『府中かしわで』移転オープンした人気居酒屋で金な粉そばランチ！ - 静岡市観光＆グルメブログ『みなと町でも桜は咲くら』

移転リニューアルした人気居酒屋で
金な粉麺と丼のお得ランチ！

葵区呉服町、2023年3月7日に移転リニューアルオープンした、静岡の食材にこだわった料理と、徳川家康公に肖った"金な粉麺"が名物の人気居酒屋！

以前は静岡市役所近くのビル地下で営業していましたが、2022年8月に起きたビル火災の影響を受け長期休業に。その後移転に踏み切り、約7ヵ月ぶりの復活となりました。

25日からはランチ営業も再開！名物の金な粉麺に選べるミニ丼がセットになったボリューミーなランチや、静岡食材にこだわった単品の丼などもお手頃に揃っています！

新しい店舗は青葉通りと玄南通りの間の、飲食店が連なる通り沿い。キルフェボン静岡店や、昨年オープンした麺処・VON GOSSOさんのすぐ近くですね。

白い壁に店名ロゴと、お店のこだわりポイントが描かれています。

入口傍に4人掛けテーブル1つ、カウンター5席と並び、奥の部屋が4人掛け5・6人掛け3の大衆食堂風なレイアウトの空間になっています。

以前の店舗のような地下独特のシックな暗さ・大人の雰囲気は無くなりましたが、明るくランチからカジュアルに利用しやすい印象ですね。

ランチメニューは平日限定。単品の丼メニューはお肉・魚・卵いずれも静岡産にこだわった品揃い。その他には名物の金な粉そば or そうめん単品とアレンジ品なども。

金な粉麺とミニ丼のセット、以前の店舗で提供されていたカツ丼や天丼セットは無くなってしまいましたが、丼のラインナップを変えてお手頃価格のまま提供しています！

夜のメニューは卓上の端末で注文するそうです。昼は起動されておらず、先ほどのメニューを見て口頭注文となります。

今回は"金な粉そばのざる"と豚ローストのミニ丼セット。提供時、そばにしてはかなり太い麺に驚くと思います。半々セットではなく、麺は1人前＋ミニ丼の量ですね。

解説が遅くなりましたが、金な粉麺について。

大御所時代の徳川家康公が、安倍川上流の金山を視察した際に、おやつに献上されたきな粉餅を【金な粉餅】の名でそのエリアの名物とせよと命じたそうです。

今でも人気の安倍川餅の前身が、その金な粉餅です。と、実際は安倍川餅の誕生エピソードではありますが、それに肖って生まれたオリジナル商品が"金な粉麺"な訳です。

色的には普通のそばですが、練り込まれた金な粉＝県産きな粉の粒が表面によく見えますね。やはり太さ的にはうどんに近いくらいありそう。

出汁につけずそのまま食べてみると、そば粉の香りより、きな粉の香りがかなり前面に来る仕上がり。噛めば噛むほどコクのある大豆の風味、自然な甘みも感じます。

コシも強く、普通の蕎麦では無いけど、うどんに近いとも言えず...蕎麦×うどん×パスタが一番イメージに近いかも？かなり独特な食感ですが、歯切れも良く美味しいです。

出汁が効いた濃いめのつけ汁。そのまま飲むと結構辛めですが、麺が太いので少しくぐらせて丁度いいバランス感。甘さは控えめで、麺自体の甘みと風味が際立ちます。

薬味のネギと山葵がかなりたっぷり乗っており、全部入れたらツンツンに辛くなりましたが、コシある食感含めさっぱりいただけてよく合いました！

こちらは以前の店舗でいただいた金な粉そうめん。こちらもガッツリ太く、そうめんの基準って何ミリだったかなと調べたくなりますね。

そばより色が薄いのですが、以前の店舗と照明などが異なるのもあって、写真的にはほぼ同じに映っちゃってますね。そうめんは強力粉ときな粉のみで作っているそうです。

少しだけちゅるっと感が強かった気もしましたが、時間が空いている為正確な違いは分かりません。気になる方は同時に両方頼んで食べ比べしてみてください。

ミニ丼はお茶碗サイズ。ご飯は一杯分乗っていますが、メインの豚ローストは3枚と少な目。ミニ丼ですからね。カイワレとツマ・レタスが乗ってヘルシーなサラダ風。

ジューシーにとろける感じはありませんが、しっとり柔らかく旨味が詰まったローストポーク。塩気はあっさり目ですが、噛むほど脂の甘みもあり、おかずになります。

おかずの量としては物足りなくもありますが、白米にはたっぷり甘みのあるソースがかかっており、そのままでも美味しくいただけました。

割と量の多い金な粉そばに、お茶碗一杯分のミニ丼がセットでお腹もしっかり満足！個性ある名物・金な粉麺をランチから気軽にいただけます。是非お試し下さい！