緑地に並ぶ桜並木
郊外の穴場お花見スポット!
葵区麻機(あさはた)地区、静岡の地場野菜『あさはた蓮根』の産地として有名です。その麻機の遊水地周辺に、2013年に地域の人々によって桜が植えられました。
湧水地の池に沿って並ぶ約150本の河津桜並木。まだ新しい桜なので観光ガイドにも載っていない穴場花見スポットとして近年話題になっています。
寒桜なので見ごろは2月中旬から3月上旬。2016年より開花に合わせて桜まつりも開催されています。※残念ながら2020~2022年は感染症対策に伴い中止となりました。
麻機遊水地の桜
あさはた緑地とは
麻機は市内の難読漢字としても有名で、地図上でも『あさはた』の平仮名表記になっている山間のエリアです。
麻機遊水地は市内でもかなり低い土地になっており、安倍川の底より低いと比較される場所でもあり、かつては土砂溜まりの人が訪れる場所では無かったと言います。
自然再生事業により植物や野鳥の集まる遊水地に生まれ変わり、中心部の『あさはた緑地』は広場や公園として、地域の人々の憩いの場にもなっています。
桜並木はあさはた緑地のハス池沿い約300mに渡って並んでおり、近隣住民やすぐ傍の病院へ通う方々など、沢山の方がお花見を楽しんでいます。
とはいえ2013年以降にできた桜スポットな為、2020年現在はまだ有名と言えるまでではなく、朝方に行けば独り占めで桜を撮れるような穴場スポットでもあります。
ハス池の見頃は6月頃。2月の桜並木とは共存できず、枯れたハスのなかなか味わい深い残骸の姿も見ることができます。
約150本の河津桜並木
2月19日のお昼過ぎに行ってみました。さくら祭り直前ということもあり、ほぼ満開の河津桜。春の桜も綺麗ですが、寒桜は濃いピンクが見ていて楽しいですよね。
大がかりな機材で撮影する方、お爺さんお婆さん、子連れのママさんなど沢山のお花見客がいましたが、長い道なのでタイミングを見て人のいない桜並木も撮れました!
道幅狭めなので並木を通り越して桜のフラワーゲートです!
ハス池と反対側を見ると小さな川も流れています。小川と桜の組み合わせも自然を感じられる良い一枚になりました。
もう少しすると花びらが散り始めて小川いっぱいに流れそうですね。
桜と共生する生物
桜の周りは沢山の虫が飛んでいました。よく見るとミツバチです。桜はミツバチの大好物だそうで、特に河津桜の周辺では沢山見られるそうですね。
存在やどういう生き物なのか授業で習って知っていても、まじまじと眺める機会が大人になってからはありませんでしたので、貴重な写真が撮れました。
一部の木にはメジロも沢山止まっていました。甘いもの好きのメジロも桜の蜜目当てで寄ってくるようで、これだけ木があったら食べ放題ですもんね。
ある意味ミツバチの商売敵なわけですが、野鳥がこれだけ近くで眺められる機会もあまりないので、逃げる前にたくさん撮影しました。
上の写真は片足で枝につかまってますが、体の向きもあって片手懸垂をしているみたいに映ったメジロ。可愛いですね。
花弁の向きに合わせて逆さになったり枝に沿って進んだり。写真では分かりにくいですが、なかなかアクロバティックな動きを見せてくれました。
お花見だけでなく、桜に近づく生物を観察するのも楽しいですよ!2020年の見頃ももう少しですが、是非お立ち寄りいただけたらと思います!
スポット情報
スポット名 | あさはた緑地/ハス池 |
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住所 | 〒420-0962 静岡市葵区東532 |
連絡先 | 054-221-1251 |
駐車場 | あり |
アクセス | 静岡駅より静鉄バスこども病院線 「こども病院」バス停下車徒歩5分 |