水に関する祈りも忘れず
清水の夏を告げる風物詩!
清水区富士見町の水神社にて、毎年6月15日に開催される例祭。地元では『お水神さん』として知られています。2025年度も無事開催されました。
七夕・灯籠流し・みなと祭りと続く清水の夏祭りに先立って、6月の梅雨の終わり頃に行われる為、清水の住民にとっての夏の訪れを感じさせる風物詩です。
橋の上から打ち上げる大迫力の花火大会が人気でしたが、2017年度より中止となり、伴って橋を封鎖しての縁日も無くなりましたが、境内などに屋台は出ています。
※当記事は2025年度開催のレポです。
お水神さん
水神社例祭は毎年6月15日、平日の開催も定番です。2025年度は前夜祭から土日と訪問しやすい年でしたね。まあ基本夕方なので学生さんはどちらでもでしょうが。
例年前夜祭か本祭の日に必ず雨が降るので、縁日は直前に中止となってしまう場合も少なくありません。2025年度はなんとか本祭日の昼間までで止んでくれました。
水神社でお祈り
富士見町の水神社は、さつき通りの清水銀行と巴川八千代橋の間の辺りにある小さな神社です。それでも清水は海と川の町なので、水に関するお祭りは重要ですね。
基本は水害や水の護りに関する祈りを捧げます。かつて水泳部だった私は泳ぎの上達も願いましたが。今回は『今年は家が浸水しませんように』とお願いしてきました。
水神社は、寛永年間(1624年~1643年)に起きた津波被害を受け、ミズハノメノミコトを祭神に祀られたそうです。現在の本殿は1933年に再建されたものとのこと。
縁日も出ますが
境内と水神社前の清水銀行裏手の道沿いに縁日も出す。2023年開催時は20店程でしたが、2025年は10店と年々規模は縮小しています。
境内が妙に広く感じましたが、いつの間にか大楠が無くなっていたのですね...!
2016年以前はこちらの八千代橋を封鎖し、縁日は橋沿いに沢山並んでいました。
隣の富士見橋からの花火を見るためのスペースも兼ねていたので、花火大会の中止と共に封鎖もしなくなりましたね。
かつての花火大会
八千代橋からの写真。左の自然あふれる区画が水神社、奥の橋が花火を打ち上げていた富士見橋です。花火大会については下記ツイートで紹介しています。
#平成の静岡
— 葵 桜玖耶 (Aoi Sakuya)@静岡市Vグルメライター (@sakuyaoi) 2020年5月29日
今は無き、清水お水神さんの巴川花火大会。住宅街の真上、打ち上げ場所の10メートルも離れてないあたりから見ることもでき、大迫力ながら危険さも問題視されてきた所で2016年度の開催で花火が爆発し人に当たりそうになる事故が発生。以後残念ながら中止となりましたζζ pic.twitter.com/E46oFDhSIY
富士見橋の近くまで行けたので、打ち上げ場所目の前で見るのが大迫力でしたね。ほぼ真上で爆発するので、火花や燃え塵が降り注いで火傷したのもまた思い出です。
その他お水神さんレポ
こちらも定番の水神様と河童の面。お酒などと合わせて奉納物の看板で紹介されていました。目元だけの河童の面が特に可愛いです。
こちらも近年恒例となった初夏の花で彩られた手水舎。触らないようにとガードがありましたが、水も流れていて揺れる水面が綺麗です。
お水神さん前にある風間石材店さんの大きな埴輪?も久々に見ました。こちらは少なくとも私が物心ついた20年以上前には設置されており、小さい頃は怖かったです。
清水銀行の裏側の駐車場が、駐輪場としてお水神さん開催時のみ開放されています。学生さんは特に置き場所に困っていたと思うのでありがたいですね。
イベント情報
催事名 | お水神さん(水神社例祭) |
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会場 | 〒424-0941 静岡市清水区富士見町1-5 水神社 |
アクセス | 静鉄バス 三保山手線 万世町バス停より徒歩3分 |
開催日 | 毎年6月15日(14日に前夜祭) |
詳細 | なし |