食べ放題より食べ過ぎる!
ガッツリレトロ焼肉店!
清水区三保、世界遺産・三保の松原近くの老舗焼肉店。煙モクモクなレトロな店内で、おばちゃんがひたすら肉を焼いて私は食べるだけ、そんな肉のテーマパーク。
2名からの予約限定・2000円~4000円までのコースで提供しており、厚切り牛タン・ご飯の進む牛豚カルビとホルモン、ナムルやキムチも付いて〆のビビンバまで盛り沢山!
とにかく効率重視でおばちゃんが肉を焼き続けてくれる為、ゆったり寛ぐというよりは全力で肉を貪り喰らうお店。お手頃価格で大満足な肉食を楽しめます!
店舗紹介
三宝園:雰囲気
三保街道を真崎方面へ進み、鐘庵本店を越えた次の交差点を右折。御穗神社への直線沿いにあるレトロな外観のお店です。店舗右奥に8台分ほど駐車場があります。
窓や家具を含め、年季を感じる味のある古さの店内。カウンター5席と4人掛け座敷テーブル2つ。2階にもテーブル席があるそうです。
昔ながらの焼肉店らしいロースター。炭焼きではないですが火が飛び出す高火力!この業務用焼肉ロースター(パロマ PY1)はもう製造されていないレアものだそうですよ。
三宝園:メニュー
ランチ無し・夕方17時からのほぼ予約限定。人気店なので埋まってる日が多いですが、遅い時間帯なら当日電話でも入れる場合もあります。
メニューは2名以上のコースのみ。2022年1月現在の価格は、
牛&豚カルビ・ホルモン(牛タンなし):2000円
牛タン・牛&豚カルビ・ホルモン:2500円
牛タン(大盛)・牛&豚カルビ・ホルモン:3000円
牛タン(大盛)・牛&豚カルビ・ホルモン・上ロース:4000円
となっています。量で決まっていて食べ放題ではないので、4人で来て1人分4000円+3人3000円みたいな組み合わせで上ロース味見しても良いよとのこと。
4000円以上も金額によってコースを作ってもらえるそうで、好きなお肉の追加やお替りも可能とのこと。おばちゃんにご相談ください。
食べ放題より食べすぎる3000円コース
前菜も逸品揃い
濃い味でご飯やお酒が進む定番三種のナムルに、甘さと酸味が癖になるカクテキと白菜のキムチ。たっぷりありますが肉が入らなくなるので少しずつつまんでいきます。
三宝園さんはとにかく肉がメイン。焼き野菜もありますが、各1枚ずつくらいの内容です。野菜→肉→野菜なんて甘い焼肉ではないので、お口直しのウーロン茶などは必須。
ドリンク・スナックもちこみ自由
お得ポイントのひとつ、三宝園さんは飲み物の持ち込みが自由です!
瓶ビールのみ取り扱ってるそうですが、それにもかかわらず缶ビールも持ち込んで良いとのこと。焼肉呑みでネックな酒代の節約になりますね。
大学生の大人数グループは一升瓶やビール籠で持ってきていました。他にも三宝園で扱ってないもの(サンチュ、スナック菓子など)は持ち込み可能とのこと。
ご飯の量にご注意を
ごはんもセットに含まれ、こちらはお代わり自由。普通盛りで頼むと丼ぶりいっぱいサイズで来ますので、お茶碗サイズなら小盛で頼んだ方が良いです。
私は頼みませんでしたが生卵も無料で注文可能、卵かけごはんに肉を入れて掻き込むのが学生に人気の食べ方なのだとか。
卵とわかめの中華スープもお代わり可能。お肉の合間に飲むと温まりますが、結構お腹に溜まるので自然と後回しになってしまいました。
マシンガン焼肉スタート
ロースターいっぱいな厚切り牛タン
前菜をつまんでいるうちに肉の準備が完了したようで、メインの牛タンが皿いっぱい登場!並んでいる写真を撮ろうとカメラを構える間もなくどんどんロースターへ。
牛タンは焼き時間に特にこだわりがあるそうで、絶対にお客が焼くことはできません。おばちゃんの独壇場、高火力で一気に焼き上げていくメインアトラクションですね。
牛タンを焼く際が一番モクモクと煙が発生し、一瞬部屋が真っ白になるほどでした。おばちゃん曰く『これは仕方ない、牛タンの醍醐味』とのこと。
火が通った牛タンをハサミで食べやすくカット。塩味が付いてるので、そのままか皿に残ったニンニク塩で食べてねとアドバイス。タレを付けようとすると怒られます。
コリコリしたタンならではの弾力を残しつつも霜降り肉のような口溶け!
食感はしっかりしているので舌の上でとろけることはありませんが、噛みしめると驚くほど柔らかく、旨味がジュワァ~と口内いっぱいに広がっていきました。
大きく切り分けたステーキを豪快に頬張るような満足感。一番最初に提供されますが、これが一番のメインなのは間違いないです!
たっぷり柔らか牛カルビ
国産黒毛和牛の厚切りカルビ。先ほどの牛タンに近い厚さがあり、焼肉というよりカットステーキですね。サシもバランスよく入って生の状態でもう美味しそう。
混んでいる際は牛タンのみおばちゃんタイムで後はお好きに~の場合もあったのですが、今回は遅めの利用で私のグループだけだったので最後まで焼き続けてくれました。
野菜を乗せるのもおばちゃんのタイミング次第、私は食べ続けるだけです。
焼くほどに肉の香りが強くなり、こちらも舌の上でとろける柔らかさ!1枚でご飯1杯いけちゃいそうな程の旨味が口いっぱいに広がります。
肉肉しい噛み応えのある部分と霜降りのように溶ける部分があり、たくさん食べても飽きない美味しさ。甘みとピリッとコチュジャンの効いたタレがよく合います。
豚カルビ&ホルモンも次々と
量的には牛タン > 牛カルビ > 豚カルビ > ホルモンになっており、牛カルビを食べ終えて結構お腹に溜まった状態でも、まだいける...!と言ったバランス感。
豚カルビも大きめなので焼きあがったらハサミでカット。
脂身とのバランスが良く、牛カルビにも負けない柔らかさ。肉脂の旨味を感じつつもさっぱりした口当たりで、このタイミングでもパクパクいけちゃいます。
漬けタレの味が濃い目なので、追加でタレを付けない方があっさり食べやすいかも。
ベテランの技でコロコロっと焼き上げた、抜群な香ばしさのホルモン。よく噛みしめて食べるので肉の旨味が口の中に広がり続ける逸品です。
他より量は少なめで数枚ずつでしたが、美味しさの存在感は負けてませんね!
〆のビビンバまでガッツリ
肉を全部焼き終えると『早く食べないと残りはビビンバ行きだからね』と肉の回収を急かされ、ある程度落ち着いたタイミングで大きなボウルが登場。
最後まで何故か焼かなかったキャベツ・残ったご飯・ナムル・キムチ・ロースターに残った肉を放り込み、コチュジャンを加えて匠の技術で混ぜていきます。
お腹いっぱいのはずなのに、ついつい食べてしまう美味しさ。というか大盛ご飯完食した後なのに、普通盛り分追加で食べてしまうのは危険すぎます。焼肉の魔力かな...。
スポーツ学生の胃で挑め
一杯ずつよそって食べてる間にボウルを回収してどこかへ行ってしまったおばちゃん。戻ってくると何故かご飯とナムルが追加されています。どういうことなの...?
『もう一杯いける?残念、じゃあお土産ね』と大きなパックにビビンバを詰めてくださいました。これだけで4人の1食分はあるのですけども...!
おばちゃんの勢いも含めてとにかくお腹いっぱいになる焼肉店。これだけの量を食べて35分ほどしか経ってなかったのが恐ろしいですね。
自分で肉を育てたい派は絶対無理なアトラクション感と、お店の雰囲気を含めて人を選ぶのは間違いないですが、値段も味も最高なので是非一度お試しいただきたいです!
店舗情報
店名 | 三宝園 |
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住所 | 〒424-0901 静岡市清水区三保1027 |
連絡先 | 054-334-7605(予約用) |
駐車場 | あり |
定休日 | 水曜日 |
営業時間 | 17:00~22:00 |
詳細 | 食べログ |