雨の日の絶景スポットで絶叫!?
秘境の温泉町で自然を満喫!
寸又峡は静岡市のお隣榛原郡川根本町、大井川の支流である寸又川の峡谷、そして温泉町です。寸又川を堰き止める大間ダムに架けられた『夢の吊橋』を渡ってきました。
緑映える山奥で、橋のかかる大間ダムは日本では珍しいターコイズグリーンに映える色合い。絶景スポットとして名高いわけですが、あいにくの雨模様。
美しいダム湖の姿は拝めず、傘を持って橋を渡る絶景が絶叫になった旅でしたが、雨の日でも見所豊富ですので順番に紹介していきますね。
自然に囲まれた寸又峡温泉街
駐車場の辺りから進行方向を撮った写真です!山の緑に囲まれていますね!寸又峡温泉街は観光地として整備されているのでお土産処や食事処が揃っています!
ただし吊橋方面は完全な山道な為明かりも無く、夕方以降は入らないよう書かれており、観光のお店も17時にはほぼ全店閉まっていました。
お土産処やお食事処毎に駐車場があります。どこも有料で500円に統一されていました。(奥の旅館だけ200円と書いてありましたが車進入禁止の札も...?)
夢の吊橋へ
山道を歩いていきます
店が連なるエリアを超え、車止めの入口を抜けると、自然豊かな吊橋へのハイキングコースに繋がっています。
詳しい説明などがあまり無いため、軽い気持ちで進むと結構大変!ここから吊橋までは約1.7kmほどですが、山道+階段もあり片道40分はかかりました。
行きは下り気味ですけど帰りが急な斜面&階段の登りで辛いですね。
山の方を見るとものすごい霧!ここまで霧がかるのも雨の日ならでは!緑の色も濡れている時の方が綺麗なので、自然を見る分には雨模様も悪く無いです。
途中見つけたお手洗いも洒落たネームセンスですね笑 山の天気は変わりやすいとはいえ、激しく降ったり止んだり、なんとも落ち着かない日でした。
天子(てんし)トンネル
昭和初期まで林業が盛んだった寸又峡で、木を運ぶトロッコ列車が通っていたトンネルの跡地。古い作りのトンネルです。
ここまで約20分!トンネルを超えればいよいよダム湖が見えてきます!
夢の吊橋への階段
階段の手前に夢の吊橋の注意書き。ここで言う階段は、これから下る吊橋への階段ではなく、吊橋の先にあるハイキングコースの階段のこと。
厳しければ引き返せばいいじゃんと思いましたが、どうやら行楽シーズンの夢の吊橋は一方通行で、途中で引き返して返ってこれないそうです。
ハイキングコース全て周ると2時間じゃ済まなそうなので結構厳しいですねぇ...。
サビも目立つ階段。ここも古くギシギシ揺れるので恐怖の吊橋に行く前の心の準備をするのに良いかも?階段自体が結構多く、下りは良いですが上りが辛かったです。
いよいよ夢の吊橋へ
ダム湖はやはり濁ってます
行きの道でも雨が降っていたので当然な訳ですが、ダム湖は濁流の濁り色でした。晴れた日はターコイズのそれは美しい景色とのこと。
緑豊かな自然自体はとても綺麗なので、あとは青空とターコイズの湖という3つのコントラストは本当に映えるでしょうね~また行きたいような...二度はきついような...。
悪条件で渡っていきます
吊橋の長さは90m、定員10名ですが明らかにそれ以上渡っていたので少し待ってから渡り始めました。
雨の中なので左手には傘を差し、右手にはストラップもない素の状態の小さなカメラ...両手がふさがり、且つ落としたら終わりの状態で恐怖は晴れた日の倍以上だったはず。
下は濁流...仮に転んでも人が落ちることはそう無い構造ですが、物は落としたら全部さようならです。行楽シーズンでは無いので往復可能で、すれ違いが結構大変でした。
途中で動けなくなってるお客さんや、写真を撮りながら飛び跳ねるヤバい人たちを尻目に恐怖を顔に出さないよう頑張って踏破です。
プロムナードコース...散歩と言うよりハイキングな気がしますが、そちらを見るとやはり先には辛い運命が待ってそうだったので、今回は引き返す道を選びました。
この時点で16時前でしたので、これ以上進むと明かりの無い道で迷っても大変です。先に進む場合は午前中にスタートできるくらい早めの行動を心がけた方がいいかも。
90mの恐怖を再び味わいつつ、元の道を歩いて帰ります。上り階段に、行きは下りだった斜面の道と、橋の揺れで徒歩感覚が狂った身には辛い帰り道でした。
町営露天風呂 美女づくりの湯
夢の吊橋への入口駐車場から近い町営の露天風呂。寸又峡温泉街の中でも一番気軽に、また魅力たっぷりに利用できるおすすめの温泉だそうです。
美肌になるアルカリ性温泉
晴れた日の大間ダム湖がまさにこういう色とのこと。ターコイズな青緑と、外から見える自然のコントラストが美しい露天風呂ひとつのみ!
6月頃の泉温は43度、pH値は9.1、アルカリ性温泉です。数値に偽りなく、石鹸水のようなヌルヌルすべすべしたお湯で身体がツルツルになります。
あまり長く入ってると乾いてきますし、足元もこけが生えたかのように滑るのでご注意を。洗い場はシャワー一つ、石鹸やシャンプーなどはありません。
設備はコインロッカーとドライヤー・トイレはありますが後は温泉一つです。※この日はお客さんが多かったので写真は現地の方からお借りしました。
料金・営業時間
大人 400円 小学生以下 200円 2歳以下 無料です。オリジナルハンドタオルも200円で販売されています。
営業時間は季節や月で替わるそうで、貼ってあった紙には2019年6月~7月は10:00~18:00(最終受付17:30) 金曜日のみ14:00~、木曜定休とのことでした。
男女温泉入口前に手作り感あるベンチの休憩スペースがあります。すべて木製で山小屋のような作りですね。実際山奥なので雰囲気あります。
お風呂の建物のすぐ下は川になっており、小さな滝も近くにあります。自然のBGMを聞きながらの入浴は本当に落ち着きます。
スーパー銭湯のように色々なお湯を楽しむ場所ではありませんが、疲れた体を癒すのに最適ですので、夢の吊橋のあとは是非寸又峡の温泉にも浸かっていきましょう!
スポット情報
夢の吊橋へは温泉の駐車場に止めて徒歩になりますので、ここには温泉のスポット情報を掲載します。
スポット名 | 寸又峡 町営露天風呂 美女づくりの湯 |
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住所 | 〒428-0411 静岡県榛原郡川根本町千頭368-3 |
連絡先 | 0547-59-3985 |
駐車場 | 各施設の有料駐車場あり(500円) |
定休日 | 木曜日 |
営業時間 | 不定(季節ごと変わります) |