『松永豆腐店』変わり種も豊富な静岡の人気豆腐専門店！

市内の定番豆腐店で
3種の豆腐食べ比べ！

清水区草薙一里山、御門台駅近くの住宅街にある豆腐の専門店。定番の豆腐もとろける柔らかさから頑固な硬さまで、変わり種も日替りで豊富に！

油揚げや厚揚げと素の豆腐以外の品も揃うほか、豆腐と同じ大豆を使用した納豆など他には無い面白い商品が多く、どれも気になりますね！

今回紹介する草薙の本店の他、瀬名店・小鹿店と市内3店舗展開しており、各店限定メニューや曜日の違うサービスデーもあるみたいです！

御門台駅から南幹線側へ進み、ひとつめの信号を右へ曲がって進んだ住宅街の一角。波に浮かんだがんもどき？と大きなとうふの文字。どちらも特徴的な立体看板です。

駐車場はお店の右側へ進んだ手前と左側へ進んだ奥に2台ずつあります。

開放された引き戸の玄関傍に、横長の豆腐ケース。水の中にパック詰めされた豆腐が並んでいます。奥は工場のようで、様々な作業をされていました。

右側奥には油揚げなど素豆腐以外の商品が並んでいます。

定番の豆腐は5種類。硬さと濃度が異なり、品名の下に★表示で分かりやすく紹介されていました。一番左は日替りで、この日は枝豆とうふです。

日替りは全5種類で、この日の枝豆はまだ想像できる味って感じに、どれも奇抜なラインナップですね。スイーツ感覚でいただけそうなこしあんが気になっています。

油揚げやがんもどきも複数種あり、豆乳やおから・納豆など幅広く揃っています。

せっかくなので色々買ってみました。賞味期限も長くはないので、とりあえず豆腐は3種類。日替りの枝豆・一番硬い頑固一徹・一番柔らかい特撰まつながです。

既に豆腐としての形を保てず、重力に負けているような柔らかビジュアル。容器から取り出す際に崩れないようにするのが大変なくらいでした。

スプーンで簡単に掬え、プリンやゼリーを通り越して溶けかけのソフトクリームくらいの柔らかさですね。舌触りも滅茶苦茶滑らかでとろっとろ！

大豆の甘みがぶわっと口に広がり、味自体もクリーミーな豆乳ジェラートを食べているみたい。濃厚でコク深く、そのままデザート感覚で美味しくいただけます。

塩やめんつゆをかけて食べても甘さが際立ちました！このサイズの濃厚スイーツが200円と考えると最高ですね。豆腐なのですけども。

対極的にマインクラフトのハーフブロックのようなしっかりとした形の『頑固一徹固豆腐』普通の豆腐パックよりもやや大きく、食べ応えと存在感あるビジュアルです。

こちらはスプーンでは掬えず、包丁を入れると綺麗な断面で切れました。写真だけでもよく分かる頑固な固さ。形が綺麗に残るので湯豆腐やすき焼きに良さそうですね。

見た目以上にガッツリな固さ、箸でも切れずゼリーに近い弾力。こちらも大豆の香りは強く、ざらつきはありませんが、少しパサッとしておからを固めたようなイメージ。

しっかり噛み締めて大豆の香りを満喫できます！冷ややっこでも食べられますが、やはり鍋物の具で火を通した方が美味しいかもしれません。

ほんのり緑がかった枝豆とうふ。こちらは特選ほどトロトロな柔らかさでも、頑固一徹ほど固くもない、定番な絹ごし程度にバランスの良い一品。

スプーンで掬えますがやや崩れた感じになるのも平均的な豆腐の固さですね。一口目はあまり枝豆の香りはしませんでしたが、続けて食べるとふわっと広がってきます。

特撰がトロトロなら、こちらはドロッと重みがあり、ずんだ味の豆乳プリンって感じでそのまま美味しくいただけますね。

大豆自体もしっかり香り、思いのほか癖は無く、こちらもスイーツ感覚な逸品でした！

豆腐丸ごと揚げた『一丁揚げ』所謂厚揚げの切っていないバージョンですね。容器から取り出すと香ばしい油の香りが漂います。

枝豆とうふより少し硬めながら、見た目よりは柔らかい印象。こちらも大豆の甘みを感じ、そこに油の香ばしさが混ざり、塩気は無いですが仄かなしょっぱさのような風味。

麺つゆを付けて食べたり、煮込んだり焼いたり、様々な料理の具材として活用できそうな逸品でした。

大粒で量も多い1パックだけの納豆。流石に店舗で作っている訳では無く、豆腐と同じ大豆を原料に作られた伊豆の納豆を『松永納豆』として売っているみたいです。

タレは甘さがほぼなく、大豆自体の香りと甘みが際立つ仕上がり。納豆特有の臭みが薄く、粘り気のある煮豆のような感覚ですね。粒はしっかり固さがあります。

粒が大きいのでご飯に乗せてもかきこむようには食べられませんが、しっかり粒を味わいながらおかずにできる、繊細な和食感ある納豆でした。

同じ豆腐でも固さや濃さで味わいは全然違うことがはっきり分かる内容でしたね。他の日替りも含め、私も全制覇目指したいです。ぜひお試し下さい！

みなと町でも桜は咲くら静岡市