『珈琲屋夢畫（むが）』土日限定！葵区の老舗自家焙煎カフェ！ - 静岡市観光＆グルメブログ『みなと町でも桜は咲くら』

豆の種類豊富な穴場カフェで
伝統のブレンド珈琲！

葵区池ヶ谷、1976年創業の自家焙煎珈琲豆販売店＆カフェ。土・日曜日のみ営業。古時計や雑貨に囲まれた店内で、豊富な豆から選んでコーヒーを楽しめます。

十数年前まで静岡駅前で営業していたそうですが、現在は中心街から離れた立地の静かな穴場店。メニューはほぼコーヒーのみで、軽食はトーストとケーキが少し揃います。

店内も10席のみ。伝統のブレンドをいただきに立ち寄ってみました！

駿府城公園より北上し、静清バイパスの下と麻機街道を越えた山沿いの小さな建物。先日紹介させていただいた『＆パン十色』さんも同じ通りのすぐ近くです。

近くの交差点も車通りは多くなく、裏は山で前も少し離れてアパートが並ぶ立地なので、とても閑静なエリアのお店となっています。

駐車場は店の隣に1台、店前から右へ50m程進んで右手にある、広い駐車場内に2台分スペースがあります。今回はPULCLEで来ました。

古いカメラ・絵画にこけしまで、幅広い雑貨が店内中に飾られた個性ある雰囲気。カウンター2席・4人掛けテーブル2つの全10席のみ。マスター1人で運営されています。

雑貨以外にはたくさんの古時計が店内各所に設置され、複数聞こえる秒針のカチカチ音。ピアノジャズのBGMも流れていますが、不思議と互いを邪魔しません。

ブレンド2種＋ストロング版、8種のストレート豆。市内では飲めるお店も少ないゲイシャやモカ・マタリもあり、コーヒー好きを満足させるラインナップですね。

基本は注文を受けてから煎ってハンドドリップ。エスプレッソマシンでのラテ系や、アイスのフロートなども。コーヒー以外のドリンクはココアのみあります。

裏面は豆販売のメニュー、それぞれ簡単な味わいメモ付き。100g・200gでの量り売りで、200gは100円ずつお得になっているのもありがたいです。

軽食はケーキセットとあんバタートーストのみ。こちらは常にある訳では無いそう。コーヒーもメインメニュー以外の限定品がポップで並んでいました。

今回は伝統の夢畫ブレンド。ブレンドは2種類あり、こちらはヨーロピアン。アラビカ種のみをブレンドし、それぞれの豆を3種の焙煎温度に分けこだわっているそうです。

明るめな色味で熱々過ぎない温度で提供。シナモン入りでサックリ甘い、小さなチョコクッキー付きでした。

一口目は酸味を強めに感じましたが、奥から香ばしさと苦みもマイルドながら芯のある風味で通り抜け、後味はフルーティーな甘さもあってスッキリ爽やか。

口に含んでふんわり広がる仕上がりながら、香りのキレはよく、コクもあるけどあっさり飲める、まさにバランスの良い味わいです。

コーヒー好きな方は安定感ある何度でも飲みたくなる味に感じ、普段はあまり飲まない方にも美味しさが伝わりやすい、そんな一杯だと思います。ぜひお試し下さい！