行われていた気がします。

時代の風潮もあり、まあどう見ても危険だったのもありますが、近年では中止となったようで、代わりに笹を受付で配っていました。

家内安全の御利益がある品とのことなので、是非お土産代わりに。

縁日も大規模です

屋台もたくさん

水を代表するお祭りは【七夕祭り】や【清水みなと祭り】がありますが、現在の縁日の規模は秋葉山大祭が圧倒的!

他のお祭り同様、年々規模は縮小しているものの、それを感じさせない程にずらずらと屋台が並ぶので、お祭りらしさは一番満喫できるイメージですね!

昭和の時代にはサーカスの興行も行われていたそうですよ!

清水のお祭りでは貴重な遊戯系

参道には飲食系が揃い、境内にはアトラクション系の屋台が多く、射的・ダーツ・輪投げ・ボール投げなど色々並んでいました。

秋葉山・本坊峰本院

秋葉山・本坊峰本院

祭の日くらいしか訪れたことが無かったので、夏ごろに改めて平日の【秋葉山・本坊峰本院】を周ってみました。

峰本院本堂

f:id:sakuyaoi:20191026031733j:plain

峰本院

面奥に見えるのが峰本院の本堂。先ほどまで人が居たのにいきなり消えてしまったような、不思議な空気を感じます。おみくじやお守りもありますが無人販売です。

秋葉三尺坊大権現(秋葉さま)を祀っています。長くなるので詳細は公式サイトをご参照下さい。☞ 真言宗醍醐派 秋葉山本坊 峰本院

f:id:sakuyaoi:20191026031739j:plain

お守りの販売コーナーも

手前を入った室内のお守り販売コーナーも無人販売。象の像や恵比寿様たちが目立っており、こちらも独特な雰囲気ですね。

広い境内を散策

f:id:sakuyaoi:20191026031744j:plain

お祭りの際は屋台が並びます

内は広く、散歩をしているおじいさんや小学生が走って遊んでいました。正面の木の間にある階段が、大祭の際に山伏が登っていた本殿への道です。

ちなみにこの辺りは、映画『ビー・バップ・ハイスクール』のロケに使われたこともあるそうで、背景に見覚えのある方もいるかも。

f:id:sakuyaoi:20191026031756j:plain

成田堂

階段の手前にある『成田堂』は、成田山新勝寺の成田不動尊が勧請され祀られているお堂とのこと。天井に吊るされた紅白の提灯が特徴的です。

本殿へ登ります

f:id:sakuyaoi:20191026031747j:plain

階段を上って頂上のお堂へ

祭の日も怖かったですが、あらためて見ても結構な急階段。登りは良いのですが、帰りが転んだらそのまま落ちそうで怖いのですよね。

f:id:sakuyaoi:20191026031750j:plain

頂上のお堂

頂上のお堂が本堂。成田堂と見た目はほぼ同じですが、こちらに秋葉三尺坊大権現(秋葉さま)の本尊が祀られているそうです。

施設情報

施設名 秋葉山・本坊峰本院園
住所 〒424-0038 静岡市清水区西久保1丁目1-14
連絡先 054-366-0140
駐車場 あり
アクセス 静鉄バス 山原梅蔭寺線
秋吉町バス停より徒歩3分
詳細 公式サイト

秋葉山公園

秋葉山公園

ちらも秋葉山、その上にある公園。本坊峰本院との間は地続きでなく、新幹線の線路で山が分断されており、少し離れた静岡インター近くになります。

豪華なアスレチックと清水の街並みを見渡す展望台、フットサルもできそうなグラウンドと芝生広場が揃った、区内でも規模の大きな公園ですね。

アスレチック『冒険の砦』

f:id:sakuyaoi:20191026031801j:plain

冒険の砦

清水区でも随一のアスレチック【冒険の砦】山の斜面にあるので、まさに砦って感じで楽しいです。大人用では無いので撮影の為に進むだけでだいぶ疲れましたが。

f:id:sakuyaoi:20191026031803j:plain

長めのローラースライダー

アスレチックの最後には独特な形の高台と、そこから山下まで結構な長さのローラースライダーも!大人の体で滑るとお尻にダメージを負いますので気を付けて下さい。

街並みを一望する展望台

f:id:sakuyaoi:20191026031808j:plain

港方面

険の砦から少し歩き、橋を渡った先が展望台になっています。手前に茶畑があったり、少し先に東海道新幹線の通過が見えたりと、清水の町を象徴する景色ですね。

この日は曇っていましたが、天気の良い日には富士山も綺麗に見えるそうですよ。

f:id:sakuyaoi:20191026031811j:plain

インター方面

清水ICがすぐ傍なので、ICに出入りする車もこちらから眺めることができます。以前は手前のホテルが無かったので、かなり人工物の少ない青々とした景色でした。

背景の山のグラデーションというか、段になった色合いがとても綺麗で、清水港側と比べる必要はありませんが、こちらも良い景色だと思います。

スポット情報

公園名 秋葉山公園
住所 〒424-0024 静岡市清水区八坂東1丁目364-2
連絡先 054-354-2273
駐車場 あり
アクセス 静鉄バス庵原線
鹿島神社前バス停より徒歩6分
詳細 公園整備課

関連記事

岡市の観光記事はこちら!