スッキリ甘く香り高い
春夏限定の玄米茶わらび餅!
葵区大岩、駅からは離れた住宅街の一角にある、1945年創業の老舗和菓子店。扉の無い玄関のレトロな店内、入ってすぐのテーブルに様々な和菓子が並びます。
添加物・保存料不使用、昔ながらの製法で作られた、見た目は定番ながら世代を超えて愛される逸品を一点から購入可能です。
今回のお目当て【玄米茶のわらび餅】は、静岡市で2023年4月27日に開催された将棋の名人戦第2局初日にて、藤井聡太さんが選び召し上がられました!
店舗紹介
大国屋製菓舗:雰囲気
可愛いイラストのタペストリーと扉の無い玄関が目印。古民家の土間をそのまま利用した印象の店内です。入ってすぐ正面のテーブルに和菓子がズラリと並びます。
この店舗自体は半世紀以上の歴史ある~という訳では無いそうで、三代目になってから駐車スペースだったところを改装して現在の販売スタイルを始めたとのこと。
静岡浅間神社の東側を北上した、葵区大岩の住宅街の一角。同町は徳川家康公が人質時代を過ごした『臨済寺』があることでも知られていますね。
最寄り駅の新静岡駅からでも徒歩で30分以上はかかるので、バスかレンタサイクルがおすすめです。店の右20mほど先の駐車場内に、2台分専用駐車スペースがあります。
大国屋製菓舗:メニュー
どら焼き・桜餅・栗まんじゅうなど定番の和菓子から、割と提供店が限られる"すあま"や、大福はムラサキ芋や胡桃と具に個性がありますね。
一番人気は揚げまんじゅう。みたらし団子もよく出て午前中には売り切れるそう。
他には静岡定番の丸いよもぎきんつばも人気だそうですが、そちらは冬限定で2月までの販売とのことでした。飯塚製菓さんのアイスなども販売されています。
お目当ての『玄米茶のわらび餅』は冷蔵ケースの中にありました。普通のわらび餅もあり、パンに塗るあんこなどオリジナル商品も色々並んでいますね。
玄米茶のわらび餅は例年なら夏限定の品だそうですが、2023年はおやつコンテストに出品したのもあり、4月中旬現在で既に販売開始しています。
商品は店先のタペストリーと同じデザインの可愛い紙袋で提供。そのままお土産に持っていくのにも良さそうです。
大国屋の和スイーツ
玄米茶のわらび餅
綺麗な緑色の三角にカットされたわらび餅がたっぷり。きなこは入っておらず、粒感が強いあんこが添えられていました。
購入時は透明なパックに入っていますが、持ち運びながら他の店舗も回っている間に中のあんこなどでぐちゃっとなってしまったので、家で器に移し替えて撮っています。
静岡茶発祥の地である足久保のティーワークスさんより仕入れた玄米茶を使用。ベースのわらび餅も、安倍川の伏流水である大岩の湧水『竹千代の水』にこだわっています。
一口目からぶわっと茶の味わい。静岡茶の濃厚で芳醇な香りと、玄米茶特有の香ばしい穀物感が、わらび餅の状態でもしっかり感じられます。
ぷるぷるでちゅるんと舌に溶け、竹千代の水だからこそなのか、すごく軽い口当たりでしみじみ自然に広がっていく甘さが最高でした。
ねっとりやモチモチと言った餅感が強いタイプではなく、葛ゼリーや水餅に近い食感で、爽やかにいただける夏にピッタリの逸品です!
粒感強めなあんこもしっかり甘くねっとりしており、合わせて食べるとかなり甘々に。冷茶と一緒にいただくと更に美味しそうですね。
一番人気の揚げまんじゅう
市内の和菓子店ではよく見るタイプの揚げまんじゅう。私は初めて食べた揚げまんじゅうが浅草タイプだったので、この形は初めて見た際逆に新鮮でしたね。
一口大のお店が多い中、大国屋さんはギリギリ一口では無理かな~といった丸々したサイズになっています。
厚めの生地は、外側がカリザクっとスナックのような食感。内側の白い部分もサクサクしていますがしっとり感もある絶妙な仕上がり。
中のこしあんは濃厚ながら甘すぎず、コクを感じます。生地に油の香ばしさと塩気があるので、くどくならずにいただけますね。お茶請け・おやつにピッタリ!
わらび餅も揚げまんじゅうも、定番ながらさっぱり絶妙な甘さを楽しめる、素材へのこだわりと歴史を感じる逸品でした。是非お試し下さい!
店舗情報
店名 | 大国屋製菓舗 |
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住所 | 〒420-0886 静岡市葵区大岩2丁目3-8 |
連絡先 | 054-245-2448 |
駐車場 | 2台あり |
アクセス | 静鉄バス 大浜麻機線 記念碑前バス停より徒歩2分 |
定休日 | 日曜日 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
詳細 | 公式Instagram |