市内屈指の良質温泉が二つも!
カフェ&休憩スペースも魅力満載!
静岡市葵区籠上にある日帰り温泉。二種類の温泉とメニュー豊富な和カフェ、雑誌・コミックが約1万冊揃った広い休憩室など、時間を忘れて楽しめるレジャー施設です。
以前は『美肌湯』の名で運営されていましたが、2015年にリニューアル。改装を重ね、より良い癒しとくつろぎを提供する空間へと進化しています。
おふろcafe bijinyu(美肌湯)
美肌湯入館!~1階フロア
玄関から入って正面が受付になります。受付左側にあるロッカーに靴を入れ、ロッカーのカギを受付へ渡しましょう。
入館料を支払い、館内のカフェなどで使用する、お財布代わりのIDブレスレットを受け取ります。
最初に目に入る一階の休憩室。暖炉や桜が置いてあり、インテリアに和を感じますが、フロア的には洋の雰囲気も。
良い具合に和と洋が融合した落ち着いた空間になっていますね。施設を通して共通している部分ですが、温かみのある間接照明もゆったりと過ごすのに最適です。
どこでもくつろげるようにとソファが各所に設置されています。
隣はフローリングの洋間に段ができた独特のレイアウト。手前にあるどじょうすくいのようなものはあぐら専用の座椅子だそうです。
奥は畳張りのお座敷。ここにぎっしり並んだ本棚がありますが、美肌湯さんはフロアのどこにでも座る場所と本がある、そんなイメージですね。
向かい側には無料のコーヒーコーナー。ホットのみですが、挽きたてのコーヒーが飲み放題です!シュガーとミルクもちゃんと用意されていますよ。
左へ進むと、写真では入れ忘れましたが手前に椅子があるバーカウンターのようなつくりの本棚が並んでいます。
図書館の特設コーナーみたいなつくりで様々なジャンルの単行本が並んでいますが基準は分かりません。
たくさんの本を前にしてコーヒーを飲みながらの読書も雰囲気あって素晴らしいですね。
そのまま進むと温泉になっています。今回は浴内の写真素材をいただけたので、しっかり紹介できますね~!
ゆったり浸かれる二つの天然温泉
美白の湯『カブラヲ温泉』
南アルプスの豊富な地下水が源流となった硫黄分を豊富に含んだ温泉。
葵区西ヶ谷カブラヲという場所に源泉があり、毎日タンクローリーで美肌湯さんへ運び入れているとのこと。
メラニンの排出を助け、血流を促し、老廃物のデトックス効果も期待できる為『美白の湯』と呼ばれています。
入った感じ
見た目は透明度のある黒、少しどろどろ?べとべと?感というか粘り気を感じますが、お湯自体に質量感があるわけではなく、普通にお風呂に入るのと感覚は変わりません。
硫黄の匂いが結構強いので、苦手な方はいるかも?色と匂いから大涌谷の黒い茹で卵を思い出しました。
浴槽の大きさが小さめなため、混んでいると順番待ちになるかもしれません。ゆっくり浸かると体の芯まで温まり、お風呂から出た後もほかほか温かさが長く続きます。
泥パックをしているような感覚で、体もすべすべになったかも!
美人の湯『籠上温泉』
賤機山の麓が源泉。Ph値9.9と驚異の数値を誇る、全国でも有数のアルカリ性をもつ貴重な温泉とのこと。
安倍川流域で降った雨水が数百年かけてゆっくり浸み込んで生まれたらしいです。『美人の湯』と呼ばれています。石鹸の温泉...入ったら体中つるつるになっちゃいそう。
実際アルカリ性の温泉には皮膚の油分を落とす効果があるようで、入るだけで全身を石鹸で洗うのと同等の高価があるみたいです!
籠上温泉が使われている浴槽は全部で四種類。ゆったり浸かれる広い浴槽、水圧マッサージのジャグジー『微泡湯』は強弱二種類。
体温に近い37度に調整された『不感温浴』足湯+背中を温泉がながれる『腰掛湯』もあります。
入った感じ
色は普通の温泉なのでカブラヲ温泉に比べて入った際の特徴などは分かりにくいのですが、じっくり浸かると確かに肌がすべすべしてきます。
あまり浸かりすぎると上がった際に肌がカラカラしてくるので、長時間入浴より短時間を繰り返す方が効果的かもしれません。
『微泡湯』の威力の強い方は結構ズボボボと水圧が襲ってきますのでマッサージ効果も高いです。体はつるつる、最近痛めてばかりの肩と背中も少し楽になった気がします。
蒸し風呂(サウナ)で美肌に
一種類だけですがサウナもあります。温度は80度~程度の若干高温なので、短時間でもかなり汗が吹き出します。
スーパー銭湯のサウナなどではよくあるサウナのテレビはありませんが、温度的にもあまり長居は良くないと思うので温泉と交互にちょっとずつがいいかも。
実際サウナ慣れしている私も10分入ってたらくらくらしてきましたので、慣れてない方は気を付けてくださいね。
くつろぎの和カフェ
和カフェ:雰囲気
2階に上がった正面がレストランメニューも揃った和カフェになっています。お昼時でお腹もすいてきたので、先にランチにしました。
フロアの3分の1ほどはカフェになっており、階段の隣の部屋、カフェの向かい側も更に拡張スペースに。こちらは本棚も置いてあります。
もちろんただのインテリアではなく主に漫画が並んでいます。これが本当の漫画喫茶ですね。これと同じくらいのスペース+本棚がもう一部屋分となりに連なっています。
数えていませんが、全部で100人分近く座席がありそうです。
和カフェ:メニュー
最新のメニューは公式サイトのPDFからどうぞ!↓
カフェ - おふろcafe bijinyu | 美肌湯 | 静岡の天然温泉
和カフェの名に恥じない逸品揃い。お茶は茶葉指定で注文でき、他にもドリンクメニューが豊富、静岡市のクラフトビール『AOI BREWING』も各種揃っています。
食事は野菜たっぷりのメニューが中心でどれも健康的。一品料理のおつまみには黒はんぺんフライも。静岡らしさも感じますね。
デザートメニューも各種和っぽい見た目、と思ったら見た目もカワイイアイスキャンディも別のPOPでおススメされていました。
小皿いっぱいの唐揚げ御膳
『ふじのくに いきいきどりの甘辛山椒唐揚げ御膳』名前の長い豪華な御膳です。
サラダと漬物以外の4品の小皿は『おばんざい』の扱いだそうです。野菜が多めで見た目から健康っぽいイメージを感じます。ご飯も雑穀米、久々に食べました。
メインのから揚げは三つなので少し寂しい気もしますが、油淋鶏のような甘酢ダレがよく絡んでいて、かつカリッとしたバッチリな揚げ具合のまま。
サラダのボリュームがお茶碗と同じくらいだったので、野菜食べてる満足感がなかなかのもの。野菜が多いとお得感もありますよね。
黒はんぺんフライ
なんとなくいけそうなお腹具合だったので黒はんぺんフライを追加。ヒレカツみたいなビックサイズ。こちらもサラダが付いてきてお得感あります。
大判でフライにぴったりなサイズ。サクサクでジューシーな甘みにソースがよく合って、ビールとの相性も抜群。
もう一皿行ってしまいたい勢いでしたが自重しました。黒はんぺんフライがあるお店だと必ず頼んでしまいますね。
AOI BREWING お茶エール
そのままフライを食べるのはもったいないということで、気になっていてたAOI BREWINGのOCHA ALEを注文。瓶のパッケージがカッコいい。
苦さが相殺したのか、後味からかなりお茶の甘みが広がってきてフルーティな感じに。二口目からは急に飲みやすくなりました。
抹茶アイスのパンケーキ
ゆったりくつろぎすぎてスイーツまで付けてしまいました。『濃厚 抹茶アイスのパンケーキ』パンケーキを名乗っておいてメインが上に乗ってるスイーツなパターン。
上に乗っているのはあんこ、抹茶アイスと白いのはバニラアイスかとおもいましたが、マスカルポーネチーズでした。
2階でもゆったりくつろげます
温泉の後は一寝入り『うたたね処』
カフェの左隣奥は仮眠室『うたたね処』じんわり明るい他の部屋と異なり、睡眠に適した間接照明になっております。映ってないですがちゃんと毛布もありますよ。
ぼーっと休憩『おひるねラウンジ』
カフェの右隣の部屋、こちらも休憩室『おひるねラウンジ』眠るにはちょっと明るい気がしますが、マンガを持ち込んで読むのにも最適です。
リクライニングチェアもいくつか種類があり、マッサージチェアも無料で使用可能!席数も多いので物凄く混んでなければ待たずに使えるはず。
1万冊図書館『ライブラリ』
二階右奥は広い休憩スペースの『ライブラリ』段差のある変わった造りの空間ですが、元はイベント舞台だったそう。
2015年のリニューアルで現在の姿に。奥の本棚の縁を見ると面影が分かりますね。この部屋には様々なくつろぎポイントがあります。
2~3人でくつろげる、お風呂をイメージしたくぼみのソファ。クッションもあり、くつろぎかたは自由自在。
コンセントもあるので横になりながらパソコンいじったりも可能ですね。午後になると混みだして、しかもカップルばっかりでなかなか私には近寄れないオーラの空間へ。
数は少ないので早い者勝ちです。写真では隠れてしまいましたが、右側に雑誌の本棚があります。
数年前に流行った例のソファもいくつか、ここだけじゃなくライブラリの各所に設置というか転がっていました。
今回初めて体験してみましたが、体のポーズに合わせてジャストフィットしていくので、一番楽な姿勢にもっていかれます。
ヒトシェルフ
押し入れの中の隠れ家をイメージした半個室。中にコンセントとライトのスイッチがあり、マンガを読んだりゲームをしたりに最適です。
家の中に欲しい空間ですね。先ほどの人をダメにするソファを持ち込んで横になったら出てこれなそう。
コミックライブラリ
一番奥側にある漫画図書館。並べ方も漫画喫茶でよくあるスタイルで、館内約1万冊のうち、半分はここに並んでると思います。
アニメ化してない作品でも、現在雑誌で連載されている漫画は大体揃っていましたので、気になっていた作品が全部読めます。
コミックライブラリの隅にボードゲームも各種置いてあり、バスタブソファなどへ持ち込んで遊んでいるグループもいました。
修学旅行の宿がここだったら最高過ぎるなという感想(宿泊は行っていませんが)
ハンモックもあります
まさかのハンモックまで。写真を撮ったこの時に体験しておけばよかったのですが、後から来たら大人気のようで満席に。
静岡市内の日帰り温泉施設でもハンモックがあるのは美肌湯さんぐらいじゃないですかね?
コワーキングスペース
広くは無いですが、マック二台とタブレットが使用可能な簡単な作業スペースがあります。コンセントもあり、持ち込みのパソコンを使うにも便利です。
私はマックを借りていくつか記事を書いていました。疲れたらすぐ休憩できますし、コーヒーも飲み放題。これで作業が捗らないわけが無いです。
目が疲れたら温泉行ってすっきりできますし、お仕事もやる気出そう。館内共通で無料WiFiもありますよ。
お土産コーナー
一階にあるお土産コーナーは二か所に分かれてお土産の数も豊富。受付横一角のコーナーでは、ワインセラーのようなショーケース。
木村飲料のサイダーとアオイビール各種が販売されています。お茶エール気に入ったので買えばよかったです。裏側は入浴剤などが並んでいました。
受付の正面側、待合用の椅子にもなっていますが、奥がお土産コーナーです。こちらはブランド商品。
和カフェで提供されていたお茶の茶葉や、麺メニューの乾麺、個人的に気になったのはいぬ茶&ねこ茶。見た目がかわいらしくてお土産にぴったりです。
他のお土産売り場で見ないような商品ばかりが並んでいて面白いです。帰り際に見るよりはお風呂上りにじっくり眺める時間を取るのがおススメですね。
施設利用料金
最後になりましたが料金表。公式ページからの転載ですが。館内着やタオル付でゆったりくつろぐならフリータイムです。
1,380円で一日くつろげます(深夜利用の場合は追加料金がかかります)。2時間までは時間割料金もあります。
お風呂だけの利用、お風呂+カフェ利用程度の場合はこちらがお得ですね。
地元の方や何度も静岡に来る方で美肌湯さんのファンになった方は回数券がお買い得。会員料金のフリータイムは1,180円ですが、更にお得な一回当たり1,100円になります。
まとめ
市内屈指の良質な温泉が二つ!
×
ついつい注文しすぎてしまう誘惑だらけの和カフェ!
×
何時間でもくつろげる魅力いっぱいのライブラリ!
おふろcafe bijinyu(美肌湯)でした!
午前中の11時から取材を始めて、帰ったのが19時...8時間もくつろいでしまいました。美肌湯さんおそるべし!
店舗情報
店名 | おふろcafe bijinyu(美肌湯) |
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住所 | 〒420-0873 静岡市葵区籠上15-15 |
連絡先 | 054-252-1126 |
駐車場 | あり |
定休日 | 第3火曜 |
営業時間 | 5:00~9:00 10:00~0:00 |
予約 | じゃらん |
詳細 | 公式サイト |