『ラーメンABE's（アベズ）』葵区の麺処で背脂煮干しのコク旨麺！

人気麺処が移転リニューアル
繊細なスープの濃厚な一杯！

葵区沓谷、静岡農業高校傍にあるラーメン店。以前は葵区千代田で営業されていましたが、2021年11月に現在の店舗に移転リニューアルしました！

無化調にこだわった繊細な出汁とコク旨なスープ、屋台ラーメンから始まった名残を残す素朴なビジュアルながら、よく絡む麺も含め味わい深い一杯を提供。

日替わりメニューやサイドの餃子などもこだわりの品揃いです。店舗の隣には冷凍餃子やラーメンのテイクアウト販売店も併設しています。

木造の横に長い平屋建て。混んでいて撮れませんでしたが、右にテイクアウトの玄関もあります。お洒落モダンな雰囲気ながら、どこかお寺の事務所的な印象も...？

愛宕霊園の傍の立地で、店舗の真隣りに大きな涅槃仏があり、それも相まってラーメン店らしからぬ雰囲気を放っています。壁の飾りを見る限り敢えてやってそうですね。

店内も木を基調としたデザイン。以前の店舗とレイアウトは似ているものの、空間全体が広めに感じ、席数も増えています。カウンター14席に4人掛けテーブル3つ。

壮大なボス戦のようなBGMが流れていましたが、元気な接客の声と調理の音であまり目立ってはいませんでした。混んではいますが提供・回転は早めです。

中華そば醤油/塩・煮干/背脂煮干・丸鶏/鶏白湯と似ているようで対照的な6種類のラーメン＋つけ麺2種。チャーシュー麺などはなく、トッピングで追加する形です。

麺は通常ストレートですが、＋50円でちぢれタイプの『手もみ麺』を選べます。

サイドメニューやドリンクも充実しており、ごはん系がお手頃ですね。冷凍販売もしている餃子は6種もあり、ハンバーグ餃子など名前から気になる品も。

日替り限定メニューの数が多く、比較的シンプルな定番メニューに比べ、個性ある品が色々揃っていますね。ラーメンだけでなく丼モノの日替りもありました。

見た目から濃厚そうなセアブラニボシ。以前の店舗で食べた煮干しラーメンも背油が乗っていましたが、こちらはスープを埋め尽くすガッツリボリュームですね。

一口目から煮干しのガツンとくる香りが口に広がり、後味に仄かな苦み、コク深い出汁と醤油の芯も強い濃厚スープ。そこにたっぷり背脂の甘みと更なるコクが加わります。

背脂が細かすぎず、ある程度ぷるぷるとしたコラーゲンのような食感も残っており、立体感ある口当たりで飽きずに飲み続けられますね。

これだけ濃い味わいの要素が揃っていながら、塩味は強くなく油くどさも殆ど感じない繊細な仕上がりなのが凄いです。カロリーは高そうですが飲み干せちゃいます！

背脂がよく絡んでいるのに、不思議と持ち上げやすい麺。固茹ででコシのあるしこしこ食感、噛んで麺自体の甘みを感じる上に、背脂のコクも調和します。

麺は普通盛りでも麺処の平均的な量よりボリューミーなようで、今回大盛にしましたが想像以上にガッツリ。ラーメン一杯だけでお腹パンパンになったのは久々でした。

厚みのあるチャーシューはとろける柔らかさ。味付けは濃すぎず、こちらも自然な甘みとジューシーな脂の定番美味しい逸品です！

丸鶏ラーメンはよりシンプルなビジュアル。麺やトッピングは基本同じですね。

醤油の芯は煮干しと同じく濃いめですが、鶏出汁がマイルドなのもあって塩味は更に抑えられ、スープ単品で飲み干したくなる優しい味わいです。

あっさりではありますが体に染み渡るコク深さ、麺にもよく絡む逸品ですよ！

透明感ある黄金スープ。鶏出汁ベースに煮干しの香りも効いて、口の中で風味が変わっていくような、塩は芯があっさりな分、出汁のコク深さをより感じますね。

丸鶏よりやや塩味もありますが、全体的にはマイルドで麺とバランス良い一杯でした。複雑に絡み合った出汁で、一辺倒にならないので最後まで美味しく飲み干せますね。

黒酢ギョウザは焼き餃子にとろみのある黒酢タレを絡め、パプリカなどを添えた品。焼き目のカリカリは消えてしまっていますが、皮のもちもち感が強め。

ジューシーな肉の旨味と野菜たっぷりシャキシャキ食感。酢豚のような甘酸っぱさの奥に、少しピリ辛が来る後を引く美味しさの逸品です。

お手頃なチャーシュー丼は、切れ端ながら柔らかいチャーシューががゴロゴロ乗ったボリュームあるご飯。

甘いタレに加えコショウがピリッと効いたご飯が進む味付け。そのままでももちろん美味しいですが、スープをかけても最高ですね！

どのスープも味わい深い逸品ぞろい。麺のボリュームもあり、手頃に追加できるサイドなど含め、満足度の高いランチになりました。ぜひお試しください！

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