静岡市観光&グルメブログ『みなと町でも桜は咲くら』

静岡県静岡市のグルメブログです!ランチやカフェを中心に食べ歩きレポ毎日更新中!学生さんでも気軽にできるお店とガッツリ系も!観光やイベント情報もたまに紹介します!

『由比本陣公園』東海道の歴史と芸術の観光エリアレポ【静岡市清水区】

広告

広告

由比は桜えびだけじゃない!
歴史観光スポットを周ってみた!

水区由比、東海道五十三次の宿場町の名残が多く点在する静岡市の中でも、特に観光向けに歴史要素を売りにしている町です。

今回はその中心と言える由比本陣公園に遊びに行ってみました。テーマパークのような規模ではありませんが、周辺含め様々な見どころがあるスポットになっています。

市民の方も休日にぶらっと周れる、歴史と芸術の観光エリアを紹介します!

由比本陣公園

本陣跡の門

に広い芝生の庭が見える、歴史スポットらしい趣あるレトロな門。本陣とは、参勤交代で江戸へ向かう途中の大名とその家来が休息する為の施設の事です。

当時使われていた建物が残っている訳ではありませんが、当時の由比本陣についての展示や、その他由比の歴史にまつわる施設を再現した建物を内包しています。

由比駅前の道を真っすぐ進んだ場所にあり、アクセス的には分かりやすいのですが、市営のバスは通っておらず、徒歩だと25分程とややキツいです。

曜日によって数本ある自主運行バスがタイミング合えばおススメですね。後述の【ゆいばす】をご確認下さい。

芝生広場

芝生広場

門の先は広い芝生広場。由比本陣公園は中央の広場を囲う形で施設が並んでいます。スポーツができる程の空間ではないですが、憩いの場として開放されています。

堀に住む亀

順番が前後しましたが、門の外の小さなお堀にはたくさんの亀が住んでおり、由比本陣のお祭りなどに合わせ、芝生広場で亀レースが行われることもあるそうです!

東海道由比宿交流館

東海道由比宿交流館

場へ進んですぐ右側にある三角の建物は『東海道由比宿交流館』観光案内・イベント展示・カフェが併設された、総合インフォメーションって感じの施設ですね。

館内

正面にインフォメーションがあり、左側が展示やイベントスペース。

右手前に和カフェ・陽だまりがあります。グルメブログなので利用したい所でしたが、16時まででこの日は残念ながら営業終了。

珈琲や紅茶などカフェドリンクの他、あんみつやぜんざい、軽食は焼きそばとおむすびなど、甘味処な品揃えでした。

東海道広重美術館

東海道広重美術館

場を真っすぐ進んだ先に『東海道広重美術館』東海道五十三次で知られる浮世絵師・歌川広重の作品展示や、浮世絵についての展示が並ぶ有料の博物館です。

館内は撮影禁止の為写真で紹介できませんが、作品展示のほかには浮世絵の作り方について、道具や作業の1行程ずつ並んだ展示など細かく解説されています。

浮世絵自体を教科書の写真でしか見たことなかったので、作品のサイズが思いのほか小さく、絵葉書みたいなものが多い点に驚いてしまいましたね。

グラデーションなど、絵師・派閥によって異なる表現の方法についてなど、興味深い内容が揃ってました。メインの展示よりイベント展示の方が作品数は多かったですね。

【広重美術館・入館料】

一般 520円 / 大学生・高校生310円 / 中学生・小学生 130円 

※市内在住の中学生までは無料。団体割引・ジョイブ割引あります。

公式サイトはこちら→ 静岡市東海道広重美術館

由比本陣記念館『御幸亭』

由比本陣記念館『御幸亭』

重美術館の左側、庭園の先にあるレトロな建物は『由比本陣記念館・御幸亭』明治天皇が三度訪れ休憩されたと記録されている、本陣の離れ座敷を再現した建物。

伝統的な和風建築

館内は有料で見学可能。当時の伝統的な和風建築が再現されており、建物自体が不思議と落ち着く雰囲気の空間になっていますね。

茶室もあります

一番奥にある伝統的な茶室・結仁斎も、現代ではなかなか見ることのない貴重な姿。入口が低くなってるので頭上注意です。

御幸亭の2つの庭園

南側は鯉の泳ぐ大きな池

幸亭の玄関側、コイが泳ぐ池のある日本庭園は『松榧園(しょうひえん)』

徳川家康お手植えの松があったと伝えられており、現在その松自体は残っていないそうですが、二代目?子孫にあたる松が保存されているとのこと。

馬を止めていた立派な榧の木もあったそうで、松と榧から『松榧園』と、幕末の三舟が一人・山岡鉄舟が命名したそうです。

北側は小堀遠州作

北側の庭園は江戸初期の大名茶人・小堀遠州作の回遊式庭園。庭園を歩きはしませんでしたが、廊下から眺めるだけでも美しい景色です。

庭を眺める椅子

庭を眺める廊下には椅子も設置されており、こちらでお茶をいただくことができます。入館料とセットになっており、一通り回った後でスタッフさんが勧めて下さいました。

お茶のサービスも

温かく落ち着く美味しい静岡茶です。10名以上の団体予約の場合は、茶室で抹茶体験もできるとのことでした!

【御幸亭・入館料】

煎茶サービス付き 大人 150円 / 小・中学生 50円

※ジョイブ共通割引券使用で無料です。

周辺にも見どころ沢山

正雪紺屋

正雪紺屋

陣公園の目の前にあるお店は、江戸時代前期の軍学者・由井正雪(ゆい しょうせつ)の生家と言われている、400年以上続く染物屋『正雪紺屋』です。

館内

今も染物屋として営業しており、由比正雪についての解説がある訳ではありませんが、歴史を感じる染物用の道具(写真は藍瓶)なども飾られています。

可愛い染め物がずらり

販売されている染物は手ぬぐいなど中心に、可愛いデザインの品が揃っていました。ちょっとしたお土産や記念にお立ち寄り下さい。

お土産に松風堂

松風堂

陣公園のすぐ近くにある松風堂は、桜えびサブレ&正雪もなかというこのエリアならではのお土産が揃う和菓子店。お値段も安価なのでこちらも軽いお土産にどうぞ!

↓松風堂のレポはこちら↓

『松風堂』由比本陣傍の菓子店で桜えびサブレと正雪もなか! - 静岡市観光&グルメブログ『みなと町でも桜は咲くら』

通り沿いに様々な史跡

中には入れませんが

の他にも由比本陣公園前の通り沿いには様々な歴史を感じるスポットが並んでいます。多くは私有地で中には入れませんが、独特な建物自体を眺めて回れます。

以前は『和紙と錦織の館』『由比宿おもしろ宿場館』など体験型の施設が他にもありましたが、数年前に閉館されてしまいましたね。

登録有形文化財に指定されている清水銀行の西洋建築

こちらは国の登録有形文化財に指定されている古い清水銀行の建物。大正時代に創建された当初は別の銀行だったそうです。当時の西洋建築の姿が残されています。

9時から15時までの短めの営業で間に合いませんでしたが、現在も『清水銀行 本町特別出張所』として営業しているそうです。

お土産や地物は桜えび館も

ゆい桜えび館

り道の為本陣公園からは徒歩8分ほどかかりますが、食堂やお土産売り場が併設した、由比の桜えび中心に販売している施設『ゆい桜えび館』もおススメです。

由比らしい商品や、桜えび関連の品が沢山並んでいます。こちらもお土産に是非!

由比本陣公園アクセス情報

施設名 由比本陣公園
住所 〒421-3103 静岡市清水区由比297-1
連絡先 054-375-5166
駐車場 あり
アクセス JR由比駅より徒歩22分
定休日 月曜日
営業時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
詳細 公式サイト

タイミングが合えばゆいばすで

ゆいばす

比・蒲原間には常に運行する民間バスなどの移動手段がなく、交通機関利用の場合は最寄りがJR駅になります。ただし1時間1本ほどの自主運行バス【ゆいばす】もアリ。

平日のみ運行・曜日によってコースや停まるバス停が変わりますが、歩いて行くよりは絶対楽なのでこちらもご検討ください。