見て周るだけでも楽しい
静岡の駄菓子屋文化を体験できる店!
駿河区丸子、『駿府の工房 匠宿』に隣接する、元甘味処の建物を活用して2023年3月25日にオープンした、駄菓子・静岡おでん・レトロゲームが並ぶ商店。
静岡の駄菓子屋文化を伝える要素が揃った空間で、売り物以外にも昭和レトロな雑貨も多数。スマートボールなど、ゲームの点数で駄菓子の割引も!
静岡おでんはしっかり煮込まれた味染みな逸品が揃っており、出汁粉をたっぷりかけて、最後は瓶に串を入れる、静岡らしいスタイルも含めて楽しめます!
店舗紹介
吾作商店:雰囲気
匠宿のメインエリアから、川を挟んだ西側の通り沿いにある一軒家。飛び出し坊やとおでんの看板等が目印です。
ここは数年前まで『和菓子茶処 吾作』という甘味処でした。店名は駄菓子屋に受け継がれ、名物だったきんつばを、すぐ傍の『ときや』さんが伝統を継いで提供しています。
玄関側からズラッと並ぶ駄菓子!レイアウト含めて昔ながらの駄菓子屋っぽい感じ!売り物の駄菓子以外にも、レトロなおもちゃや雑貨などが飾られています。
おでん鍋は表に出さず、カウンター内を厨房の形にしておりそちらにありました。
イートインは4人掛けテーブル2つ。静岡おでんの他にも軽食がいくつかあり、駄菓子やアイスなども含めこちらでいただけます。
壁にずらっと貼りだされているのは、ビックリマンチョコのコレクションですね。
玄関すぐ右側に小部屋があり、こちらはレトロゲームコーナー。スマートボールやコインを弾くゲームなど、私も東京観光の際にお台場?で遊んだことあって懐かしいです。
得点によって駄菓子の割引サービスや景品がゲットできるものもあります。
吾作商店:メニュー
おでんは1本120円で12種類、この他に日替りのネタがある日も。牛すじは他より高価な場合が多いので、均一価格だとつい優先して食べたくなっちゃいますね。
静岡おでんはおかずにもなるので、ごはんセットで定食にするのもおすすめ。静岡らしいわさびご飯もありました!
カウンター奥のメニューで撮り忘れましたが、この他にも『たこさんウインナー』や『本日の小鉢』など、ちょっとしたおかずもあるみたいです。
私が小さい頃と変わらないラインナップ+見たことのない今風な品も含め、様々な駄菓子が並んでいました。棚は左右にありかなり種類豊富ですよ!
冷凍庫には静岡の手作りアイスの店・飯塚製菓さんの品も並んでいました。
瓶ジュースもあえて古いデザイン?で提供されています。右から3番目のコーラ瓶は飲んだことありますが、他は実物で見るのは初めてでしたね。
吾作商店の静岡おでん
今回はおやつに立ち寄っておでんをいただきました!牛すじとガツ(豚モツ)、刺し方が面白いなると、半身でも大きな大根!どの品も出汁の色が濃く染みてますね。
既にかけた写真でしたが、出汁粉(おでんの粉)は卓上にあるのでお好みで。これこそが静岡おでんならでは要素なので是非たっぷりかけてもらいたいですが。
味噌は静岡おでんというより清水や山間部のおでんあるあるで、【本物の静岡おでんとは】議論で割と派閥が分かれる要素なのですが、
丸子もオクシズの入口なので山間部おでんのエリアと言えますからね。
味染みだいこん
中までしっかり出汁が染みた大根。大きいので箸でカットしていただきます。ジュワっと舌に溶け、濃い出汁の香りとおでんの大根ならではの瑞々しさが口いっぱいに!
大根自体は強い香りが無いので、練り物や肉系と比べて出汁の香りが分かりやすいですね。振りかけた出汁粉でWの風味豊かな味わいを楽しめます!
そのままでも出汁は染みていますが、味噌をかけても濃くなりすぎずこちらも美味しく。甘めな仕上がりで、白米が欲しくなるおかずらしい味わいですね。
なるとは珍しいスタイル
なるとは店舗によってぶつ切りだったり横にスライスされていたり個性が出るネタなのですが、小さくカットして団子のようにしたこれは初めて見る形ですね。
一口ずつ食べやすく、もちもち&しっとりな食感で、噛むごとに染みこんだ出汁の香りと、練り物ならではの魚の香り・甘みが相性抜群に広がる逸品です!
静岡おでんと言えば肉串
牛すじは通常、他のネタより1.5倍ほど高かったり倍する店も少なくない為、均一価格と言われるとつい沢山食べたくなってしまうなど庶民性が出ますね笑。
安いとそれなりのサイズな場合もあるあるなのですが、吾作さんの牛すじは見た目からしっかり大きく食べ応えあり!
トロっととろける部分・プリコリっと弾力部分・肉らしいスジを煮込んで柔らかくした部分と、食感の変化が楽しい仕上がり。
静岡おでんは出汁のベースが牛すじなので、味は合わない訳がなく、旨味たっぷりの肉の風味を噛みしめて楽しめます!
ガツもおでんの具としては珍しいそうですね。静岡おでんでは定番というか、牛すじは出汁用で具として入れない店も多く、その場合の肉串が高確率でガツになります。
臭みは全くなく、それでいてホルモン系特有の癖が味わい深い仕上がり。コリっと弾力強めで、こちらもしっかり噛んで満喫しました!
駄菓子とおでんを一緒に楽しむ、静岡らしい駄菓子屋文化を体験できる新店舗。匠宿の体験の後にも是非お立ち寄りください!
店舗情報
店名 | 吾作商店 |
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住所 | 〒421-0103 静岡市駿河区丸子2989-3 |
連絡先 | 下記Instagram |
駐車場 | あり(匠宿無料駐車場あり) |
アクセス | 静鉄バス 中部国道線 吐月峰駿府匠宿入口バス停より徒歩5分 |
定休日 | 月曜日 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
詳細 | 公式Instagram @gosaku.dagashi.oden |