貴重な生原画が沢山!
さくら先生のすべてを網羅した作品展!
清水が舞台の漫画・ちびまる子ちゃんの作者として知られる【さくらももこ先生】の生原画・生原稿や製作資料他、様々な関連の品を展示する大型企画展!
全国各地で巡回開催しており静岡市は3ヶ所目ではありますが、2023年6月17日~8月28日まで、静岡駅北口すぐの『静岡市美術館』にて開催中です!
じっくり見ていたらいつの間にか2時間半も滞在してしまいました。展示の殆どは撮影禁止なので写真は少な目ですが、魅力をレポさせていただきます!
イベント紹介
静岡市美術館にて開催
静岡駅北口徒歩3分、駅前から見える写真中央の高いビル・葵タワーの3階が静岡市美術館です。駅コンコースの階段を下りた地下道から直通で行けます。
地下道から連なるエスカレーターから行きがちですが、葵タワー1階のエレベーターにもまるちゃんとコジコジの装飾があるのでお見逃しなく。
白一色のお洒落なエントランス。さくらももこ展のタペストリーや、いつもの『静岡市はいいねぇ』もあります。
エントランスホールの一角には見覚えある等身大まるちゃん。おそらく『ちびまる子ちゃんランド』に展示されていたものと同じですが、ランドには今居ないのかな?
来場予約がおすすめです
今回私は前売り券を購入の上、オンラインチケットの時間指定予約で行きました。平日10時の予約で、オープン時は50名ほどの入場でしたね。
時間指定予約については公式サイトを参照下さい☟
基本的に入場は支払い済みの時間指定予約の方が優先になるので、早い時間で混んでいる際は当日券の方は後回しになってしまいます。
ただしオンラインチケットの場合はスマホ提示だけになる為、チケット半券が手に入らないなど、ファン的にはデメリットもあるので難しいところですね。
観覧料は一般1,300円 / 大高生・70歳以上 900円 / 中学生以下は無料です!時間指定予約をしても前売り料金にはなりません。
展示はほぼ撮影禁止
展示場はテーマによって7つのエリアに区切られています。2章と終章の一部以外は撮影禁止です。フォトスポットも動画・フラッシュの使用はNGなのでご注意を。
展示に関してはさくら先生の生原画中心に、原稿用紙に書かれたエッセイの元原稿、アニメの指示資料、様々な雑誌に寄稿した作品など、貴重な品が盛りだくさん!
7章で巡るさくら先生の作品
序章『さくらももこができるまで』
さくら先生のエッセイなどから抜粋の形で、小さい頃から漫画家デビューするまでのさくら先生についてが紹介されています。小学生時代の絵日記や卒業文集も。
割とワルなことしてたんだなと思った卒業文集がたまちゃんの方で思わず突っ込みたくなりました。よく読んでみてください。
第1章『ももことちびまる子ちゃん』
ちびまる子ちゃんの生原画中心に、クラスメイトの代表回と合わせてプロフィールなども紹介されていました。花輪くんの武術エピソードが好きですね。
コミックの表紙絵や扉絵は、シールや貼り絵・透明な板を重ねてアート的に作成されたものなど、複製ではないさくら先生が実際に作った本物が沢山展示されています。
イラストにこだわらない表現の広さが本当にアーティスティックで、コミックでは分からなかった質感の厚みなども眺められて、とても貴重な作品揃いです。
第2章『ももこのエッセイ』
『もものかんづめ』に収録されている『奇跡の水虫治療』の全文原稿(半分生原稿で一部コピー)をはじめ、各エッセイ本からセレクトされた原稿が展示されています。
その中の一部ですが撮影OKになっていました。こちらは小学生時代のエピソード、つまりちびまる子ちゃんの原作ともいえるエッセイ『あのころ』三部作。
上に大きくエッセイ原稿のコピーがあり、その下に実際のエッセイ本のページと、ちびまる子ちゃんでそのネタに触れた回のコピーが展示され比較できるようになってます。
2章は他にも見どころ抜群で、ラジカセが置かれオールナイトニッポンで話すさくら先生の肉声(TARAKOさんのまるちゃんにそっくり)が流れていたり、
私は初めて見たマガジンハウスへ寄稿の『ももこのいきもの図鑑』など、レアなイラスト作品も。作詞を担当したアニメの主題歌などもここで触れられています。
内容が多すぎてじっくり見てるとここまでで1時間半近くかかりました。
第3章『ももこのまいにち』
さくら先生の出産エピソード、それを経て母になってからの作品集や、息子さんとのエピソード・合作の絵本など、日常の愉快な光景が垣間見える展示です。
こちらもちびまる子ちゃんとコジコジ中心にしか追って無かった私には初めて見る作品が多く、展示は一部抜粋なので全作しっかり読みたくなりましたね。
劇場版ちびまる子ちゃんや、新聞に掲載された4コマちびまる子ちゃん、静岡市とのコラボ作品などもこの章で紹介されていました。
第4章『ももこのナンセンス・ワールド』
ちびまる子ちゃんで漏れ出ていた部分は片鱗に過ぎなかったと思えるような、奇妙な作品の数々。その代表『神のちから』シリーズの紹介です。
正にナンセンスジャンルで、子供は理解できず大人は周りの目を確認しながら読みたくなるような、そんな疾走感を覚える作品の生原稿展示です。
第5章『ももことコジコジ』
コジコジは1991年に初めてさくら先生がデザインし、実際に連載されたのは1994年12月からとちびまる子ちゃんのレギュラー連載終期からの作品だそうです。
こちらはシンプルにコジコジ生原稿が沢山展示されており、初めて読んだ方もその数ページだけで笑えるようなエピソードが詰まっています。私も読み返したくなりました。
終章『アトリエより』
仕事部屋で使かっていた鉛筆やマグカップ、愛用の品々とネタ帳やなどの展示、2015年に描かれ、さくらももこ展で初公開となった不思議な表情の『少女の絵』など。
かつての先生を身近に感じる、ノスタルジックな内容も含め余韻に浸れます。
出口の前には額に入った小さなまるちゃんメインの作品がズラリと並んでおり、こちらは撮影OKです。そのままステッカーで欲しい可愛い作品揃いでした。
最終的に滞在時間は二時間半弱。お客さんが少ない時間帯に入れれば、もう少しスムーズに周れるかもしれませんが、じっくり見たくなる展示なのでそれくらいを目安に。
平日限定の先着特典も
平日各日先着50名様限定とやや敷居は高いですが、さくら先生の著書(エッセイ・コミック さくらももこと書かれていればなんでもOK)を提示で限定グッズプレゼント!
下の部分がクリアになった、各章を代表するイラストのしおりです。この中から1枚ではなく、4枚がくっついた台紙付きのセットで貰えます。
初日はほぼ全員持ち込んでおり10時入場で速攻売り切れ。オンライン予約のページの埋まり具合を見て、少ない日を狙っても良いかもしれません。
※こちらは6月~7月のみとのこと。8月は平日でもありませんのでご注意を。
オリジナルグッズも豊富に
ミュージアムショップもさくら先生のグッズ一色に。著書などを除いては、既製グッズではなく全てさくらももこ展限定商品でした!
気軽に買えるキーチャームなどもあり、品数がとにかく多くて迷っちゃいますね。公式サイトに全グッズの情報が乗っているので、事前にご確認下さい☟
さくらももこ展の公式図録もありました。展示されていた原稿が全て収録されており、400ページを超える、読み応えアリ・コレクション的にも素晴らしい1冊です。
半券サービスもあります
半券の提示で葵タワー内・周辺ホテルなどの飲食店の割引サービスも!また、清水のちびまる子ちゃんランドも、割引+ノベルティが貰える回遊特典があるそうです。
深いファンでは無くても、ちびまる子ちゃんを見たことさえあれば、さくらももこワールドに更にハマれること間違いなしな展覧会です。是非!
会場情報
会場 | 静岡市美術館 |
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住所 | 〒420-0852 静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3F |
連絡先 | 054-273-1515 |
駐車場 | なし |
アクセス | 静岡駅北口より徒歩3分 |
開催期間 | 2023年6月17日(土)~8月23日(水) |
休館日 | 月曜日(7月17日・8月14日は開館)7月18日(火)も休館 |
開場時間 | 10:00~19:00(最終入場18:30) |
詳細 | 公式サイト |