清水を見渡す山の公園と
清水を代表するお祭りの寺社
私のお気に入りスポット、清水を見渡す山の上の公園『秋葉山公園』と、秋葉山の中にある清水の四季最後のお祭りが行われる『秋葉山・峰本院』を紹介します!
秋葉山・峰本院は清水区西久保の小高い山の上にあるお寺で、地元ではお寺一帯や、お祭りである秋葉山大祭を含め、親しみを込めて『秋葉さん』と呼んでいます。
秋葉山・本坊峰本院
秋葉山公園からは少し回り道になりますが、こちらが秋葉山の寺社・本坊峰本院。写真は入口付近。頂上にある本堂まで、境内には歴史ある建物が並んでいます。
峰本院本堂
正面奥に見えるのが峰本院の本堂です。人の気配がするようなしないような、不思議な雰囲気。おみくじやお守りなども販売されているのですが、こちらも無人。
なんというか、つい先ほどまで人がいたのに消えてしまったような、そんな存在感のある異界の空気なのです。私がそう感じるだけだと思いますが。
秋葉三尺坊大権現(秋葉さま)を祀っていますが、宗教的な内容の部分はこちらでは紹介しないので、公式サイトや現地の解説をご参照ください。
こちらがお守りなどの販売コーナー。象の像や恵比寿様たちが目立っています。おみくじだけでなく、お守りも賽銭箱にお金を入れての無人販売。
人がいない場合はこちらに入れてくださいと書かれていたので、販売員がいるタイミングもあるのでしょうね。
広い境内を散策
境内は広く、散歩をしているおじいさんや、小学生が走って遊んでいました。正面の木の間に階段があり、頂上へ向かえます。
ちなみにこの辺り、ビー・バップ・ハイスクールという漫画の実写版ロケ地になります。そのまま使用されてるので、見たことある方には舞台巡りになりますね。
階段の手前にある『成田堂』成田山新勝寺の成田不動尊が勧請され祀られているお堂とのこと。天井に吊るされた紅白の提灯が特徴的です。
頂上へ進みます
この階段がなかなか急で、一気に頂上まで駆け上がる為、上りは良くても下りは怖いとおりゃんせな代物。転んだら最後ですね...。
頂上のお堂、成田堂と見た目はほぼ同じですが、こちらは秋葉三尺坊大権現(秋葉さま)の本尊が祀られているそうです。ということはこちらが本堂?
本堂は二つあるのでしょうか、また今年のお祭りで聞いてこないとですね。
12月開催・秋葉山大祭
秋葉山のお祭りは、毎年12月15日~16日に開催!清水のお祭りの中では1年のうち一番最後となる火祭りです!
400年以上の歴史があり、地祭りではありますが清水区内で知らない人はいない規模。清水区辻の町中から、秋葉山の山上にある本堂までたくさんの屋台が並びます。
清水を代表するお祭りは『七夕祭り』や『清水みなと祭り』がありますが、現在の縁日の規模は秋葉山大祭が圧倒的!他のお祭りが屋台メインじゃないのもありますけどね。
お祭りっぽさを感じるという意味では清水随一のイベントです!
他のお祭り同様縁日の規模は縮小しているものの、それを感じさせない程度にずらずらと屋台が並ぶので、見て回るのには一番楽しいお祭りだと思います!
昭和の時代にはサーカスの興行も行われていたそうです。
纏行列
秋葉山大祭を象徴する二つの行事を紹介します。
一つ目は『纏行列』辻町から秋葉山本堂までの約1kmを、江戸時代の火消し(消防士)さながらに、清水の消防団の方々が『纏』を掲げて練り歩きます。
『纏』はこちらの飾りのついた棒で、頭の部分にはどこの消防団か分かるように、組を象徴する一文字が付けられています。
棒を回し、びろびろした『馬簾』をなびかせるのですが、なかなか難しいようで、お客さんの少ないスタート地点の辺りでは新人の通過儀礼として行い、屋台が並ぶメインストリートに入るとベテランが回し始めるとのこと。
纏行列のゴールは頂上のお堂。境内にはたくさんの見物客が並んで、行列を見守っています。お堂前の階段を行列で上るのは中々怖いですね。
寺僧さんが数名、ほら貝のようなものを吹きながら先頭を進み、その後ろに纏行列が連なっています。
お堂前では寺僧さんたちの念仏が行われ、消防団の皆さんは纏を下ろし儀式を見守ります。念仏が終わると一斉に纏が掲げられ、これが大迫力!
私は先に一番上に居たので見られましたが、行列のみなさんでごった返す都合上、後から来ても見える位置には入れません。先回りして階段を上って待ちましょう。
火渡り修行
二つ目は『火渡り修行』2日目の20時から、成田堂前のステージにて行われます。秋葉山の火渡りはその年の厄を払い、新年に向けて身を清める儀式です。
その年の行いが悪かった人は火傷するとされており、火傷してしまった場合は身内にもそのことを公言してはいけないと言われています。
21時半頃から渡り始めるのですが、儀式の始まる21時から並んでいてはかなり後ろになってしまう為、20時には行列ができ始めます。
年末の寒い中なので、風邪をひかないようにしっかり防寒して臨みましょう。渡る際にはズボンをまくる必要がありますが。
火渡りは裸足で行います。渡る5人前くらいから靴を脱ぐよう言われるため、寒い地面に数分素足を晒さなくてはいけない最後の試練です。
左右に分けられた火種は尚も燃え上がり、間近で見る火はとても幻想的です。今年一年を振り返りながら渡りますが、歩く距離的に10秒ほどで通り過ぎます。
渡り終えると足の裏は煤だらけ!洗い場も無いので濡れタオルとウェットティッシュも必須ですね。火傷はしませんでした。
遊戯屋台コーナー
秋葉山大祭はアトラクション系の屋台が多く、子供達にも人気です。昔ながらの遊技場タイプの屋台は他の清水のお祭りには出店しません。
食事系の屋台は秋葉山までの沿道に並び、境内にアトラクションが並ぶので、沿道は大人が、境内には子供が集まっているイメージです。
清水の四季を振り返る1年最後のお祭り。ぜひ纏行列や火渡りを体験して下さい!
施設情報
施設名 | 秋葉山・本坊峰本院園 |
---|---|
住所 | 〒424-0038 静岡市清水区西久保1丁目1-14 |
連絡先 | 054-366-0140 |
駐車場 | あり |
アクセス | 清水ICより車で4分 |
詳細 | 公式サイト |
清水の町中を見渡す秋葉山の公園
アスレチックと展望台、広い運動場と芝生広場が揃った山の上の緑豊かな公園。
大人数でピクニック出来る広さが特徴ですが、山の上の都合階段が多かったりと、大人になった今は移動がすこーし酷ですね...!
駐車場の隣にフットサルもできそうなグラウンド、階段を上ると芝生広場、そしてその先が上の写真『冒険の砦』の入口です。色々省略しました。
丘のアスレチック『冒険の砦』
清水区でも随一のアスレチック、冒険の砦!清水には大きな公園が多いので、アスレチックもそれぞれ魅力的ですが、秋葉山公園はカラフルで可愛いのが良いですね!
撮影のために遊びながら写真を撮っていきましたが、大人用では無いので逆に疲れました。幅もギリギリ通れてよかった...!
アスレチックの最後には結構な長さのローラースライダー!
静岡市の日本平動物園には日本一のローラースライダーがありますが、こちらも普通の公園の遊具では充分な規模です。Twitterに乗せた動画をどうぞ。
みなと町を一望する展望台
冒険の砦から少し歩き、橋を渡った先が展望台です。全部解説すると画像も文章も長くなるので飛ばしました。それほど離れてはいません。
私の動画活動でもよく使っている清水港を見渡す山の景色がこちら。手前に茶畑があったり、少し先に東海道新幹線の通過が見えたりと、清水の町を象徴する景色です。
私は一度も巡り合えたことないのですが、天気の良い日にはここから富士山も綺麗に見えるそうですよ。
清水ICがすぐ傍なので、ICに出入りする車もこちらから眺めることができます。以前は手前のホテルが無かったので、かなり人工物の少ない青々とした景色でした。
背景の山のグラデーションというか、段になった色合いがとても綺麗で、清水港側と比べる必要はありませんが、こちらも良い景色だと思います。
スポット情報
公園名 | 秋葉山公園 |
---|---|
住所 | 〒424-0024 静岡市清水区八坂東1丁目364-2 |
連絡先 | 054-354-2273 |
駐車場 | あり |
アクセス | 清水ICより車で2分 |
詳細 | 公園整備課 |
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