『café MILES（カフェマイルス）』静岡駅南のジャズ喫茶＆BAR - 静岡市観光＆グルメブログ『みなと町でも桜は咲くら』

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市内では貴重なジャズ喫茶
夜のひと時を珈琲で一服

駿河区稲川、静岡駅南口から徒歩15分ほどの場所にあるジャズ喫茶＆BAR。学生時代にジャズ喫茶の魅力にハマったマスターによる、当時の熱気を再現したお店とのこと。

店名の由来はジャズ界のピカソ『マイルス・デイビス』今は少なくなってしまったジャズ喫茶の文化を伝えようと、定年退職後に地元静岡の地に開いたそうです。

お酒中心に豊富なドリンクメニューと軽食もそろっていますが、今回はオリジナルブレンドの珈琲を目当てに利用してみました。

お洒落ですが外観は普通のお家そのもの。手前も駐車場ではなく、マスターの自家用車が置いてあります。手前の看板に気が付かないと素通りしてしまいますね。

ジャズ喫茶である旨とメニューが書かれているので、偶然通りかかって入る方もいるのかな？情報がないとまさかここにジャズ喫茶があるなんてって外観ですが...！

ちなみに場所は以前ホテル取材記事を書いた『花月旅館』さんの目の前です。宿泊時の晩酌にもお勧めですね。

玄関すぐにたくさんのCDやDVDの並ぶ棚があり、音楽を楽しむお店の雰囲気にすぐ入っていけました。統一感のない雑貨を見ると見知らぬ家に入ってしまった感もありますが。

店内もリビングをそのまま活用したような雰囲気。座席はカウンター6席に6人で座れるテーブル1つのみと大人数での利用はできません。

スピーカーシステムやコンポなどが並んだ棚は、こちらもたくさんのディスクやレコードが並んでいます。棚の上のテレビでは演奏のDVDを流すこともあるそうです。

夕方18時以降からの営業ということで、基本バースタイルで運営されています。カウンターの雰囲気も普通の家のキッチンですね。

店内はカジノミュージックのようなお洒落なジャズが店内全体に反響するような広がりのある大音量で流れており、爆音といえる音の大きさながら心地よい響きです。

全盛期のジャズ喫茶を平成生まれの私は知りませんが、他にはない音を楽しむ空間の雰囲気はしっかり伝わりました。

お酒メニューは一通りそろっており、日本酒以外は基本何でもといった感じ。梅酒は自家製のようで瓶が置いてありました。お目当ての珈琲はソフトドリンクの欄ですね。

軽食はスナック中心ですがキッシュやパスタなど食事メニューも。今回の訪問時は丁度パスタを作っていて美味しそうな香りが充満していました。

キリマンジャロベースのオリジナルブレンド。ハンドドリップで丁寧に淹れていただきました。苦味6対酸味4程度のスタンダードで飲みやすい味わいですね。

苦味の奥に甘みがあるタイプとは対極の純な苦さが特徴です。濃い苦みが口に残るので、一度水を飲むとまた味わいが変わる気がします。

ミルクを入れると少し酸味が強調され、さっぱりいただけました。カップも大きめでジャズに聴き入りながらゆったり味わうことができました！

自宅に作ったジャズ喫茶と独特な雰囲気ですが、体の芯に響くような音楽を楽しめる素敵なお店です。お近くにお立ち寄りの際はぜひ！

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