夢の吊橋への道中休憩に
地物豊富な田舎そばの店!
榛原郡川根本町千頭、寸又峡温泉の観光街にある老舗の民芸品店兼お土産処。秘境スポットらしいならではの品が並ぶお洒落な店舗です。
お土産だけでなくお食事処としても営業しており、山菜や名物の山葵・とろろなどを使用した田舎そばや、シカ刺し・ヤマメ・手作りこんにゃくなどここだけの逸品も。
以前は『手造りの店さとう』の名で営業していましたが、定食などは止めお土産コーナーの充実に伴い『民芸品のさとう』になりました。
店舗紹介
民芸品のさとう:雰囲気
古民家カフェでは無いですが、古民家そのものなお食事処って風情ありますよね。背景の自然とのコントラストも最高です。
店前を通ると、店員のおばちゃんが勢いよく捲し立てて、夢の吊橋からのお客さんには『おかえりなさい!そば食べて行って!芋もちもあるよ!』
駐車場からのお客さんには『帰りによってね!』と話しかけてきます。
店内はお洒落に整備されており、手作り感あふれる飾り付けが四方に。店名も【手造りの店】と付いてますからね。
大きなテーブルなのに車輪が付いていて動かせるようになっていました。どういう時に動かすのかは謎ですが。
ハンドメイドらしい品や手筒に編み物と、この辺りも手造りの店の所以なのかな?見て回ると色々並んでいます。お土産も寸又峡らしい?品がたくさん揃っていました。
調理はテラス席を挟んだ小さな小屋の中で行うみたい。おばちゃんが注文を取り、おじさんが黙々と調理を始めました。小屋の外観は更に歴史を感じます。
民芸品のさとう:メニュー
以前は定食なども扱っていたそうですが、ご飯ものはやめてしまったとのこと。現在は田舎そばメイン+地物の一品料理&スイーツが揃っています。
山のお店としてはお値段もお手頃で、地酒もワンコインで試せるのがありがたいです。
寸又峡サイダー、そのまんまですが水が軽くて凄くさわやかなサイダーでした。炭酸も強くもなく弱くもなく優しいシュワシュワ。
本格田舎そばとシカ刺し
さとうさんのお蕎麦は黒っぽい色合い・荒いそば粉の【田舎そば】名前の通り山間のお店ではこういうお蕎麦が主流みたいですね。山菜たっぷりな3種を注文。
ツーンとサッパリわさびそば
そばの上に凍らせたわさびの茎がたっぷり!おまけに生ワサビも乗ったわさびを満喫する一杯。白黒ごまたっぷりの汁は甘めでさっぱりだけどコクある仕上がり。
弾力は少な目でブチブチ食感、粗挽きそのものこれぞ田舎そば。その分香りがかなり強いのも特徴ですね。
半解凍のわさびの茎が汁をさらに冷やし、夏場にもってこいの超さっぱりそば。茎も辛いし上のわさびを溶かすと更に辛いけど、とってもさわやかでいくらでも食べれそう。
辛さの奥から自然な甘みがある絶品わさび。本場の有東木からも近いですからね。まさに地物の味でした。
テーブルに置かれた見るからに辛そうなパウダー。こちらはちょっと入れるだけで激辛になる罠のようなスパイスですね。
辛党に人気のお土産だそうで、ちょっと入れただけで激辛でした。これ加えたカレー食べてみたいな。川根本町の辺りは同じようなスパイスも特産品とのこと。
しいたけそばと山菜とろろそば
山の幸の象徴しいたけがたっぷり&山菜入りのTHE田舎そば。汁を一口頂きましたが、しいたけの甘みがしみ込んで、わさびそばより濃厚な仕上がりです。
とろろも静岡の峠超えグルメの象徴ですね。田舎そばは静岡市の山の幸の魅力を引き出すうってつけの料理かもしれません。
貴重なジビエ・シカ刺し
なかなか鹿自体食べる機会無いですが、生でとなると更に限られてきますよね。特に今は生食は危険と公表されてますので自己責任で。
見た目は凍ったマグロのお刺身みたいな感じですが、味はしっかり肉!むしろ焼いてあるかのようなジューシーな肉の味。
シカらしさは分かりませんが、野性味ある脂の乗った赤身肉をストレートに味わえました。臭みや癖が殆どなかったのが意外でした。生姜も合わせれば普通に刺身肉です。
静岡食材の田舎そばが最高のお店です!夢の吊橋や寸又峡温泉の観光の際は是非お立ち寄りください!
店舗情報
店名 | 民芸品のさとう |
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住所 | 〒428-0411 榛原郡川根本町千頭372 |
連絡先 | 0547-59-2387 |
駐車場 | 有料駐車場あり |
定休日 | 年中無休 |
営業時間 | 7:00~17:00 |
詳細 | 食べログ |