朝から食べるさっぱりラーメン
藤枝朝ラー発祥のお店!
藤枝市志太、近年テレビ番組でもよく取り上げられる静岡のご当地グルメ『藤枝朝ラーメン』発祥の店。1919年創業と100年以上続く老舗の人気店です。
元来、藤枝朝ラーはただ早朝営業のラーメンを食べる文化ではなく、言葉が使われた当初は数軒だった"マルナカさんのスタイルを踏襲したお店で食べる事"なんだそう。
今はスタイルをそのまま踏襲した『マルナカ系ラーメン』とも呼ばれる店、そうでない店含め、藤枝朝ラーを売りにした店は20店舗程営業中とのこと。
そんな始まりの店マルナカさんに今回初挑戦してみました!
店舗紹介
マルナカ:雰囲気
立派な一軒家の外観。道路沿いから見えるわかりやすい看板などは無く、暖簾にも店名が書いてないので店の姿を知らないと通り過ぎてしまうかもしれません。
隣に『丸天』という店の駐車場看板があるのもちょっとややこしや。店前の駐車場は9台・道路を挟んだ左斜め向かいに12台分スペースがありました。
レトロな大衆そば店のような雰囲気。4人掛けテーブル6つと4人掛け小上がり座敷が3つ、感染症対策でテーブルだけでなく席間にも大きなパーテーションがありました。
今回は平日で朝ではなく12時過ぎくらいの訪問。それでも行列になっており前に5組ほど。回転は早いようで10分ほど待って入店できました。
マルナカ:メニュー
注文は入口の食券機で。基本の温冷中華そば並と大盛・チャーシューが大きなタイプのチャーシューメンは温のみ・写真は無いですがカツラーメンと季節の品も。
各種トッピング100円とドリンクも揃っています。
マルナカの中華そば
冷やし(大盛)
温の中華そばを食べてから冷やしも両方食べるのが藤枝朝ラー流という方も多いみたいですが、今回は3人で訪問したため普通に一人1杯ずつ。私は冷やしの大盛です。
麺が良く見える油のない透き通ったスープ。脂の少ないモモ肉チャーシュー・メンマ・ネギ・海苔・ワサビと紅ショウガ。それらのトッピング含めてマルナカスタイル。
普通盛りを頼まなかったので容器の違いは判りませんが、大盛はかなり大きな透明丼に入っており、麺のボリュームがよく分かります。朝から大盛はきついかもですね。
油のない見た目通りに、ラーメンと言うよりは出汁が効いた蕎麦やそうめんに近い冷たいスープ。甘み強めですが飲み干したくなるさっぱり感。
シンプルで味わい一辺倒なので、麺を半分食べた後や飲み干す際はワサビを溶かしたり胡椒を加えてピリッとアクセントに。
中太...よりもう少し太い印象のストレート麺。とてももっちりとしており、麺自体に甘みを感じます。冷たいスープもよく絡みました。
薄くて脂身のないチャーシューもマルナカ系の特徴。柔らかくは無いですが噛むほどジューシーな旨味を感じます。
チャーシューメン
チャーシューメン、こちらは温のみ。ネギとメンマのシンプルなトッピングはそのままですが、チャーシューが大きなものに置き換わっています。
普通の温冷で食べ比べも良さそうですが、スープや麺も変わらないそうなので違いはチャーシューだけですね。温にはワサビと紅しょうがは入っていません。
冷たいスープを温かくした感じとも少し違い、こちらは昔ながらの中華そばらしい肉の旨味も感じます。チャーシューの出汁が出てたからかも?
麺は冷と同じですが温かい分少し弾力弱め。それでももっちり食感は変わりません。こちらのチャーシューも脂身は無いモモ肉でサイズが大きいだけでした。
カツラーメン
写真がなかったカツラーメン。大きなカツが4等分にカットされ浮かんでいます。こちらはスープの味から異なり、甘みが強く和出汁が効いたより蕎麦つゆに近い味わい。
温の中華そばのスープよりもかなりかえしが濃い目で、あっさり系が好みの方には少しくどいかもしれません。
カツは肉より衣が厚く肉自体の旨味は控えめですが、スープをたっぷり吸って独特なコクある味わいに。ボリュームもあって一番ガッツリいただける品だと思います。
初めて本場の藤枝朝ラーをいただきましたが、シンプルながら出汁の効いたスープ、それでいて朝からあっさりいただける逸品だと思います。是非お試しください!
店舗情報
店名 | マルナカ |
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住所 | 〒426-0071 藤枝市志太3丁目1-24 |
連絡先 | 054-646-1516 |
駐車場 | あり |
アクセス | 志太温泉入口バス停より徒歩2分 |
定休日 | 日・祝・第2/4土曜 |
営業時間 | 8:30~13:20 |
詳細 | 食べログ |