『うどん処なごみ庵』静岡七間町の専門店で巨大きつねうどん！ - 静岡市観光＆グルメブログ『みなと町でも桜は咲くら』

七間町の小さなうどん店で
大きなお揚げのびっくりきつね！

葵区七間町、七間町通りに2024年2月16日にオープンしたうどん専門店。カウンター10席とテーブル1つのみのコンパクトな店内でうどんや丼ものを提供しています。

今回いただいた巨大なお揚げが乗った【びっくりきつね】や、この日は売り切れで試せませんでしたが、名物の【牛すじうどん】などオリジナル感あるメニューも。

コシや弾力は少なく、もちっと軽く噛んで楽しめるタイプのうどんで、世代を問わず食べやすい一杯です！ ※2月20日まではプレオープンにつき昼限定で営業中です。

七間町通り沿い、静岡東宝会館の道を挟んだ右隣。以前はカフェや魚丼のテイクアウト店などが入っていた、建物1階半分の小さなテナントですね。

店内三方向にカウンター席が並び、全10席分。中央に4人掛けテーブルが1つありますが、混んでいる際は相席用となります。

オープン初日の訪問、5日間はプレオープン期間でメニューを絞っての営業。おすすめの牛すじうどんは1時間ほどで売り切れてしまったそうです。

かけ550円からと手頃で、大盛も100円で可能。ごはん物にはかつ丼もあります。名前の響きから気になった【びっくりきつね】を頼んでみました。

裏面のドリンクメニューにはアルコールもあり。日本酒は駿河酒造さんの忠正・天虹など、静岡の地酒も揃っています。

こちらが【びっくりきつね】写真では伝わり辛いですが、大き目のどんぶりに大きなお揚げと、かまぼこ・みつば。揚げ玉とネギが別添えで付いています。

持ち上げてみるとずっしりし過ぎて驚くというか、手がぷるぷる震える重さです。小学生が使う長方形の多機能筆箱そのままくらいのサイズ感ですね。

厚みも4cm近くあり、誇張無しで赤いカップうどんのきつねの10倍くらいの質量。食べ応えありすぎます。まさにびっくりきつね。

これだけ厚くても食感は油揚げ。ジュワっとジューシーに柔らかくわしわし食べるタイプで、厚揚げのような中央に豆腐っぽさが残る仕上がりではありません。

それで出汁をたっぷり吸ってかなりの重さになっていた訳ですね。単品で食べ進めるととにかく減らないので、むしろ白米を注文しておかずにした方が丁度良いかも。

香ばしさはしっかりと油っぽさは意外と控え目で、食べていて油くどくなることはありませんでしたが、それでもお揚げだけでお腹いっぱいになってしまう量でした。

おつゆは出汁も醤油もガツンと来る濃さで、甘みもかなり強い仕上がり。

きつねうどんはきつね部分が出汁を吸って甘く感じる場合が多いと思いますが、その甘さの一番濃いところがそのままスープになったような印象です。

とはいえ飲めない濃さではなく、寒い冬の日にはじんわり体に染みる味わいでした。薬味の揚げ玉を加えると、香ばしさがアクセントに。

うどんはかなり太めで、濃いめのおつゆもこのうどんだからこそ丁度良いのかも。コシや弾力は控えめで、ぶちっと噛み切れてもっちりとした食感です。

今回の並盛りでもしっかりボリュームがあり、それに加えてあのお揚げなので、大盛オプションはご注意を。本オープン後のメニューも気になりますね！