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『フェルケール博物館』清水港の歴史と船の小さな博物館!

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清水港の歴史を一通り学べる
展示内容豊富な博物館!

水区港町にある、清水港や貿易についての歴史や船など、港湾関連の資料や模型が並ぶ小さな博物館。

昭和53年の海の日に清水港資料館として発足し、当初は港と海事関係の資料をまとめる施設でしたが、日の出ふ頭の再開発と観光地化に合わせ内容を充実化。

平成3年に現在の博物館としての形が完成し、愛称を交通を意味するドイツ語からフェルケール博物館と変え、現在も隠れた人気スポットになっています。

フェルケール博物館

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外観

レンガで囲われた港らしい外観。前身の清水港資料館の時から少なくとも25年以上はここにある古い建物です。

玄関アプローチには港をイメージした錨のモニュメントなどが所々に飾られています。同じような建物は他にない独特の雰囲気がありますね。

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玄関

玄関の前には段になった人工池がお洒落な玄関。お洒落ですが晴れた日はレンガの照り返しが暑いです。

1F展示室

常展示は1階のみ、二階は企画展示室になっています。受付で入館料を払いますが、共通なので通常と企画展示片方だけの券はありません。

入館料:大人400円 中高生300円 小学生200円

展示室1 清水港の歴史

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清水港の歴史

ェルケール博物館の通常展示室は三つの部屋に分かれています。はじめは清水港の歴史や構造を紹介している第一展示室です。

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清水区の模型

清水区のほぼ全景を再現した模型が展示室の中心に設置されています。作られた当初の地図なのでもちろん今とは違う部分もありますが、立体の航空写真のように精巧です。

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ジオラマや模型など

模型は他にもコンテナターミナルや船などがいくつか飾られています。この辺りは資料というより見て楽しむ内容ですね。

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資料もテーマごとに詳しく

壁沿いには清水港の歴史を時代や分野ごとに紹介したパネルが並べられています。全部読めば清水港については一通り詳しくなれるはず。

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視線を感じます

展示室の二階部分に謎の水兵さん。次の第二展示室から上がって近くにいけます。

展示室2 港湾の仕事

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港湾の仕事

二展示室は港湾の仕事。開港から近代までの港のお仕事や貿易などについて紹介されています。この写真は先程の水兵さんがいた二階に上がる階段から。

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先ほどの水兵さん

水兵さんのいる場所は操舵室のイメージ。舵を回す体験、銅鑼とタイムベルが鳴らせます。蝋人形は度々動いた気がして怖くなるリアルさです。

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港の蝋人形

水兵さん以外にも港で働く人々の蝋人形やお仕事道具が紹介されています。妙にリアルなのに動かない蝋人形は小さい頃に見てトラウマになりかけました。

実際に使っていた道具を等身大の蝋人形に持たせているのでこちらもかなりリアルな展示になっていますね。

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茶箱

茶箱と蘭字の紹介。蘭字というのはオランダの文字ではなく、西洋のラベルという意味だそうです。文は英語で書かれてはいますが日本っぽいデザインですね。

新茶の時期には浮世絵職人が静岡を訪れて蘭字のデザインをしたそうですよ。いろいろな蘭字を展示紹介している博物館は珍しいそうです。

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テルファクレーン

こちらはドリームプラザのウッドデッキ側にあるテルファークレーン。精密模型ですね。実際にクレーンとして清水港線と共に利用していた時代の再現になります。

展示室3 和船

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和船

三展示室のテーマは和船。こちらは日本の歴史ある木造船の模型が展示されています。模型と言っても数10分の1のかなり大きい和船が並んで迫力あります。

時代は清水港開港より前のもの、1~2展示室とは雰囲気もちょっと違います。帆掛け舟は各藩の家紋が付いていますね。

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船の建造について

和船建造についての資料や用具なども展示されていますが、こちらは資料での紹介は少なめ。精密な船の模型を見て楽しむエリアですね。

田宮千穂ギャラリー

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田宮千穂ギャラリー

水市出身の天才ジュエリーアートデザイナー田宮千穂さんのギャラリー。第一展示室と第三展示室の間にあります。

フェルケール博物館へとリニューアルした際にこちらのギャラリーもオープン。常設展示になっています。

図書コーナー

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図書コーナー

水港や清水の町、静岡に纏わる資料・作品が集められた小さな図書コーナー。展示の詳細な資料や他にも興味深い歴史書などが揃っていました。

缶詰記念館

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缶詰記念館入口

二展示室にあるドアから外に出ると缶詰記念館があります。

日本で初めてまぐろの油漬缶詰(ツナ缶)をアメリカへ輸出した清水食品株式会社の当時の社屋をそのまま移転した、清水市の缶詰産業の始まりともいえる貴重な建物です。

創建当時はモダンな洋風建築として評判だったとのこと。中では缶詰の歴史や製造について実物・模型展示を中心に紹介しています。

 

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レーンの模型

缶詰工場の仕組みの精巧な模型。なんだかジェットコースターみたい笑 模型なので動きませんが、順番に工程を眺められます。

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缶のサンプル

缶詰の形も多種多様。缶型は無限に在るわけですね。ずらっと様々な形で並んでいます。

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様々なラベル

古い缶詰のラベルや昔の缶切りなど他にも様々な缶詰に纏わる展示がされています。内容はそれほど多くないですが、忘れずこちらも寄って見てください。

展示会とギャラリー

フェルケール博物館の二階は特別展示室になっており、年に数回の展示会が行われております。特別展示室は撮影禁止です。

また、展示室1と展示室3をつなぐ通路はギャラリーになっており、市民の個展などが開かれています。展示会やイベント情報は公式サイトをチェック!

施設情報

施設名 フェルケール博物館
住所 〒424-0943 静岡市清水区港町2丁目8-11
連絡先 054-352-8060
駐車場 あり
アクセス JR清水駅より静鉄バス『波止場フェルケール博物館』下車
定休日 月曜日(祝日の場合は開館)
営業時間 9:30~16:30
入館料 大人400円 中高生300円 小学生200円
HP 公式サイト

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