古井戸の青く見える湧水と
自然豊かな川沿いの散歩道!
静岡県駿東郡清水町、日本三大清流であり、日本一短い一級河川とされる【柿田川】の最上流にある公園。今回は静岡市から飛び出して小旅行してきました!
全長約1.2kmしかない川で、富士山からの湧水を水源としている為、街中から急に川ができているという構造自体が神秘的な存在ですね。
公園は川に沿って自然豊かな散歩道や芝生広場、川を眺める2つの展望台からは【柿田川ブルーホール】と呼ばれる井戸の青い湧き間や、晩秋はアユの遡上も眺められます。
水と縁結びの神を祭る貴船神社、湧水に触れられる浅い水場など見どころ豊富!ドライブイン併設で、湧水を使用した珈琲などがいただけるお店も並んでいますよ!
柿田川公園
色々順番は前後しますが、公園内の見どころから紹介していきます。観光ルートもあり、ゆっくり見て周って1周40分程ですね。(カフェ利用など除く)
公園内の各スポットを繋ぐ散歩道も、高い木々に囲われ自然豊かな落ち着く雰囲気。ずっと歩き回る観光でしたが、自然パワーなのかあまり疲れませんでした。
第一展望台
最初の見どころ、第一展望台。散歩道より結構長い階段を下りて、柿田川最上流を眺められる位置につながっています。
【富士山など上流に振った雪や雨が地下水となって忽然と湧き出る、大小数十カ所の湧き間を見ることができます。(案内看板より)】
写真は省略しますが、色々スポット紹介の看板も立っているので、眺める景色がどういうものなのか知りながら周るのも楽しいですね。
源流から下流方面を真っすぐ眺められる川というのもほとんどないと思います。貴重な構図であるとともに、大自然感ある眺めとなっています。
写真だと分かり辛いですが、中央右側の砂がボコボコと浮き上がっているところが、源泉である【湧き間】です。温泉みたいなイメージで各所にありました。
上記写真は望遠レンズで撮っていますが、底の砂利などがはっきり見えるくらいに水が澄んでおり、木漏れ日なども美しく反射していますね。
晩秋には鮎の遡上も
第一展望台の右側の眺め。こちらも澄んだ水面に、謎の黒い影がたくさん。こちらは晩秋にだけ見ることができる、鮎(アユ)の遡上の様子です。
望遠レンズで撮ると何が何だか分かりませんが、上の写真は全部アユ!反射した水面の光と交互に映ってガラスアートみたいな絵になっていますね。
こちらはもう少し引きで、これでもアユが少ない辺りと撮ってみました。水面が綺麗すぎてハッキリとした影、宙に浮いているようにも見えました。
時々跳ねている様子や、岸辺にカワセミやキセキレイなど野鳥も見つかるかも!
第二展望台 ブルーホール
少し離れて、こちらも階段を下りた先にある第二展望台。冒頭で触れた、柿田川公園を象徴する青い湧き水【柿田川ブルーホール】がこちらから眺められます。
昔は工場の井戸として利用されていたものだそうで、底に湧き間があります。日の光と砂で神秘的な青色になっているんだとか。
私も実際に目にするまでは、かなり彩度を上げる加工してるんじゃと思っていましたが、こちらはトリミング以外無加工です。目視でこう見えますからね!感動しました!
展望台中央の突き出た部分からは、木の影が映らず空が反射する部分があったりと、見る角度によって眺めも変わってきます。是非色々な角度から!
芝生広場
絶景スポットとしては二つの展望台がメインですが、公園としては他にも見どころやスポット盛りだくさん。中央には大きな芝生広場もあり、憩いの空間になっています。
水と縁結びの神様 貴船神社
第二展望台よりもう少し進んだ辺りにある【貴船神社】京都の貴船神社から分霊された、水と縁結びの神様が祭られています。
参道は『えんむすび通り』と呼ばれ、一角にあるハート型の台座に乗った2色のおむすびに手を触れると、良いご縁があると書かれていました。
湧水広場
数センチほどしか水深が無い浅い川に、跳び歩ける石などが並んだ湧水広場。夏は裸足で水に入って楽しむ子供も多いそう。一角に目の前で観察できる湧き間もあります。
舟付場(湧き間)
こちらも昔使われていた二つの井戸が湧き間として残されたもの。第二展望台と違い青くはありませんが、また別の風情ある景色ですね。
戦国時代に柿田川公園の場所にあったとされる二つの城、泉頭城と戸倉城を船で連絡していた記録から【舟付場】と呼ばれています。
木製八つ橋
公園内は散策路のボードウォークも多いですが、南側は木製の八つ橋と呼ばれる道があり、こちらも豊かな自然の緑に囲われた空気の良いエリアです。
柿田川上流に面した区画もあり、今度は横からの景色を歩きながら眺められました。対岸の船がある建物はなんだったのかな?
ドライブイン柿田川
駐車場はお手頃価格
柿田川公園自体はこの充実の内容でなんと入場料無料!駐車場も町営で、普通車は営業時間内何時間停めていても200円と格安です!
公園の入口区画は【ドライブイン 柿田川湧水の道】として、カフェや食事処・おみやげ処と、公園散策と合わせて立ち寄れるお店が並んでいます。
観光案内所 わくら柿田川
公園を周る前に寄りたい、観光案内所【わくら柿田川】観光マップなど配布の他、水みくじという御神籤・御城印の販売もこちらで行われています。
おみやげ処や飲食店も
駐車場傍には柿田川湧水で作る豆腐の専門店と、地場産品や地元企業の小j品が並ぶお土産処もあり。とうふのアイスなども人気だそうです。
奥には立派なお屋敷のお食事処【かわせみ本館】こちらは団体観光の予約優先で、営業日は限られていますが、店内へ入らずとも風光明媚なお庭は自由に通り抜けられます。
飲める湧水も
飲用可能な湧き水も4か所にスポットがあり、水筒などに汲んでも良し、柄杓で飲んでも良しとのことでした。スッキリ冷たく頭が冴える美味しい水です。
湧水を使った珈琲も
先ほどのお食事処かわせみの、いつでも営業している簡易レストランバージョンと、蔵を改装したドリンクのみのカフェ【茶房 蔵】も人気店。
湧水で淹れたコーヒーもお手頃価格で提供されており、散策後の一服まで満喫できました!ここだけの絶景と、自然豊かな散歩を楽しめる名所です!ぜひお立ち寄り下さい!
施設情報
施設名 | 柿田川公園 |
---|---|
住所 | 〒411-0907 静岡県駿東郡清水町伏見71-7 |
連絡先 | 055-981-8224 |
駐車場 | あり(普通車1回200円/50台) 営業時間8:30~16:30(入庫16時まで) |
アクセス | 三島駅南口4番のりばより 沼津行き 沼商行き 杉沢行き 柿田川循環線いずれか 柿田川湧水公園前バス停下車徒歩1分 |
定休日 | 無休 |
営業時間 | 公園自体はいつでも入れますが 飲食店等は16:30までが多いです |
詳細 | 清水町観光案内所「わくら柿田川」 |
関連記事
☟ドライブイン柿田川内【キッチンかわせみ】☟
『キッチンかわせみ』柿田川の豆腐料理店でおでんと豆乳スムージー! - 静岡市観光&グルメブログ『みなと町でも桜は咲くら』