弥生時代の遺跡の代名詞
駿河区登呂にある弥生時代の農耕文化を伝える史跡。
当時を再現した竪穴式住居、高床倉庫、祭殿、水田などの見学、週末には当時の暮らしを体験できるイベントなどを行う公園になっています。
敷地内には弥生時代の考古資料・土器などを展示した『登呂博物館』があり、こちらも体験や歴史の体験・勉強ができる資料が集められています。
静岡の弥生文化の遺跡
駐車場
登呂公園全体は意外と広く、博物館と美術館以外のスペースは居住跡と復元水田で本物の村のようになっています。駐車場側から水田沿いを進んでいきます。
駐車場は有料で400円、営業時間は8時半から17時までです。
登呂博物館
一階の展示は無料ですが、二階はイベントや収蔵品の企画展示になっており、イベントによって300円〜400円程度の入館料がかかります。
入口でチケットどうですかと聞かれますが、1階だけ見ればいい場合は断ってください。今回の記事では1階のみ紹介します。
展示スペースの入口には弥生人の服があり、着ることが出来ます。服を着たまま展示を見たり体験したりできるので、弥生人の気分になって周れる楽しいシステムです。
列沿いに土器や当時の食器などの展示。それぞれ説明があります。
奥は壁一面に弥生時代の村の光景が描かれた体験スペース。竪穴住居や高床式倉庫など生活の様子に触れながら勉強できます。
コチラの高床式倉庫は手前のはしごを登ることができ、中が覗けます。何が入っているのかは行ってみてのお楽しみ。
住居の紹介とともに、中に入ってじっくり様子を観察できます。中から外がどう見えるかなども気になりますね。
広い空間に弥生時代の生活を体験できる様々な展示が並んでいます。スタッフさんに声をかけることでいつでも体験できますよ。もちろん大人の方でもOK!
ちょうど小学生が体験に来ていて流石に混ざっていくのは...だったので土器パズルだけ体験しました。皆さんは恥ずかしがらず是非参加してくださいね。
長くなるので省略しますが、コンパクトなスペースに他にも様々な展示・体験コーナーが用意されていますよ!
芹沢銈介美術館
入口までがちょっとした迷路のように石の壁が並ぶ、凝った雰囲気の庭園になっています。今回は時間が無かったので中には入りませんでした。
静岡市葵区出身の染色師『芹沢銈介』の作品が並ぶ美術館ですが、本人の染物以外にも趣味で収集した工芸品も展示されています。
こちらは観覧料がかかりますが、展覧会などの追加料金が無いので、イベント開催中がおすすめです。
登呂公園
暫く木の間を進むと、竪穴住居と高床式倉庫が並ぶ村の一部を切り取ったようなエリアが。壺のレプリカや火起こしをする人の銅像なども並んでいます。
こちらの竪穴住居も中へ入れます。
竪穴住居の中はこんな感じ。一人暮らしだったら意外と快適な生活できそうです。
広場側へ進むと更に竪穴住居や高床式倉庫が並んでいます。こちらは実際の村を再現した公園で、弥生人の生活空間そのものを等身大に見学することができます。
川や田んぼなど村そのものの再現の為けっこう広く、歩き回ると疲れます。
登呂遺跡以外の遺跡公園を見たこと無いので何とも言えませんが、こんなに村そのものを再現してる施設って結構貴重だと思うのですよね。
今回は曇っていて残念でしたけど、青空の下だと緑も映えるとっても綺麗な公園です。
公園にいるスタッフのお爺さんに頼むと火起こしも無料で体験できますよ!これが結構難しい。
他にも古代のお米を使ったお菓子作りや土器作りなど年間様々なイベントが行われています。詳しくは登呂遺跡公式サイトのイベント情報をチェック!
アクセス情報
施設名 | 登呂遺跡(登呂公園) |
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住所 | 〒422-8033 静岡市駿河区登呂5-10-5 |
入場料 | 無料(博物館2階は有料) |
駐車場 | あり(有料) |
連絡先 | 054-285-0476 |
定休日 | 公園は無休、駐車場・博物館は月曜日 |
営業時間 | 公園は無休、駐車場・博物館は9:00~16:30 |
サイト | 登呂博物館 |