とろろ汁の本場・丸子で
半世紀続く定番の専門店!
旧東海道の町・駿河区丸子。今から400年以上前の東海道五十三次の時代、宇津ノ谷峠を越える前に力をつけようと食べられていたとろろ汁が今も人気の観光地です。
一松園(いっしょうえん)さんは、江戸時代から続く老舗の日本料理店。60年ほど前にとろろ汁専門店になり、現在まで続く人気のお店です。
丸子は一松園さんのお隣、浮世絵にも描かれたとろろ汁のお店『丁子屋』さんが有名ですが、他にも老舗のとろろ汁専門店がいくつも並んでいます。
店舗紹介
一松園:雰囲気
場所は丁子屋さん隣。駐車場は国1側にまたがって広めにとられています。お店自体は江戸時代から続いているそうで、外観も宇津ノ谷の集落と同じような時代の印象です。
店内は清潔で古さは感じません。窓からの緑が綺麗ですね。子連れにも配慮されています。こちらの部屋は4人テーブル×8席、他にも部屋があり宴会も可能とのことです。
一松園:メニュー
とろろ汁の専門店は大体、メインのとろろ汁定食+オプションで一品料理やお刺身などが増えていくパターンが多く、一松園さんも10種の麦とろ定食があります。
肉料理はなく、上位の定食も懐石料理のような組み合わせですね。各定食に追加されていく一品は単品注文もできますが、定食で頼んだ方がお得です。
こちらは定食には含まれない一品料理。お酒に合わせておつまみになりそうなメニューも揃っていますね。
お酒のメニューはビールと日本酒のみですが、丸子宿の地酒もありますよ!
とろろ汁定食【丸子】
定食に付いきたのは、みそ汁・おこうこ・小皿は茄子の胡麻和え。赤出汁濃いめの味噌汁は麦とろご飯とも合いますが、ねばねばのお口直しにもなりました。
金山寺味噌とたくあんもおかずになり、胡麻和えのナスもさっぱり冷たく自然な甘さで美味しいです。
ボリューミーなとろろ汁
今回は4人での訪問。とろろ汁はまとめて提供されますが、もともとお替りできるボリュームなので、4人前ともなると見た目から凄い量です。
とろろ汁はとろろに味噌のだし汁を加えて作るのですが、その味噌だしが各店違っており、一松園さんはかなりドロドロした印象+鼠色にも近い濃色になっています。
麦飯が浸るほどたっぷりかけていただきます。これだけかけても一人3杯分以上はありました。麦めしもそれ以上にお替り可能な量あります。
きざみネギを加えて完成。見た目の通り出汁の味が濃いめでトロトロと柔らかい口当たり。啜って食べると、ネバっとした食感から深みのある出汁の味が広がります。
シンプルなのですが飽きの来ない美味しさ。メインが麦とろご飯のみなので、2杯3杯と心ゆくまで食べられました。
揚げたとろろ汁・揚げとろ
こちらは追加注文した揚げとろ。自然薯の天ぷらのようなイメージでしたが、とろろ汁をそのまま揚げたって説明が一番近い気がします。
外側が少し硬めの膜になっており、カリっと食感。中はとろとろした先ほど食べたとろろ汁そのものと、なんとも独特な食感+味わいです。
甘醤油のタレもよく合っており、海苔と一緒に香ばしくいただきました。丸子・宇津ノ谷観光の際には、是非一松園さんのとろろ汁も試してみてくださいね!
店舗情報
店名 | 一松園(いっしょうえん) |
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住所 | 〒421-0103 静岡市駿河区丸子7丁目11-5 |
連絡先 | 0120-259-054 |
駐車場 | あり |
アクセス | 静岡ICより車で20分 |
定休日 | 火曜日 |
営業時間 | 11:00~19:00 |
詳細 | 食べログ |