住宅街の古民家そば処で
さっぱり美味しい五目おろし!
葵区瀬名、山に囲まれた長尾川傍の住宅街にポツンとある蕎麦屋。2010年オープン、古民家を改装した静かな雰囲気のお店です。
人気名物の五目おろしをはじめ、シンプルにさっぱりといただけるメニューが温冷色々揃っており、そば・うどんから選択可能。
一人で落ち着いて逸品そば等を楽しめる、アットホームな山間の名店です!
店舗紹介
蕎麦屋 とくら:雰囲気
市街地からは国吉田の交差点を北へ進み、古庄大橋を越えて道なりに進んだ先ですが、何度か曲がる所もあり結構入り組んだ立地になります。
地図上では山を挟んであさはた緑地とほぼ同じ緯度で、結構北のエリアになりますね。
北上する際は店舗の入口が逆方向になっており、近づくとそばの旗と店名看板は見えますが、一度素通りしてしまいました。
少しだけ離れた場所に【利倉(とくら)神社】があり、瀬名の住民に愛される神社とのこと。店主さんは地元の方だそうなので、店名の由来かもしれません。
年季を感じる剥き出しの屋根裏、天井が高く開放感ある空間。テーブルも大きな木の切り出しで作られたお洒落な品で、雰囲気の良い空間になっています。
カウンター4席・4人掛けテーブル1つと2人掛け2つ。奥に4~6人で使える小上がり座敷の部屋が1つ。店内BGMは無く静かですが、接客はアットホームで落ち着きました。
蕎麦屋 とくら:メニュー
蕎麦・うどんから選べる、温冷それぞれトッピングの異なる品をラインナップ。一番人気は冷たい五目おろしとのこと。麺の大盛・特盛オプションがあります。
一品料理で追加できる天ぷらの盛り合わせや、デザートの温冷選べるおしるこも気になりましが、今回はシンプルに人気の品を頼んでみました。
とくらのお蕎麦
冷たい五目おろし
汁の少ないおろしそばに、カラフルに様々な具材が乗ったビジュアル。五目と言いながら、おろしを除外しても8種のトッピングが乗っています。
同伴者が温かい五目おろしを頼みましたが、見た目・内容は全く同じで湯気が立っており、おろしとはいえ汁の少ない温そばは珍しいですね。
細麺ですが見た目で思った以上にコシがあり、ズズっと啜ってからよく噛むほどに香りを味わえる、定番に美味しい仕上がり。蕎麦自体の自然な甘みも広がります。
出汁も甘みがありますが、香り自体はあっさりでそのまま食べると割とストレートな味わい。色々乗ったトッピングと組み合わせることで、風味の変化を楽しむ一杯ですね。
シンプルな分、ごま・鰹節・海苔の芳醇な香りが際立ちました。
五目以上に具沢山
サックリ軽く、身はプリっと噛めるも柔らかくジューシーな海老天。小ぶりながら海老自体の風味もしっかり、存在感ある美味しさ。
小さな天ぷらは餅天。出汁に浸っていましたが、揚げたてのサクサク感は損なわれず、噛んで餅らしい甘みと食感が楽しめます。
甘く煮た椎茸も香りがしっかりあり、カリカリ梅は軽快な食感と程よい酸味が全体にアクセントを加える名トッピング。
おろし・わさび・カイワレと合わせ、スッキリとした後味でいただけました!
そば湯はとろみがあるほんのり白濁なタイプ。甘くはありませんが、自然な蕎麦の香りが落ち着く、食後にピッタリな一杯です。
温かい鴨南
鴨南はシンプルな見た目ながら大きなネギと鴨肉たっぷり。出汁自体の塩味が薄めで、鴨の風味豊かな味わいが前面に来る仕上がりです。
温かいそばは結構柔らかめの茹で加減でコシはほぼありませんが、そば自体の香りはしっかり感じます。
久々に鴨肉を食べましたが、見た目からは驚くほど柔らかく、それでいて肉肉しい旨味を感じます。脂はさっぱりと、噛むごとに甘みも感じますね。
お好みで付いてる山椒も鴨肉の香りと相性抜群でした!そばの香り高さを満喫できるさっぱり目な出汁と、トッピングにもこだわった品が揃う名店です。ぜひお試し下さい!
店舗情報
店名 | 蕎麦屋 とくら |
---|---|
住所 | 〒420-0911 静岡市葵区瀬名4丁目9-86 |
連絡先 | 054-208-6553 |
駐車場 | あり |
アクセス | 静鉄バス 水梨東高線 瀬名四丁目バス停より徒歩2分 |
定休日 | 火曜日 / 第1・3水曜日 |
営業時間 | 11:00~14:00 |
詳細 | 食べログ |