アートに囲まれた個性抜群な施設の
隠れ家的な自家焙煎珈琲店!
葵区研屋町、一見営業中には見えないレトロなビル・ボタニカは、2010年に取り壊し予定となっていた元社員寮のほぼ廃墟ビルだった建物を改装したアーティストロフト。
サロンや多目的スペースを兼ねた、アーティスト用のシェアオフィスのような施設で、ギャラリーやスタジオの他、古着屋や美容院等も入り一般公開されています。
今回は303号室の『Lab.PD(Paper Dripper)』さんへ訪問。趣味感満載の店内で、日替りの自家焙煎スペシャルティコーヒーを提供されている隠れ家的カフェです!
店舗紹介
金座ボタニカ
入口に生い茂る緑が特徴の4階建てビル。1階は入居者用駐車場なので部屋は201からですが。今回のお目当て『Lab.PD』さんの看板が玄関前に設置されています。
社員寮として使われだしたのは1970年~80年頃の話のようで、レトロさはあるのですが、建物自体が老朽化した印象は薄く、がっちり頑丈そうだなと見て思いました。
外観にはアートビル感は殆ど出ておらず、なにも情報を持たずに目の前を通って、この中にいくつもお店がある施設だと気づく人はほぼ居ないでしょうね。
玄関入ってすぐ左側に超私好みな生物の立体作品があって嬉しくなりました。館内は各所にアートな作品や、壁自体に描かれているものもあります。右は入居者一覧です。
改装したといっても社員寮時代から造りはほぼ変わっていないそうで、当時の生活の形跡を感じる空間が、アートで彩られています。トイレ等もそのままなのでかなり古め。
数年前に取り壊された、旧青葉小学校のラストイベントを思い出しましたね。
Lab.PD:雰囲気
三階へ進み、奥から2番目の部屋が『Lab.PD』さん。コーヒーロースターの文字が目立って分かりやすいですが、それ以外はコーヒーに関係のない品ばかりです。
玄関直ぐに並んだカウンター6席のみの店内。初めての訪問でしたが、丁寧に豆について紹介して下さるマスターのお話も面白い、アットホームな空間です。
壁沿いには様々な雑貨が並んでおり、趣味のコレクションとのこと。特にスニーカーマニアだそうで、一角に積み重なる様に置いてありました。
Lab.PD:メニュー
シングルオリジンのスペシャルティコーヒーを日替りで提供。それぞれの農園名・焙煎・飲み口について一言紹介が載って分かりやすいメニューですね。
カフェ利用の場合はどの豆でもアイス・ホットどちらも500円、カフェラテで600円。日によってお高めな豆を用意することもあるそうで、その時は特別価格になるそう。
豆の販売もしており、そちらは品種によって価格が変わります。コーヒーの他に、メロンソーダ・日替りスイーツ・フライドポテトがありました。
ルワンダ ムゾ
東アフリカの山岳地帯に覆われた国・ルワンダ。北部にあるウォッシングステーション・ムゾの豆をホットでいただきました。
フルシティローストは焙煎度を6段階にした際、浅煎り側から4段階目。ガツンと苦いイタリアンやフレンチローストまではいかずも、しっかり苦くコクのある仕上がりです。
苦みのキレが良く、スッキリと抜けていく為えぐみはありませんが、ふんわりと香りは残り続け、奥から爽やかな甘みも感じます。
口当たりは非常に軽く、一口でスッと落ち着けるような優しさとフレッシュさを兼ね備えた、スッキリ飲める一杯でした!またほかの豆も試してみたいですね!
店舗情報
店名 | Lab.PD(Paper Dripper) |
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住所 | 〒420-0029 静岡市葵区研屋町25 金座ボタニカ303 |
連絡先 | 下記Instagramまで |
駐車場 | なし |
アクセス | JR静岡駅北口より徒歩18分 |
定休日 | 火曜日 |
営業時間 | 13:00~19:00 |
詳細 | 公式Instagram |