キンメダイの出汁香る塩スープ
週に20食のみの幻ラーメン!
葵区昭和町の割烹 千石にて火・木・土曜のランチに15食のみの提供で営業しているラーメン店。サイトやSNSも無く、口コミだけで噂になっている幻の逸品です。
2020年の夏ごろから営業を始めたとの噂で、メニューは三種のラーメンのみ。シンプルなかけラーメンとトッピングのセットで提供、〆の追い飯茶漬けを推奨しています。
今回はラーメンでは珍しい気がする『きんめだい』のスープを選択。話題の限定ラーメンに初挑戦です!
店舗紹介
メリケンコ:雰囲気
静岡駅北口から徒歩8分ほど、ビルや住宅に囲まれた裏通りのテナントビル1階部分。営業日はラーメンと書かれた立て看板が出ています。
裏面も主張の激しいラーメン以外の情報が入ってこない謎の看板です。週2日・限定10食に加えて、営業時間が13:30までなのもなかなか厳しいですね。
※2021年5月現在、火曜日も営業&1日15食になったとのことです。
夜はうどんや小料理を中心に扱う割烹居酒屋の千石さん。外観も和の雰囲気ですね。
店内は手前に4人掛けテーブルの座敷席2つ、奥に居酒屋のようなカウンターが6席。
11時5分に入店しましたが既に前客7人。別の静岡グルメブログさんにも取り上げられており、静岡のラーメン通の間では噂&入店競争になっているようです。
確実に食べるのならオープンの11時より前に待つ必要がありそうですね。
メリケンコ:メニュー
メニューはきんめだい・にぼし・しおのラーメン三種のみ。有料の大盛と無料の小ライスサービスがありますが、サイドメニューなどは一切ありません。
お値段はいずれも850円。値段が書いてないのが少し怖かったです。1日各10食ではなく、どれを何人が頼んでも合計10食限定とのこと。
きんめだいラーメン
メリケンコさんのラーメンはトッピング別皿で提供、内容も少々独特な印象。麺の良く見える透き通ったスープに油が浮いたシンプルなビジュアルです。
コク旨スープとちゅるっと麺
まずはそのまま麺から。さっぱり色味のスープですが浮いた油が割と多く、麺にもよく絡んでちゅるっとした口当たり。しっかり弾力食感でブツっと噛み切れます。
濃いめの塩ベースで魚介系というよりは鶏出汁のような味わいのスープ。癖や苦みも無く、煮干し系の魚の味とは対極。さっぱりとした和風な出汁です。
きんめだい感はよく分かりませんでしたがコク深い後味。スープはかなり熱々で提供され、ご主人も熱いのでお気をつけてと注意してくれますので適度に冷ましましょう。
かけラーメンかと思いきや大きめのワンタンが一つだけ麺に隠れていました。お肉たっぷりで出汁が入っており小籠包みたいな感じ。皮ももっちり美味しいです。
トッピングたっぷり
トッピングは味玉・濃い味甘辛なメンマ・鶏チャーシューはスライスと細かく切り落とした2種・フライドオニオン・ネギ・生海苔・山葵のパックは使い放題とのこと。
盛り付けずおかずのように食べている方が多かったですが、一応乗せてみました。あまり映えるビジュアルにはなりませんね。味玉は完熟に近い半熟で濃厚な甘み。
フライドオニオンやネギで食感の変化も面白く、濃い味と薄味のトッピングですが全体的にスープにはよく絡み、鶏肉も柔らかく素材の旨味が引き立っています。
生海苔を入れるラーメンは初めてでしたが、磯の香りが普通の海苔トッピングよりもダイレクトで香り高くなりました。
〆は鯛茶漬けで!
オススメの〆はごはんに海苔とワサビを加えてお茶漬けにとのこと。無料でライスを頂き追い飯+言われた通り海苔とワサビを入れて混ぜました。
ワサビのピリ辛でよりさっぱりと、きんめだいの塩スープはご飯とも相性抜群。海苔の風味もしっかり絡んで、麺とはまた別の逸品〆になりました。
麺も普通盛りでボリューミーな上にご飯も普通にお茶碗一杯分あるのでかなりお腹いっぱいになります。希少感も含めて満足度の高い一食!是非お試しください!
店舗情報
店名 | メリケンコ(うどん千石内) |
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住所 | 〒420-0033 静岡市葵区昭和町6-12 |
連絡先 | なし |
駐車場 | なし |
アクセス | 静岡駅北口徒歩8分 |
定休日 | 火木土ランチ以外 |
営業時間 | 11:00~13:30 |
詳細 | なし |
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