静岡市観光&グルメブログ『みなと町でも桜は咲くら』

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『丁子屋』静岡・丸子で420年続く高級自然薯とろろ汁の名店!

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東海道難所グルメ『とろろ汁』
五十三次にも描かれた老舗専門店!

駿河区丸子(まりこ)で420年以上続く老舗『丁子屋』さんは、歌川広重の東海道五十三次の浮世絵・丸子にも描かれた名店です。

創業は1596年、老朽化により改装も行われましたが、当時の建築や外観を遺したまま、道中の難所である峠越え前に旅人が食べた『とろろ汁』を提供し続けています。

旅館のように広い店内には東海道五十三次について紹介する歴史資料館もあり、観光地としても沢山の方が立ち寄るスポットです。

※当記事には英訳版があります。『CHOJIYA(丁子屋)』A famous store of "Tororo Jiru" in Shizuoka for 420 years!

店舗紹介

丁子屋:雰囲気

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外観

葺(かやぶき)屋根が特徴の外観は、400年前の浮世絵そのもの。元ネタというか絵を見たことなくても、歴史を感じるビジュアルは観光受けしますよね。

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東海道五十三次 丸子宿

400年前は浮世絵のようにもっと小さかったのか、絵に起こす際のデフォルメなのかは分かりませんが、外観の雰囲気はほとんどそのままですね。

2017年には茅葺屋根の修復工事の為のクラウドファンディングが行われ、目標金額の1000万円を見事達成!外観そのままに、屋根が綺麗に張り替えられました。

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廊下も歴史を感じます

館内は広く、宴会場のような座敷席が並んでいます。今回は一番奥の部屋、靴を脱いで廊下を進んでいきました。こちらも老舗の良い古さを感じますね。

週末や祝日は早めに行かないと行列は確実です。玄関右側に進んだ先に待合用の椅子が並んでおり、順番に呼ばれるのを待つことになります。

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店内

等間隔にテーブルが並んだ広い畳の部屋、窓から庭先に見える木々の緑と日光が落ち着く雰囲気です。この部屋だけでも50人以上が利用できそうでした。

沢山のスタッフが交互に片付けや注文を取りに周り、提供も早め。基本メニューがとろろ汁と決まっているのですぐ用意できるのが強みですね。

丁子屋:メニュー

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定食

インのとろろ汁と麦めしに、みそ汁・漬物・薬味の基本セット『丸子』から、小鉢やデザートなどが追加されて値段と共に豪華になって行きます。

とろろ汁の専門店の定食は大体このランクアップスタイルですね。麦めしはどのセットでもお替り無料。とろろが無くなるまで存分にいただけますよ!

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一品料理

丁子屋さんはサイドメニューも豊富!とろろを使用した創作メニューが揃っており、専門店では定番の揚げとろから、自分で擦る自然薯やとろろ入り玉子焼きまで。

たたみいわしやはんぺんフライ、お刺身と静岡グルメも揃っています。

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地酒もあります

オリジナル地酒・鞠子の宿&丁子屋をはじめ、地ビールも扱っており豊富な一品料理と共に昼呑みもお勧め!3種の地酒に地物おつまみの付いたちょい飲みセットもお得!

定番のとろろ汁定食・丸子

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とろろ汁定食・丸子

ちらがとろろ汁定食の基本『丸子』シンプルにとろろ汁と麦めしを楽しみたい方はまずはこちらで。左上の揚げとろは別注文です。

たっぷりとろろ汁と無限麦めし

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とろろ汁は一人ずつ

ちらが420年の歴史を持つ、高級自然薯を贅沢に使ったとろろ汁。

とろろ汁専門店によってはグループ注文人数分を大きなすり鉢で提供する店舗もありますが、丁子屋さんは一人づつのすり鉢提供されます。

一人分でも大きなラーメン丼くらいはあるすり鉢で、お玉でたっぷり掬って5杯分以上はあるのでかなりボリューミーですよ!

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大きなおひつにたっぷり

麦めしのおひつはグループで共有。写真は2人分のはずですが、最初から2合以上は入っていますね。更にお替りも無料ですが、おひつ分だけでも大食いボリュームでした。

たっぷりかけて掻き込むように

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麦めしにたっぷりかけて

めしが浸るくらいにたっぷりかけて音を立てて啜るのがとろろ汁の食べ方。麦めしは盛り過ぎず、とろろ汁がお玉一杯で浸る程度がおすすめです。薬味を乗せて完成!

濃厚な出汁が効いたとろろ汁は食感からとろとろですが、口の中に入ると案外引っかからず食べ進められます。音を立てて一気に啜る食べ方もポイントなのかもしれません。

甘みや塩気が絶妙で、風味まで完成された味。もちろん高級自然薯自体がごちそうなのですが、味付けの出汁も決め手ですからね。出汁の無いとろろしか食べたことのない方は特に驚くと思います。

揚げもち風『揚げとろ』

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揚げとろ

ろろを油で揚げた『揚げとろ』もとろろ汁専門店定番メニューですが、丁子屋さんでは3種のセットになっています。

とろろ芋を揚げているので概念的にはコロッケですが、食感は他の料理には無い独特なとろとろ感。中はとろろそのものですが、外はカリっと、中間ふんわりで食感も楽しめる逸品です。

しらすの磯の香りも、大きなしいたけの甘みも美味しいですが、シンプルな磯部もちスタイルが好みでした。塩味効いてますがテーブルに置かれたわさび塩もよく合いますよ!

丁子屋さんの歴史資料館

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歴史資料館

関正面を進んだ先にある歴史資料館には、東海道五十三次の他の浮世絵と共に、丸子や静岡の古い資料なども並んでいます。こちらは食事をされなくても観覧可能。

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十返舎一九像

東海道中膝栗毛の作者として知られる十返舎一九の像や、旅に使った道具なども展示されていました。とろろ汁を満喫した後軽く見て回れるボリュームの資料館です!

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私のポスターが...!

2019年の夏より資料館内に私のポスターも貼っていただいています!探してみてくださいね!静岡のご当地グルメの一つ『とろろ汁』の名店を是非ご利用ください!

店舗情報

店名 丁子屋
住所 〒421-0103 静岡市駿河区丸子7丁目10-10
連絡先 054-258-1066
駐車場 あり
アクセス 新静岡駅より中部国道線バス 丸子橋入口下車徒歩1分
定休日 木曜日 月末水木連休
営業時間 月〜金 11:00〜15:00
土日祝 11:00〜19:00
詳細 公式サイト
食べログ

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