周辺地域の小学生にも定番!
サービス充実な駄菓子屋のおでん!
葵区一番町、住吉公園の前にある駄菓子屋系軽食店。創業50年ほどの老舗とのこと。どろどろな出汁でよく煮えた静岡おでんも、お手頃価格で提供されています。
店内にはカウンター席もあり、おでんの他に焼きそばやたこ焼きなどの軽食も出来立て販売。勿論駄菓子やドリンク・アイスなども売ってますよ!
午後の放課後時間は公園に来る小学生たちのたまり場になるので、おでんや軽食お目当ての方は午前中~12時頃までがおすすめです。
店舗紹介
やました商店:雰囲気
公園の正面と分かりやすい立地ではありますが、営業中の旗以外に看板などは何も出ておらず、事前情報なしに通ってもどこで何を営業しているのか分からないですね。
何はともあれ旗が出ていれば営業中なので、写真正面の引き戸を開けて店内へ。
駄菓子やおもちゃがズラリと並ぶ、昔ながらの駄菓子屋のような品揃えではありませんが、子供たちの為に定番でお手頃な駄菓子を揃えた棚が二つ。
他にはコカ・コーラのドリンクケースに、撮り忘れましたがアイスケースの中には葵区新通の『飯塚製菓』さんの氷菓が並んでいます。
店内右側が厨房になっており、3席のみのイートインカウンターが設置されています。
ちなみに現在のスタイル&軽食提供を始めたのは2010年頃からとのことで、以前はもう少し駄菓子屋としてのレイアウトだったとのこと。
今の店主さんは二代目で、お母様が初代店主として駄菓子屋を長年続けていたそう。色々あって軽食販売を二代目店主さんの担当で開始し、今の形になったのだとか。
ドリンク販売の冷蔵ケースの一番下の段に無糖コーヒーと水のボトルがあり、コーヒーも無料でお冷代わりに飲んでいいとのこと。嬉しいサービスですね!
やました商店:メニュー
焼きそば・お好み焼き・たこ焼きは3種類。大盛以外はワンコイン以下と、このご時世にありがたい価格帯。おでんも1本80円で、3本ごと10円引きになるサービスも!
鍋は肉の脂がドロドロに浮いたタイプで、人によっては苦手な方もいるとは思いますが、この見た目こそが出汁しみしみの駄菓子屋系おでんあるあるなのですよね。
練り物・たまご・こんにゃく・芋など、定番どころが揃っていますが、箸で持ち上げてみないとどれがどれやら。牛スジは無く、肉はモツ串で全品均一価格でした。
やました商店の静岡おでん
おやつなので気になった品を軽めに。今回は糸こんにゃく・たまご・黒はんぺん・モツ串にしました。いずれもしっかり染みて黒々しています。
食べ応え抜群な糸こん
大き目な糸こんにゃく2巻きを、玉止めミニこんにゃくでまとめた美しきビジュアル。ぷりっぷり食感が楽しくも歯切れは良く、出汁の味もしっかり満喫!
塩味は薄めですが、肉脂の甘さやコクが濃厚で、噛んで味わい深い仕上がりですね。
しっかり出汁染みたまご
たまごも玉止めこんにゃく付きで、これぞ駄菓子屋おでん!他よりは染み色薄めでしたが、出汁の味はしっかり黄身の部分まで浸透。
白身は溶けるように柔らかく、黄身はしっとり、舌に触れるとぶわっと出汁の味といった具合で、1本の満足度が高い逸品でした。
コリっと甘い黒はんぺん
黒はんぺんは軟骨がコリコリ残るタイプで、磯の香り・癖もある、地元の人は好きだけど、初めて食べる方や初心者の好みは分かれる感じの品種。
個人的におでんのはんぺんはこっちのタイプが最高で、弾力はなくしっとりしているのに、骨のコリコリで口当たりの変化もアクセントになって楽しいのですよね。
出汁の甘みにはんぺん自体のあまみも自然に合い、味わい深い一本でした。
旨味たっぷりもつ串
もつ串は脂の部分はとろっと柔らかですが、全体的には弾力あるタイプでよく噛んでいただきます。こちらもしっかり出汁が染みて、噛むほど旨味が口いっぱいに!
出汁の肉とは風味が異なるので、二つの肉のコクを味わえるというか、見た目はシンプルなのに非常に濃厚な逸品でした。
市内でも貴重な駄菓子屋系おでん店。地域の人々や小学生たちにも愛される、これからも長く続いて欲しい名店です。時間帯には気を付けて、ぜひお試し下さい!
店舗情報
店名 | やました商店 |
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住所 | 〒420-0071 静岡市葵区一番町32 |
連絡先 | 090-3567-1565 |
駐車場 | なし |
アクセス | 一番町バス停より徒歩2分 |
定休日 | 不定休・雨天休み |
営業時間 | 11:00~19:00 |
詳細 | 食べログ |