『宮様まんぢう本舗潮屋』興津の老舗和菓子店で献上銘菓の小饅頭！ - 静岡市観光＆グルメブログ『みなと町でも桜は咲くら』

伝統ある興津の和菓子店で
麹の風味豊かな小饅頭！

清水区興津本町、明治30年（1897年）創業の老舗和菓子店。あんこのふるさとと呼ばれる興津の中でも代表的に知られる名店です。

銘菓『宮様まんぢう』は、興津へ静養に来ていた宮様＝幼少期の大正天皇へ、創業当時から販売していた酒饅頭を子供でも食べられるよう酒分を抜き小さくして献上した品。

その饅頭を宮様が気に入ったことで、宮様まんぢうを名乗ることを許され、【献上銘菓】として100年以上愛され続けています。

興津駅前を通る国道1号線・旧東海道沿い、宮様が宿泊された当時の要人別荘・水口屋などの史跡も残る、東海道五十三次・興津宿時代からの名残ある町並です。

潮屋さんは興津駅から徒歩7分程、宮様まんぢうの看板が目印。現在の店舗は2021年にリノベーションされており、外観にレトロさは感じません。

駐車場は店舗の右隣に2台分ありました。

壁の藤と金の色使いが和お洒落な雰囲気。歴史を感じる大きなケースには、昔の写真やかつて使われていた金型などが展示されていたりと、ゆっくり見学したくなりますね。

宮様まんぢうは箱詰めの25個入りから111個入りまで。1人でもパクパクつまめてしまうサイズではありますが、日持ちは長くないので今回は一番少ないのにしました。

他にも定番の和菓子や、潮屋さんオリジナルの名前が付いた品。あんみつなども並ぶそうで気になっていましたが、この日はありませんでしたね。

お煎餅や砂糖菓子など、店内各所に商品が並びラインナップ豊富です。

こちらは自社製造では無いみたいですが、スーパーなどでは見かけない個性豊かなお菓子が並んでいました。この他にポップコーンなども棚にありましたね。

店内と同じ藤の花カラーのお洒落な包装で、パッケージも夕焼けの富士山のような宿場町らしいデザイン。片側から開けられる簡易的な紙箱です。

箱を開けた瞬間ふわ～っと甘いお酒の香り。指でつまめるミニサイズを、小饅頭系定番なビニールで段を作った並べ方。下段に15個・上段に10個並んでいました。

柔らかい生地は冷たいのに肉まんのようにふっくらとした印象で、しっとり柔らか。口に入れた瞬間麹の甘酒のような香りがふわわ～っと広がり風味豊かです。

アルコール分は無いので勿論子供でも食べられますよ。

生地は薄めでこしあんたっぷり！粘度があって思いのほか重めの質感ですが、サイズがサイズなので飽きずにパクパクと。

甘さ自体もさっぱり、あんこのふるさとだけはある自然で繊細なあんの味わいが、また麹の風味と相性抜群ですね！100年続く献上銘菓、ぜひお試し下さい！