水族館とご一緒に
三保の恐竜博物館!
清水区三保、東海大学海洋科学博物館に隣接する地球環境と恐竜の博物館。1981年に『恐竜館』としてオープンし、『三保文化ランド』の時代から営業しています。
1993年1月に自然史博物館と名を変え、2002年1月に現在の場所(人体博物館跡)に移転リニューアル。恐竜の展示がメインの博物館として今日まで愛されてきました。
大迫力な恐竜の全身骨格や、生命の進化の過程を紹介した展示など、見るだけで楽しく学べる内容が豊富!静岡の自然や生物についての展示も充実しています。
海洋科学博物館とセットのチケットがお得です。両方周ると一日楽しめる規模ですよ!
※施設老朽化につき、2023年3月31日を以て一般公開を終了いたしました。海洋科学博物館は一部のみ予約限定公開が行われますが、自然史博物館は完全閉館です。
東海大学自然史博物館
自然史博物館を象徴する?昔から入口を守り続ける2体の恐竜。手前のカラフルで目が綺麗な恐竜はティラノサウルスではなくタルボサウルス。記念撮影にぴったりです!
※2023年訪問時、いつの間にかタルボサウルスが居なくなっていました...!
自然史博物館:入館料
入館料は大人(高校生以上)1000円、4歳~中学生・65歳以上は500円。海洋科学博物館とのセット券が1800円・900円となっています。
水族館単品で大人1500円なのでセットがとてもお得ですね。見どころ満載なので両方周るなら3時間は欲しい所ですが。
自然史博物館:館内へ
外にある受付でチケットを購入し、玄関で見せて入場。入ってすぐのところにトリケラトプスの発掘途中の標本。発掘現場の様子を再現しているとのことです。
入口直ぐの左手側にはミュージアムショップ。
手前側にアクセサリが並んでいるので、お土産コーナーというより貴金属店のような雰囲気でした。もちろんお菓子やぬいぐるみなども販売されています。
一階と二階の展示は順序では後回し、まずはエスカレーターで一気に三階へ上がって、館内をぐるりと回りながら順番に下の階へ降りていきます。
ちなみにこのエスカレーターは人体博物館の頃からあり、心臓まで一気に登って食べ物のように館内を下りながら回る形なのはその頃からのスタイルです。
自然史博物館三階
脊椎動物の世界
最初のエリアは脊椎動物の世界。約四億年前に生きていた魚類や両生類・爬虫類などの化石が展示されています。動物だけでなく植物の化石もあります。
写真は手前がスクトサウルス、後ろのリーゼントみたいなのがディメトロドンです。入り口の狭めの展示スペースなので内容は少なめですがしっかり解説もされています。
恐竜の世界
第二エリアの恐竜の世界は自然史博物館のメイン展示。大迫力な恐竜の全身骨格がたくさん並んでいます。
全長26mもある自然史博物館最大の巨大な草食恐竜ディプロドクスの全身骨格。天井の高いこのエリアにしか展示できないびっくりサイズ!
こちらは有名どころ、トリケラトプス。像みたいな耳?がありますが、そこも骨なので硬いんですね。足も関節は細いのに足先が靴を履いているような屈強な感じ。
こちらも有名どころ、ティラノサウルス....ではなくタルボサウルスです。非常に似ているため亜種との説もありますが、学会では別属になっています。
足に比べて手が貧相な謎多き骨格で、ティラノサウルスと共に数年ごとにイメージ図が更新されていく、実はよくわかっていない恐竜ですね。
自然史博物館の展示は口を開けた手前に上れる台があり、食べられそうになってる写真を撮ることができます。
頭だけの展示や歯だけの展示など、恐竜の世界エリアは見どころたくさんです。骨を持ち上げて重さを感じる体験もありますよ。
自然史博物館二階
中世代の海
くびなが竜やアンモナイト、魚竜などが生きていた時代のコーナーです。くびなが竜の骨格はとても細かく、首からしっぽまでの一本がジッパーみたいに。
内容は少ないですが、三畳紀・ジュラ紀・白亜紀と時代ごとの貴重な化石を展示しています。アンモナイトの化石を触ることもできます。
海から生まれた生命
約5億4200万年前の【海から生まれた生命】【生きている化石】をテーマに展示しています。三葉虫やサンゴ、当時のカニの魚化石など海に住んでいた生物の化石中心です。
生きた化石として有名シーラカンスやカブトガニ、オウムガイなども展示されています。カブトガニ可食部なさそうなのに妙に美味しそうな甲羅ですよね。
哺乳類の世界
恐竜滅亡後の哺乳類の進化にまつわる骨格や化石などが展示されています。ヒトの頭蓋骨ってこんなに大きさ変わってるんですね。
ヒトの他にも馬の進化やゾウの進化など、哺乳類の祖先について詳しく紹介されています。
氷期の時代
哺乳類が発展する新世代とウルム氷期の時代に反映した動物を展示しています。
恐竜の世界よりも迫力あるかもしれない巨大なケナガマンモスの骨格標本を始め、貴重な骨格標本や化石が展示されていますよ。
身体よりも大きな悪魔のような角を持ったオオツノジカが私のお気に入り。
自然史博物館一階
静岡県の自然
静岡県の自然をジオラマや標本とともに紹介した【自然】要素のコーナー。恐竜がメインの施設ですが、自然についても学べる内容もしっかり。
静岡を流れる川と各地の自然の様子をジオラマで紹介しています。静岡市民ならここか〜となる各地の自然紹介など、近隣の小学校の教材にもなっているエリアです。
水族館と併せて見所豊富な施設。是非一度周ってみて下さい!
施設情報
施設名 | 東海大学自然史博物館 |
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住所 | 〒424-8620 静岡市清水区三保2407 |
連絡先 | 054-334-2385 |
駐車場 | 専用駐車場(有料:1日500円) |
定休日 | 火曜日・年末(夏休み期間等火曜日営業あり) |
営業時間 | 9:00~17:00 |
詳細 | 公式サイト |