【閉店】『なごみ食堂』葵区の麺処でスッキリ甘いりんごラーメン！ - 静岡市観光＆グルメブログ『みなと町でも桜は咲くら』

個性抜群の見た目ながら
相性も抜群なりんごラーメン！

葵区両替町、2023年6月8日にオープンした、平日ランチ限定のお食事処。名物はみかんラーメン＆りんごラーメン、麺類中心に丼メニューも充実しています。

醤油と塩を複数ブレンドし魚介系の出汁と合わせたというオリジナルスープは、不思議とフルーツの甘さもよく合う仕上がり。

コクのある味わいながらさっぱり飲め、暑い日でもさわやかな後味を楽しめる一杯です。カウンターのみの店内ですが、アットホームにくつろげます。

※残念ながら8月14日を以て閉店されました。介護の都合とのことで、落ち着いたらまた新しいお店を始める予定とのことです。

静岡駅北口より、葵タワー左の両替町通りを真っすぐ進んで徒歩13分程。8階建てマンションの1階中央のテナント、可愛い暖簾が目印です。店前に看板と旗が出ています。

店内は外観通り幅は広くなく、厨房を囲った奥に長いカウンター9席のみ。BGM代わりのテレビの音、店員さんと会話を楽しむお客さんも居るアットホームな雰囲気ですね。

スペースの都合もあってか、箸とレンゲが乗ったプレートが予め置かれていました。

名物のみかん＆りんごラーメンの他は定番系のようですが、品名は醤油や塩といった分かりやすいものでは無いので、どれも気になっちゃいますね。

トッピングにもみかんとりんごの味玉があり、麺類注文で付けられるお得なセット丼なども。ごはんものも、かつ丼・肉丼とカレー中心に揃っています。

油は浮いていますが透明感ある黄金色のスープ。薄くカットしたりんごの上にすりりんごが乗っており、スープに好みのタイミングで溶かしながらいただきます。

他のトッピングは、大きなチャーシュー・ほうれん草・メンマ・海苔と、各ラーメンのジャンルに囚われない、オリジナルなチョイスですね。

醤油×塩ベースで塩味強めな飲み口。一口目からぶわっと出汁の香りが広がるコクのある味わいながら、繊細にまとまって存外飲みやすいスッキリとした印象です。

すりりんごを混ぜない状態ではスープ自体にりんご風味はありませんが、出汁由来？の自然な甘みがあり、単体でも飲み干したくなる中毒性のある味わいですね！

弾力はありますが固すぎない茹で加減。もっちりとした食感から、噛んで甘みを感じます。太めで量も多くボリューム感しっかりめです！

麺は菅野製麺所の品を使っているようです（玄関前に箱がありました）。

すりりんご自体は特に何かを加えた訳では無いりんごそのものなのですが、濃厚な甘みがスープに違和感なく溶け込んで、不思議なくらい自然に混ざります。

甘さもりんご自体の爽やかさが主体な分、全くくどくはならず、むしろ出汁自体もより和食のように繊細な味わいに洗練され、りんごを混ぜて完成する美味しさ！

すりりんご特有の少しざらっとした舌触りも残ってアクセントになりますね。

単体でも美味しいスープだからこそ、かなりの味変にもなって二度美味しい、満足感の高い一杯です！もちろん麺ともよく合ってます。

厚みのあるチャーシューは、ホロホロに溶ける柔らか食感で、豚の旨味も口いっぱいに広がり、スープ自体にも脂が流れて更にコク深く。

シャキシャキなほうれん草・甘いメンマもそれぞれよく合うトッピングでした。個性のあるビジュアルながら、相性抜群なりんご入りスープ。是非お試し下さい！