『伊奈せんべい』静岡の老舗菓子店で桜えび入りあじろせんべい！ - 静岡市観光＆グルメブログ『みなと町でも桜は咲くら』

伝統を受け継いだ名物あじろ！
他にも様々なせんべいが揃います！

駿河区馬渕、1951年創業の老舗菓子店。様々なせんべいやおかき・あられなどを販売しています。馬渕本店は直売もしており、日替りのサービス品などもありました。

名物は小魚型のせんべい『あじろ』元々は葵区安東の職人が伝統の製法で作っていたものを、彼の引退に伴いレシピと製造器具を譲り受け、3年かけて味を継承した品です。

桜えびの粉末を混ぜ風味豊かに仕上がった逸品。現在は味をアレンジした、別フレーバーのあじろも開発し、多くの商品と共に長年愛されています。

静岡駅南西、馬渕緑地の辺りから連なる大浜街道沿い。通りからも目立つ看板と、昔ながらの張り出したテントのような入口が目印。店前に2台駐車できます。

和菓子の箱のような可愛いデザインの店内。中央と左側にズラリと様々なせんべいが並び、右の赤いテーブルにはギフト品などもありました。

あじろは定番が醤油味。しお味もあり、近年開発されたマヨネーズあじろなどの変わり種もあります。シンプルな包装ですが、結構たっぷり入ってお手頃価格です。

量は変わらず、割れていたり不揃い品を詰めたサービスパックはほぼ半額！あじろは醤油のみでしたが、右側にセットで安くなる品など、他にもサービス品がありました。

甘じょっぱい醤油味やおかきだけでなく、栗せんべいや落花せんべいなど思いのほか幅広く揃っており、品数は30種以上。チョココーティングされた品まで！

食べ比べもしやす小袋商品も充実しており、140円均一で並んでいました。

せっかくサービス品があったのでそちらを購入。通常版と量はほぼ同じで、割れたり形が違うだけで味は変わりませんからね。

あじろ（網代）は小魚を獲る為の仕掛けのことで、それが転じて小魚を指す言葉としても使われているそう。見た目にピッタリの名前です。

固すぎはしませんが、バリボリ音を立てていただけるしっかりとした食感。静岡県産のもち米を使用しているとのこと。

桜えびが入っているそうですが香り自体は強くなく、ジャコのような干した小魚特有の風味と旨味がマイルドに感じられる仕上がり。

あっさりめながら香ばしい醤油の味わいに、甘みも強く飽きの来ない美味しさでした！

こちらはあじろより一回り小さく、おっとっとのような見た目とサイズ感の『若あゆ』静岡県御殿場市のもち米【峰の雪もち】を使用しているそう。

春先の季節限定として売り出されてることが多かったのですが、10月訪問時点でも売っていました。何月限定なんでしょう？

殆ど噛まずにサクッといける軽さ。お子様やご年配の方はこちらですね。醤油も更にさっぱり、あじろよりも鰹や昆布の出汁の風味が効いている印象です。

桜えびは入っておらず、あじろの小さい版という訳ではありませんが、一緒に食べても飽きないくらいにどちらも個性があり、おやつにもおつまみにも最高なせんべいです！

伝統を受け継いだ、静岡定番のせんべいをぜひお試し下さい！