フレンチ出身シェフによる
ビスク風コク旨海老カレー!
葵区横内町に2021年10月にオープン、2種のカレーを提供する4席のみの小さなお店。『カレーがメインだけどコース料理もあるので洋食屋』とのこと。
お話好きで素材への強いこだわりを持つシェフが一人運営。フレンチ出身なのにフグの調理免許も持っており、経験や技術を色々組み合わせた料理を模索しているそう。
名物・Curry De 海老は、殻まで丸ごと食べられるソフトシェルシュリンプを使用。たっぷり野菜はなるべく自然のままに、素材の旨味が詰まった逸品です。
店舗紹介
Curry de Deuc:雰囲気
新静岡駅前から連なる北街道沿い。駅チカ中心街からやや離れた喫茶店『チロル』が目印。右の廊下が小さなお店がいくつか連なる小路になっています。
Curry De Deuxさんは小路の一番奥。メニューの立て看板のみで頭の高さに店名看板などは無い為、一度は素通りしてしまう隠れ家感ある店頭です。
店内は厨房の見えるカウンター4席のみ。お洒落なジャズが流れています。シェフが目の前なので、料理についての話なども色々聞けました。
Curry de Deuc:メニュー
メニューはカレー2種とヴィーガンランチ。海老カレーがメイン/名物で、豚は毎日数量限定です。土曜日は仕込みの都合で豚以外の日替りカレーの日もあるそう。
オープンからしばらくは時間によって提供内容が変わっていましたが、慣れて来たとのことで12月より統一メニューとなりました。
17時以降は予約制のお任せコースのみ。2名から4名で1日1組だけなので、日が決まったら早めの予約がオススメですね。コースにカレーは出ないそうです。
名物・Curry De 海老
カレーは具の無いペースト状。殻が付いたままの有頭海老3尾に、野菜も丸ごと半分に切っただけのガッツリした見た目で乗っています。
『少し食べにくいかもしれないけど"映え"を優先した』とのこと。茶目っ気あるオーナーシェフさんです。各素材についてなども色々語ってくださいました。
ビスク風コク旨海老カレー
丸ごと海老の見た目に気を取られていましたが、カレー自体も海老の風味たっぷり!フランス料理のスープ・ビスク風に仕上げているそう。
海老ならではのコクと濃厚な甘みに優しめなスパイスの香り、辛さは殆どありません。とろみのある舌触りも含めクリーミーなルウが、食感硬めの酵素玄米によく合います。
玄米に小豆と塩を加えて炊き、数日熟成させた別名『寝かせ玄米』通常の玄米より栄養豊富なんだそう。カレーに合う食感を求めた宮城県産ササニシキとのことでした。
硬くパラパラ食感でとろみのあるカレーにピッタリ。噛めば噛むほど玄米自体の甘さも感じられ、ルウとの食べ合わせにも深みが増した気がします。
ソフトシェルで丸ごと美味しい
脱皮直後の海老(ソフトシェルシュリンプ)は殻がとても柔らかく、頭も含め噛んで丸ごといただけます。背ワタもほぼ無い品種で特有の癖や臭みも全くありません。
ニンニク入り(有無選べます)の油で軽く焼いたのみ、濃い味付けが無い食材そのままの風味を味わえる仕上がり。カレーと合わせて美味しくいただけました。
素揚げほどに火は通っていない為カリカリはしていませんが、身が詰まったプリっと食感から香りがスッと通り抜けていく、海老好きにたまらないメイントッピングです。
野菜も丸ごと自然な甘み
小松菜・カリフラワー・エリンギ・サツマイモ。野菜は旬や仕入れによって変わるものもあるそう。サツマイモ以外は半身にカットされたそのままの見た目ですね。
野菜も塩焼きのみの調理で、食材そのままの自然な旨味を味わえます。その分カレーによく馴染むのです。シェフ曰く『揚げ』を使わないのも店の特徴だそう。
コリっと繊維がジューシーなエリンギと、大きなシャキシャキ小松菜がお気に入り。一口で沢山噛んで味わうので、野菜を食べる満足感も高かったです。
個性も抜群な海老カレー。食材や調理法にこだわった、様々な経歴を持つシェフならではなここだけの逸品が味わえます。是非お試しください!
店舗情報
店名 | Curry De Deux |
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住所 | 〒420-0832 静岡市葵区横内町12 |
連絡先 | なし |
駐車場 | なし |
アクセス | 横内町静岡学園入口バス停より徒歩1分 |
定休日 | 日曜日・隔週土曜 (Instagramのハイライト参照) |
営業時間 | 12:00~21:00 土曜日のみ15時まで |
詳細 | 食べログ |