静岡市観光&グルメブログ『みなと町でも桜は咲くら』

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『秋葉山大祭』清水の四季最後の火の祭り 厄落としは火渡りで!

清水の秋葉山

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秋葉山入口

葉山秋葉寺、清水区西久保の小高い山の上にあるお寺で、地元ではお寺一帯や秋葉山大祭を含めて『秋葉さん』と呼ばれています。人によって『さん』だったり『山』だったり当て方は違うかもしれません。秋葉山は全国にあり、清水の秋葉さんも独自の歴史と信仰があるのですが、ここで紹介すると長くなるので今回は清水秋葉山のお祭りにのみ触れていきます。

秋葉山大祭

毎年12月15日~16日に開催。清水のお祭りの中では1年のうち一番最後となる火のお祭り。400年以上の歴史があり、地祭りではありますが区内で知らない人はいない規模。清水区辻の町中から、秋葉山の山上にある本堂までたくさんの屋台も並びます。

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縁日

清水を代表するお祭りとしては、七夕祭りや清水みなと祭りがありますが、縁日の規模からすれば秋葉山大祭が圧倒的。イメージとしてのお祭りっぽさでは随一のイベントですね。他のお祭りの例にもれず規模は縮小しているものの、それを感じさせない程度にずらずらと屋台が並び、歩いていて一番楽しいお祭りだと思いますね。昭和の時代はサーカスの興行も行われていたそうです。

 

秋葉山大祭を象徴する二つの行事を紹介します。

纏行列

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辻町から秋葉山本堂までの約1kmを江戸時代の『火消し(消防士)』さながらに、清水の消防団の方々が『纏』を掲げて練り歩きます。

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纏の組を表す頭部

 『纏』はこちらの飾りのついた棒で、頭の部分にはどこの消防団か分かるように、組を象徴する一文字が付けられています。棒を回し、びろびろした部分『馬簾』をなびかせるのですが、これが結構難しいらしく、お客さんの少ないスタート地点の辺りでは新人の通過儀礼としてやらせ、屋台が並ぶメインストリートに入るとベテランが回し始めます。

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風が強いと上手に回すのは大変

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綺麗に回ると風情が出ますね

纏行列はゆっくり進んでいくので先回りして本堂へ向かいます。

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成田堂

冒頭で紹介した入口を抜けると成田堂があります。成田山新勝寺の成田不動尊が勧請され祀られているお堂とのこと。入口正面になるので、本堂と思いがちですがどうやら違ったようです。

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境内にも縁日

秋葉山大祭の屋台は特徴があり、辻町の通り~秋葉山入口まではお好み焼きやクレープなどの屋台グルメが揃っているのですが、境内の中にはほぼ食事の屋台がなく、代わりに射的や輪投げ、ダーツ、ボール投げなどアトラクション屋台がたくさん並んでいます。それも各一店舗ではなく境内ぐるりと遊びが揃い、子供中心に行列ができています。

屋台の天井からは『大衆娯楽遊技場』と幕が降ろされています。調べたところ昔からある屋台の形みたいですね。上の世代の方々には懐かしいものだそうで、世代を超えて愛される文化って良いですよね。

縁日の規模で次に大きい七夕祭りでも、射的や輪投げは1店舗ずつ程度しかないので、秋葉山大祭で遊べる屋台が敷地に集められた様には昔からワクワクしたものです(遊ばせてもらえたことはなかったけど)

縁日の射的や輪投げっておもちゃ屋さんのあまりものが景品になってるイメージあるのですが、秋葉山では結構豪華で、その年の最新のゲームソフトや、ハードまで並び、何とも豪華。ただしそう簡単に取れるものではありません。というかコルク玉で銅板を倒したり、輪ギリギリを狙うなんて、一年に数回だけ挑戦する子供ができる芸当じゃ無いですよね。理不尽を味わう教育としてはいいかも。ダーツや空き缶倒しは練習すればできそうですが、そう簡単じゃないんだろうなぁ。

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二日目に使います

こちらは後述しますが、二日目のメインステージです。屋台に囲まれ、境内の中心にあります。

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ビー・バップ・ハイスクール

余談ですが清水で撮影された昭和の映画『ビー・バップ・ハイスクール』でも秋葉山のこの辺りが登場しました。背後に見える柵が先ほどのステージになります。

 

 

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秋葉山本堂へ

秋葉山本堂へ向かいますが、斜度45度、なかなかの階段が立ちふさがります。登るのは問題ないのですが、降りる際にすぐ下が見えにくいというのは結構怖いものです、手すりが無かったら怖くて降りられないかも。

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秋葉山本堂

秋葉山本堂に着きました。社の形としては下の成田堂とほぼ同じです。木々に囲まれている為神秘的な雰囲気。参拝してしばらく待っていると、笛の音が聞こえてきました。

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纏行列が来ました

寺僧さんがほら貝のようなものを吹きながら先頭を進み、その後ろに纏行列が連なっています。順番に階段を上っていき、狭い秋葉山本堂前はごった返しの状態。

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消防団の方々でいっぱい

寺僧さんたちの念仏が行われ、消防団の皆さんは纏を下ろし儀式を見守ります。

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大迫力ですよ!

念仏が終わると一斉に纏が掲げられ、纏行列は終了となります。最後に一斉に掲げられた纏は大迫力!今回私は先に一番上に居たので見られましたが、行列のみなさんでごった返す都合上、後から来ても見える位置には入れません。ラッキーでした。儀式が終わると一斉に解散。ぞろぞろと階段を降っていきました。

火渡り

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山伏による儀式

2日目の20時からは先ほど紹介した成田堂前のステージにて火渡りが行われます。秋葉山の火渡りはその年の厄を払い、新年に向けて身を清める儀式です。その年の行いが悪かった人は火傷するとされており、火傷してしまった場合は身内にもそのことを公言してはいけないと言われています。なんとなく魔女裁判みたいな内容ですね。一般の方・旅行者の方でも予約なし、当日並ぶだけで参加できます。

火渡りに参加する方は20時前から並び始めるのですが、こちらの写真は既に21時頃。長い儀式を寒い山の上で待ち凍えそうですが、ここでいよいよ着火の儀に入ります。

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黙黙とモクモクと

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まるで生きているかのよう

消防団に囲まれている安心感はありますが、それでも大丈夫なの?ってくらい燃え盛ります。火花が散ってるのですぐ近くの木に引火しないか心配です。火は10分ほど燃え、次第に小さくなっていきます。

まだ火は残ったままですが、左右に寄せられ通り道が作られると、いよいよ火渡りが始まります。最初は寺僧さんたちなので、一般参加者が渡り始める時間は9時半頃です。渡り始めの際に、四方の青竹が倒されるのですが、いつからかこの竹から笹を取り持ち帰ることで家内安全のご利益があると言われるようになり、見物客の取り合いが風物詩となっていました。が、怪我人が多く出てしまったことや苦情から2015年以降はこの竹取りを禁止し、火渡り後境内にて竹を配るようになりました。

そもそも家内安全のご利益も酔った群衆が唱え始めた根拠のない言い伝えだそうで、秋葉山側からしたら風習でもなんでもないのですが、楽しそうならいいやで続いてきたものらしく、人の思いから続いた行事というのも願いが込められていてよかったかもしれませんね。現に笹は秋葉山側で配るように手配してくれている訳ですし。

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左右は焼けています

渡りながら撮りました。地面は高温、左右も焼けてる状態なので、長ズボンは上げて、靴下は脱いだ状態で渡ります。自分の番が5人前くらいになったら脱がなきゃいけないので、ものすごく寒い思いしながら待ちました。

間近で見る日はとても幻想的です。渡りながら今年一年を振り返りましょう。火花が当たるので普通に火傷する可能性がありますが、したとしても誰にも言ってはいけませんからね。わずか10秒もかからず、渡り終えると足の裏は煤だらけ。洗い場も無いので濡れタオルとウェットティッシュは必須ですよ。

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夜の屋台

終わってしまえば一瞬なのでさみしいものですが、屋台を見ながら帰路につきました。この記事、去年のことを写真から思い出しながら書いてるので結構適当です。毎年12月15日、16日は変わりませんので、是非一度火渡りに挑戦してみてください!ζζ

 

12/18追記 お問い合わせから指摘をいただきいくつか修正させていただきました!情報ありがとうございます!ζζ