『川しん』静岡駅前エリアでも清水の溶き味噌ラーメンを！ - 静岡市観光＆グルメブログ『みなと町でも桜は咲くら』

ラーメン川しんアイキャッチ

清水のご当地ラーメンですが
常磐公園近くでも長年愛されています！

葵区常磐町、常磐公園近くにあるラーメン店。清水のご当地麺【溶き味噌ラーメン】をこちらでも提供。その発祥である『一元』で修業された方が独立オープンしたそう。

オリジナルな1杯としては濃厚餡のマーボラーメンも人気で、定番な醤油・塩も。カウンター中心の小さなお店ですが、昼も夜も幅広い世代に愛される人気店です。

どのラーメンも並盛りが他店の大盛くらいあるので、ガッツリ食べたい方にもおすすめですね！定番の溶き味噌ラーメンお目当てに再訪しました。

常磐公園北側の駿河町通りより、北へ1本入った一車線の通り沿い。赤い大きな看板と、光る立て看板が目印のレトロな外観です。

玄関入ってすぐ右手に4人掛けテーブル1、左手側は厨房を囲うL字カウンター6席の最大10名とコンパクトな店内。フレンドリーな店主さんのワンオペです。

お冷は玄関傍よりセルフ、BGMはなくテーブル上のテレビと調理の音が響いています。

定番のみそ（溶き味噌）はじめ5種類のラーメンに、カレー・餃子・他にちょっとしたおつまみ系とシンプルなラインナップ。麺の大盛オプション有、ライスも3サイズ。

ワンオペの為、注文によっては時間がかかったり、同じメニューの場合は逆に同時調理で早く提供されたりとタイミングがありますね。

ボウルのように巨大な薄青の丼は一元本店さんと同じものですね！出汁の色がほんのりついたほぼ透明なスープ、中央にたっぷり味噌の塊とチャーシュー。

今回は一元さんとの食べ比べも兼ねてなので比較ですが、チャーシューの切り方と黒ゴマが入った内容は鳥坂店さんに一番近いイメージだと思います。

半透明なスープは動物系の出汁の風味・ゴマの香りと胡椒のピリ辛がほんのりありますが、塩気が一切無いのでそのままだと薄く麺が絡みません。

きざんだチャーシューに隠れた結構たっぷり味噌の塊から、お好みに溶かして食べるのが【溶き味噌ラーメン】ですが、今回は満遍なく全て溶かして混ぜました。

全部混ぜると結構濃い味なバランスに。ほんのり苦みもある香ばしさを感じる味噌で、動物系出汁としっかり馴染んでコクのある甘辛にまとまりました。

元のスープ自体がサラッと、味噌を溶いてもとろみはほぼ無いので、後味も濃さが残らないさっぱりな仕上がりですが、一口ごとじんわり体の芯から温まる美味しさですね！

一元本店さんの味よりは胡椒がやや濃く、ピリ辛感が強めな印象でした。

麺も一元さんの特製麺を仕入れているとの話で、同じ極細ストレート。茹で加減がデフォルトでやや固め、コリコリ感の強さが楽しく、スープもよく絡みます！

もやしやネギもしっかり絡んで、コリコリシャキシャキな食感の変化も楽しいです。並盛の時点で茹で前200g近くありそうなボリューム。大盛はすさまじそうですね。

細切りながら弾力食感残るカットのチャーシュー。肉質も程よく噛み応えありますが、細かいので食べやすいです。甘み強めに味がついて、肉の旨味もアクセントに！

具もたっぷり、みそラーメン単品でお腹いっぱいになる逸品でした！

マーボラーメンは川しんさんオリジナル。麻婆豆腐ではなく、麻婆餡のみ。かなりどろっとした餡が熱々スープに蓋をして、食べる際は激熱注意です。

餡自体がかなりスパイシーで舌がヒリヒリしてくる辛さ！こちらも胡椒系ですが、みそとはまた違った方向性で、ひき肉の旨味を引き立てつつ激辛寄りですね。

刻みチャーシューは同じく甘めなので、交互に食べるとよいバランス。麺はやはり多く、単体でお腹いっぱいになりますが、追い飯もしたくなる餡でした！