普段使いでもお得に!
静鉄電車&バス一日乗車券!
静岡鉄道と静岡市内のしずてつバスが乗り放題の1日フリー乗車券というものがあります。現在静岡県民限定で2022年1月10日まで販売中です!
静岡市内の交通網は割と細かく広がっているので、少し遠出するだけでも結構な金額に。駅で簡単に購入出来て、使い方も気軽なので観光以外の普段使いもお勧めです。
折角のセールということで、どれくらいお得なのかの検証も兼ねて今回は当てのない市内バスの旅をしてみました。
静鉄 電車・バス1日フリー乗車券
こちらが電車・バス1日フリー乗車券。表右下に押された日付の24時間が有効期限になります。『新清水』は購入場所なので内容には特に関係ありません。
購入方法
販売場所は静鉄新静岡駅・新清水駅の有人窓口と、新静岡駅・静岡駅・清水駅にあるバス案内所のみ。
利用日の3か月前まで購入可能で、日付を指定して予め買っておくこともできます。泊りで観光する場合は連日分2枚先に買っておけるので便利ですね。
移動可能エリア
利用できるのは静鉄電車全駅と、しずてつジャストラインバスの静岡駅・新静岡駅・東静岡駅・草薙駅・清水駅・新清水駅から伸びる片道600円までの区画。
制限付きとはいえ、山奥以外の静岡市内ならほぼどこでもいけます。公式サイトに対応・非対応エリアが載っていますのでこちらからどうぞ。
途中から非対応エリア(駅から600円以上の区画)に入る線の場合は、都度差額を払うことで利用可能とのことです。
使用方法
バスは通常通り利用、入口の整理券が必要なので忘れず取ります。ICカードになれてると取り忘れそうになるので注意ですね。
降車の際は整理券を精算機に入れた後、運転手さんにフリー乗車券を見せるだけです。
静鉄電車は付属の切符を改札に通します。こちらは窓口などで人に見せる必要もなく、普通に通すだけで利用可能です。
静岡市内ミニ旅行してみました
折角なので旅行感覚で色々周ってみました。昼間の5時間程度ですが、予定なども立てず街中の情報を見ながら気ままなバスの旅です。
最後に通常かかる金額を計算してどの程度お得だったか出しますので、それだけ気になる方は読み飛ばしてください。
静岡市内のバスは環状型ではなく、各所へアリの巣のように広がるルートになっており複雑です。
地元の方以外は特に駅からの乗り場含めて分かりづらいと思うので、静岡駅北口にある観光案内所やバス案内所で行きたい場所を伝えて乗り場を教えてもらいましょう。
登呂エリアへ
途中からレポも記事にしようと思いついたのでここまでの写真を撮り忘れましたが、電車で新清水~新静岡、静岡駅まで歩き南口から登呂南に来ました。
目標は登呂遺跡、静岡駅南のバスターミナルから登呂方面は一直線。片道190円、12分程。歩く距離的には登呂遺跡入口より登呂南の方が近い気がします。
観光なら外せない登呂遺跡。小学校の教科書にも載っていた弥生時代の遺跡で、当時の暮らしを再現した竪穴住居などが並ぶ他、出土品展示の博物館もあります。
今回のお目当てはその近くのグルメ取材だったので実は立ち寄っておらず、この時期稲穂が黄金に輝いて綺麗なので寄っておけばよかったと後悔してます。
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サウナブームで全国に名が広がった、有名サウナーも絶賛するサウナしきじ。登呂遺跡から歩いて10分ほどなので、観光で疲れた体を癒すのに最適です。
今回は他にも目的があるのでスルー、紹介旅レポとしてはどうなのって感じですけども。入ったら長居しちゃってここで終わっていましたね。
話題となった今はお客さんが多すぎて取材記事は書けていませんが、私も何度も通っている素晴らしいサウナと水風呂のお店です。時間があれば是非お立ち寄りください。
丸子エリアへ
しきじまで来てしまうと帰りのバス停までそこそこ歩きますが、最寄りの『登呂コープタウン入口』からバスで静岡駅南口へ戻りました。1駅多いので210円です。
お次は静岡駅北口から藤枝方面のバスに乗り、丸子二丁目で下車。静岡駅からは12分ほど、片道300円です。
私はバス停周りのグルメ散策をして帰りましたが、紹介記事なのでこちらも観光スポットをいくつか。こちらはとろろ汁が有名な420年続く老舗食事処・丁子屋さん。
始めから丁子屋が目的なら新静岡駅から出ている『中部国道線』で『丸子橋入口』下車がオススメです。丸子二丁目も本数は限られますが中部国道線が通ってます。
東海道五十三次の時代、この先にある峠・宇津ノ谷を越える前の旅人が力を付けるためにとろろ汁を食べたお店です。今は定番の観光向けお食事処ですね。
東海道についての資料館なども隣接しているので是非お立ち寄りください。
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月を待つお寺・吐月峰柴屋寺。緑のお庭が綺麗で、10月にはお月見イベントも開催されます。こちらはバスが無いので丁子屋から山の方へ徒歩で向かいます。
立派なお堂やお庭でゆったり癒される個人的にお勧めなヒーリングスポットです。管理人のおばちゃんが語ってくれるお寺の歴史や伝説なども面白いですよ。
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宇津ノ谷峠の観光スポット・明治のトンネルもフリー乗車券の範囲内。丸子から歩いていくのは大変なので、中部国道線に乗って『宇津の谷入口』で降りましょう。
今回はここまでは行きませんでしたが、新静岡駅から470円の駅ですのでセール中の今は往復で元が取れてしまいます。
日本で初めての有料トンネルとして1876年に開通。全長203mでトンネルの先は藤枝市です。現在は無料で徒歩で通れます。中は涼しく、周辺の緑も綺麗なスポットです。
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安倍川橋で途中下車
色々紹介しましたが上記3スポットは今回は寄っておらず、丸子二丁目周辺のグルメ取材をしていました。結構な大旅行記事みたいになってますが実質はグルメ巡りです。
という訳で中部国道線は関係なく、丸子二丁目から丸子線を引き返します。静岡駅方面への道すがら、安倍川橋で下車。8分ほど、片道200円です。
安倍川橋バス停は妙に通るバスが多く、他のバス駅が1時間に2~3本停車の時間帯でも6~8本もバスが停まる非常に立ち寄りやすいバス駅になっています。
毎年静岡市で一番大きな花火大会が行われる安倍川橋。とはいえ台風や今年のウイルスなど様々な都合でもう3年行われていません。
私がブログを始めてから一度も開催されていないのでいつ紹介記事が書けることやら。穏やかな河原の空気と長い橋を眺めて一息。落ち着く開けた自然ですね。
メインはこちら。静岡土産の三大名物の一つ・安倍川もちを200年以上提供している専門店、石部屋さんです。バス停から徒歩1分、出来立ての生餅が味わえます。
歴史的にはきな粉餅のみが安倍川もちですが、あんころ餅もセットで提供が今の定番スタイル。どちらも甘すぎず柔らかくて美味しいです。テイクアウトもありますよ。
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浅間神社も寄りました
安倍川橋駅より丸子線で静岡駅方面へ、真っすぐ道を進み再び途中下車『中町(日本銀行前)』7分程、片道190円です。
こうやってちまちま途中下車するとどうしても高くついてしまいますが、乗り放題なので何度も乗ったり下りたりできるのが気軽で楽しいですね。
バス停から街の方へ3分ほど歩くと、浅間通りの入口大きな赤鳥居。目的は浅間神社でバス停的にはもっと近い駅もありますが、丸子線では静岡駅方面へ離れてしまいます。
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静岡おでんの名店や人気のどら焼き店など、観光向けにもオススメな店舗が並んでいます。
浅間通りを進んで静岡浅間神社へ、立派な社殿に手をあわせます。現在20年かけた平成の大改修を開催中、毎回どこかしらの社殿が工事していますね。
今の見所は楼門。長年工事中でしたが2020年9月末にお色直しが終わり、色合い綺麗に生まれ変わったばかりです。12月の式典まではまだ通行はできません。
浅間通りを歩いて戻るのは疲れるので、赤鳥居前のバス停『赤鳥居浅間神社入口』で『美和大谷線』に乗り換え。新静岡駅へ帰ります。
新静岡駅まで徒歩2分の『新静岡伝馬町』で下車。7分程、片道190円。今回の旅はここで終わりですが、この後清水へ帰る電車もフリー乗車券が使えます。
どれくらい得した?
【今回のルート】
清水駅→バス(100円)→新清水駅
新清水駅→電車(310円)→音羽町駅(喫茶モーニングに立ち寄りました)
音羽町駅→電車(140円)→新静岡駅→徒歩→静岡駅
静岡駅南口→バス(190円)→登呂南→登呂周辺観光
登呂コープタウン入口→バス(210円)→静岡駅南口
静岡駅北口→バス(300円)→丸子二丁目→丸子観光
丸子二丁目→バス(200円)→安倍川橋
安倍川橋→バス(190円)→中町→徒歩→静岡浅間神社
赤鳥居浅間神社入口→バス(190円)→新静岡伝馬町→徒歩→新静岡駅
新静岡駅→電車(330円)→新清水駅
新清水駅→バス(100円)→清水駅
合計2260円。690円でフリー乗車券を買ったので1570円分得しました。割引無くても880円分はお得ですね。
今回は軽くぶらつく程度でしたが、それでもちょこちょこバスを使うと結構かかってしまうので、電車とバスを往復分以上利用するならまず買っておいて損は無いです。
日本平や久能山下、清水なら三保の松原までも行けるので、もちろん時間調整は必要ですが静岡市内の観光スポット1日・定額で全部周れちゃいますよ!
観光はもちろん、地元の方も少し遠くに行く際には便利なチケットです!是非ご活用ください!
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