赤身肉の聖地が静岡上陸!
東京吉祥寺で赤身肉の聖地とまで呼ばれた肉料理店『肉山』肉好きの間で全国的な知名度と共に、半年以上予約が取れないと話題のお店だそうです。
そんな肉山も全国に支店を展開を始め、2018年9月7日ついに静岡にもオープンしました!駅チカで最高級の肉コースが満喫できますが、こちらも予約困難となっています。
静岡のグルメブロガーが力を結集し、なんとか初日予約をゲット!正式オープン一番最初の肉山静岡登山を体験してきました!
店舗紹介
肉山 静岡:雰囲気
静鉄新静岡駅の改札を出て右に道なり30秒。SOZOSYA 鷹匠ビルの2階が『肉山』静岡です。目立たない看板ですが、駅からは目と鼻の先ですね。
店内はカウンター席・テーブル席と揃っていますが、冒頭の通りすべて予約制。席も指定で19時に全員同時スタート、現在は二部制とのこと。
店内は肉一色で、至る所に牛や肉をモチーフにした飾りや隠れ牛がいます。カウンターのワイン瓶にも肉のラベルが貼られていました。
牛や肉モチーフのインテリアや食器の他、インスタ用の枠や記念撮影用のフラッグなど、グループで盛り上がる演出も揃っておりラフに楽しめるお店です。
肉山 静岡:メニュー
メニューは5000円の『お任せコース』のみ。キムチ・焼き野菜・色んな肉・〆ごはんと抽象的に書かれていますが、仕入れによって日替わりとのことでした。
飲み物メニューは静岡の地酒も含め各種ありますが、居酒屋程豊富なラインナップというわけではありません。肉バルではありませんがカクテル系が欲しいところ。
飲み放題コースもありますが3000円からですので、5杯以上くらいは飲まれる方じゃないと単品の方が良いかな?コース選択はグループ単位となります。
肉を満喫。お任せコース。
※各種写真は4人前です
0合目 トマト&キムチ
肉山さんのコースを食べることを『登山する』と言うらしいです。席について登山開始!まずは机に置かれていた二品、プチトマトとキムチをつまんで料理を待ちます。
プチトマトはフルーツ並みに甘く、トマトがあまり得意ではなかった私でさえ摘まむのが止まらなくなるレベルでいくらでも食べられそうでした。
キムチも自家製でコクある逸品。かなり辛いですが癖になります。プチトマトとキムチは食べ放題なので飽きるまでトマトをお替りしてました。
乾杯にビールを注文。グラスにも『肉』『29』の文字、徹底されています。
1合目 色々なお肉のパテ
メニュー名を聞き忘れたのではなく『色々なお肉のパテ』が正式名称。抽象的ですがまさにその通りで複雑で濃厚な肉の旨味が詰まった爆弾料理です。
内臓も混ざってるので癖が強く、苦手な方もいるかもしれません。口に広がる肉の香りはクリーミー!厚くて食べ応えもありました。
パテは塩味濃いめですが、卓上のマスタードを付けたりキムチと一緒に食べるとさっぱりして味にまとまりが出ます。
2合目 いわて短角和牛のソーセージ
お肉二品目は『いわて短角和牛のソーセージ』濃い色でハンバーグのような見た目、食べ応えのある厚いソーセージです。
和牛100%でソーセージというより最早ステーキ。こちらも味濃いめでビールが進みます。弾力が強く、和牛の旨味がこれでもかと濃縮された逸品でした。
3合目 長野県産えりんぎ
身が極厚なえりんぎ。見た目も綺麗で絵になりますね。塩が振られていますが味は薄めでかなりさっぱりした味わいです。
断面で立てるとまるでホタテの貝柱ですが、貝柱並みのコリコリ食感に柔らかさもお肉と並んで見劣りしません。
間に挟まる焼き野菜はお口直しらしいですが、これだけ美味しいとお肉を繋ぐ料理としてもバッチリだと思います。
4合目 豚肉のロースト
今回唯一の豚肉メニュー、厚切りローストポーク。三元豚を80分かけてじっくり焼き上げたこだわりの一品です。
脂身を中心にぷるんぷるんと柔らかすぎるお肉の食感!脂がじゅわっと口いっぱいに広がりますが、全然脂くどさは感じません。
味は薄めで、卓上の塩やマスタードなどを付けていただきます。
肉山さんでは『海人の藻塩』という高級塩を使用しており、結論どのお肉も塩が一番肉の旨味を感じられました。
5合目 熊本県産あか牛の外もも肉
赤身肉!ここからが肉山さんの真骨頂、どれも同じ調理法なので見た目は似たりよったりですが、肉の種類が違うので食感も味わいも全然違います。
外もも肉は血の味も濃いめで癖がありますが、お肉自体はとても柔らかく、噛むごとに甘みが漏れ出す柔らかいビーフジャーキーのような逸品でした。
今回のメインに使うイチボとトモサンカクですと肉魅せをして下さいました。厚切りの肉が箱に詰められてる光景に興奮しない人はいません...!?
6合目 北海道産アスパラ
赤身肉が続くかと思いきやここでもお口直し、焦らされます。アスパラはとっても香ばしく甘みも充分。食感がしっかりしているので口寂しさにピッタリです。
焼き野菜はどれも美味しく、これはこれで無限に食べたくなりますね。
7合目 熊本県産 馬肉もも
お次は馬肉。見た目は牛とほとんど変わりませんが、脂の感じが豚肉にも近そうな印象でした。お肉に合わせた熊本産の特製生わさび付きです。
馬肉ももはかなり噛み応えが強く、噛めば噛むほど味が出てくるお肉。ここまでで一番肉肉しさを感じます。シャキシャキ食感のわさびは辛すぎず馬肉との相性抜群!
美味すぎて馬になるほどの逸品です。
8合目 肉山特製肉みそきゅうり
再びのお口直しですが、こちらは味噌が肉のうまみたっぷりで最早肉料理。甘い風味は全て肉の旨味からできており、白米にそのままかけて食べたくなりました。
瑞々しいきゅうりとも勿論相性抜群。この肉みそだけでもお土産で買えないか相談したくなる逸品でしたね。
9合目 熊本県産あか牛のランプ
あか牛に戻って今度はランプ(お尻)の部位です。見た目からまた弾力強めかと思ったのですが溶けるほどの柔らかさ。良い肉は見た目で判断できませんね。
先ほど見せていただいた塊肉がこれだそうで、こちらが今日一番のメインだったのですね。お肉の甘みと噛むほど感じる脂の旨味は確かな主力級。
柔らかさは今回のメニューの中で随一でした。いつまでも噛み続けたい強い旨味ですが舌に溶けてしまいます。
頂上 熊本県産 馬肉ハラミ
メインが終了したと思ったらさらに一品、しかも馬肉。柔らかいお肉の後でどんなものかと思いましたが、これが恐ろしいほど美味しい...!正にウマーベラス!
実は今回のメニューの中で最高級。馬肉のハラミは貴重で希少、先ほどの牛肉とグラム単価は倍以上違うのだとか。魔王の後ろに大魔王が控えてましたね。
脂が舌の上で広がっていき、スープを飲んでいるかのよう。こちらもあか牛ランプ並みに柔らかいのに、しっかり肉らしい食感も残ってます。
間違いなく肉山さんの大穴メニューですが、本当に希少な部分の為仕入れが安定せず、常に提供できるわけではないとのこと。出会えたらラッキーな大当たりな逸品です!
下山 〆 卵かけご飯 or カレーライス
お肉は以上、〆は卵かけご飯かカレーから選べます。卵かけご飯は1個70円の高級卵に塩出汁を掛けた肉山オリジナル。卵の濃厚さが分かる極みの一杯です。
高価な卵は見た目の質も素晴らしいですね。ご飯と混ざりあいとろとろと黄色い線を引いています。見た目からも濃厚さが分かりますね。
今回はサービスでカレーも試させていただきました。中辛程度で辛みは軽めですが、お肉がたっぷり。〆のはずなのにメイン級の肉がゴロゴロ入っています!
登頂完了
というわけで登頂成功!部位ごとの量は少しずつとはいえこれだけの種類のお肉が食べられるコース、ボリューム的にも大満足でした。
希少部位が多く、5000円の値段でもかなりお得だと思います。1食5000円は頻繁には食べられないけど、是非一度は絶対試してもらいたいコースですよ!
店舗情報
店名 | 肉山 静岡 |
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住所 | 〒420-0839 静岡市葵区鷹匠1丁目2-1 2F |
連絡先 | 054-221-1414 |
駐車場 | なし |
アクセス | 静鉄新静岡駅 徒歩30秒 |
定休日 | 水曜日 |
営業時間 | 19:00〜22:00(19時一斉スタート) |
詳細 | 予約情報はfacebookから |