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【静岡市駿河区】旧マッケンジー邸(登録有形文化財)【2025年4月まで休館】

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戦前からの貴重な建築を公開中
駿河区の雰囲気あるレトロ洋館

駿河区高松に建つ洋館。正式な登録名称は【旧マッケンジー住宅】~邸は市民の愛称です。戦前から残る貴重な建築として、国の登録有形文化財に指定されています。

静岡市の名誉市民第1号としても知られる、社会福祉家として親しまれた夫人と、茶貿易商マッケンジー氏が暮らしていた住宅を資料等と共に一般公開しています。

以前はドラマ撮影のロケに使用されたり、一般貸切の撮影会なども可能だったそうですが、現在は老朽化による現状維持の為もあり不可となっています。

※耐震補強を含めた改修の為、2023年3月末を以て長期休館となります。公開再開は2025年4月を予定しているそうです。

旧マッケンジー邸

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広大なお庭付き

前に広大なお庭を持つ洋館。国道150号から陸側に入ったすぐの場所。今は道が整備されて海は見えませんが、当時は広大な駿河湾が目前に広がっていたことでしょう。

入口に駐車場がありますが、曲がる道が静岡→清水側にしかありません。清水側からは手前で折れて浜街道を通るか、浜川新橋まで遠回りする必要があります。

無料一般公開されています

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入口

ッケンジー夫婦の写真がお出迎え。入館料などもなく自由に館内を観覧可能です。コロナ禍の為、入口で名前と住所の記入のみ必要となっています。

また展示物に触れたり棚を開けたりといった、見てまわる以外の行動は施設保護のため禁止されています。詳しい禁止事項などは館内のスタッフさんに聞いて下さい。

一階の広い食堂

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サンルーム付きの食堂

内で一番広い空間が食堂です。奥は三角に突き出た空間に大窓が設置されており、太陽光がしっかり入ってくる明るい空間となっています。普通に住んでみたい...!

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資料展示もあります

中央の机には資料が並んでおり、マッケンジー夫婦の生涯や静岡市への貢献などが分かりやすく紹介されています。

マッケンジー邸は、日本の洋風建築の礎と言われているウィリアム.M.ヴォーリズ氏が手掛けた建築。資料にはヴォーリズ氏についての紹介もありました。

静岡県内に現存するヴォーリズ氏の建築はマッケンジー邸のみです。

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台所

奥の部屋にはこちらも広めの台所スペース。当時のシステムキッチンのような設備がそのまま残されています。これだけコンロがあったら何でも作れちゃいますね。

お洒落な書斎

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書斎

1階の大きなもう一部屋は大きな暖炉とオルガン・ピアノが並ぶ書斎。食堂や台所と異なり、壁も木造なのが特徴的です。こちらも窓からみえる緑に落ち着く空間ですね。

この他にも部屋がありそうでしたが、老朽化の為か立ち入り禁止となっていました。

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二階へ

立派な階段をのぼって二階へ上がれます。静かな空間に響くミシミシ音が少し怖いですね。この時間は私しかいなくて本当にシーンとしていました。

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階段上の日本人形

マッケンジー夫妻のコレクションか聞き忘れましたが、階段上に日本人形が飾られていました。カメラを構えるとこちらを向いたような...?

二階は生活スペース

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裁縫室

ちらは裁縫室だったそうです。イスとテーブルしかないので当時のイメージは難しいですが、光も差し込む程よい空間ですね。

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寝室

夫婦用の寝室は現在公開されておらず、こちらはお客さん用の寝室だったそう。シーツが綺麗にしてあるせいか、誰も居ないのに人の気配が...。

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ユニットバスのような

こちらもお客さん用のお風呂。湯舟はそれほど大きくありませんが洗い場は広いですね。トイレも並んでおり、ユニットバスのような空間です。

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お手伝い室

入口に【お手伝い室 MAID RM】と書かれていました。使用人の方々は日本人で、和室の方が過ごしやすいだろうと配慮されていたのかも。

公開中の部屋はおそらくこれで全部。三階への階段もありましたが立入禁止でした。

老朽化もあり、現在探索できる空間は少なめでしたが、当時の暮らしや建築を興味深く見て周れる貴重な施設です。是非お立ち寄りください!

アクセス情報

施設名 旧マッケンジー邸
住所 〒422-8034 静岡市駿河区高松2852
連絡先 054-237-0573
駐車場 あり
アクセス 浜敷地バス停より徒歩4分
定休日 月曜日・祝日の翌日
営業時間 9:00~16:30
詳細

国登録有形文化財 旧マッケンジー住宅:静岡市

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